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宇城空手が実証する「できる自分」と「できない自分」が存在するパラレルワールド ― 小林信也 道塾見学記 ―

  • 22 時間前
  • 読了時間: 5分

更新日:5 時間前


宇城先生は冒頭で〈パラレルワールド〉に関するナレーションを紹介してくださった。

パラレルワールドとは、私たちが生きている世界と別の世界が同時並行的に存在しているという説。かつてはSF的な扱いだったが、量子物理学の発展によって、パラレルワールドの実在が理論的に証明されたとの認識が高まっている。


頭で想像すると、「もう一人の自分が、いま別の時空で違う行動をしている」と認めるのは難しい。だが、宇城先生は何を言わんとしておられるのか……。ふと気づいたのは、今回も目の前で次々に展開される宇城先生の気による実証、この光景こそがパラレルワールドの理論によく合致している、ということだった。


塾生たちは道塾でパラレルワールドを体験している。つまり、“できない自分”と“できる自分”が同じ道塾の会場に“同時に存在”している。誰もが宇城先生の助力によって、〈二人の自分〉が同時に実在する現実を体感しているではないか。

宇城先生は、自在に扱う〈気〉の実践によって、量子物理学者たちが理論的に構築してきたパラレルワールドを鮮やかに顕在化させ、私たちに目撃させ、体験させてくださっている。

 

“できる自分”と“できない自分”、どちらで毎日を生きたいか? 考えるまでもない。

ところが愚かなことに、私はほぼすべての時間を“できない自分”で過ごしている。「だって、宇城先生に気を入れてもらった時にしか“できる自分”になれない」、それは何故か。


宇城先生が言われた。

「テーブルの上に右手を載せてごらん。指を軽く立ててテーブルに触れるだけでいい」

テーブルに指を立てた右腕を、隣の人に持ち上げてもらう。指は簡単にテーブルを離れ、腕は持ち上がってしまう。がんばっても無駄な抵抗だ。

「今度はほら」

と宇城先生に言われ、再び指を立てると、隣の人が力を込めて持ち上げても腕は持ち上がらない。こちらはがんばったわけじゃなく、力で抵抗もしていない。ただ平然と、あるがままでいるだけなのに、他者に動じない自分に変わっている。


「違い、わかる?」


先生に訊かれて自問するが、簡単に持ち上げられた時の自分(できない自分)と、持ち上げられない自分(できる自分)の違いは、自分でまったくわからない。


つまり外面の変化は自覚できるが、先に身体の内面で起きている変化は自覚できない。それは、

「意識する時間と無意識時間の差にあり、無意識時間領域にある細胞が活発に生きている時の自分と、細胞の活動が鈍い時の身体の状態の違いを自分で感じることができないからだ」

と宇城先生は言われた。自分の内面の変化を自分でまったく自覚できない鈍感さに呆然とする。


頭で考えても答えはない。頭に訊いても意味がない。それなのに、物心ついた頃からずっと四六時中“考えること”ばかりを繰り返してきた。人間本来の潜在能力の開発を破壊する作業を日々繰り返してきたようなものだ。その結果、“できる自分”に変身させてもらっても、結果の違いや現象でしかそれを認識できない。細胞の活性化は体感できない人間に成り下がっている。

 

根本的に変えなければ明日はない。そう感じた。いままで自分が当たり前にしてきた日常。例えば、目の前で何かが起きる、自分に課題が降りかかる、当たり前のように、頭で対策を考え、最善と思われる方法を実行する。そういう頭の思考回路、頭脳の命令で動く行動の手順そのものが無意味で、人生をできない方向に引きずりおろす元凶ではないか。

 

どうすればいいのか? 四六時中、“できる自分”で過ごす。頭で考えない、心で行動する……?

「パソコンを例にとっても、熟練した人ほど脳を使わない。初心者ほど脳を使っている」

宇城先生の言葉が、具体的な手がかりだと感じた。


私は、宇城先生のご指導を受けるようになってから、文章を書くとき、ほとんど考えないようになった。頭で文章を捻り出そうとしていたそれ以前とは明らかに違う。まだ入口にすぎないが、それでもその違いは身体で感じている。生活全般にその回路を広げられないだろうか。

考えるまでもなく、“できる自分”になって過ごす手がかりは、すでに多くを宇城先生から学んでいる。胸のライトを照らす。ゴミがあったら拾う、調和・融合……。わかっていながら、言い訳を探し、面倒くさがっている自分がいる。愚の骨頂だ。

いつもパラレルワールドの“できる自分”で生きる道筋はもう何年も前から宇城先生から明快に示され、体感させてもらっている。要は、やるか、やらないか。実践のないところに変化も成長もない。

 

パラレルワールドの考えは理論的には量子力学論であるが、実証されていない。宇城先生はそれを先に実証されている。

「そういう実証とパラレルワールドの理論を照らし合わせると、高い次元を求められる世界(分野)は、受験勉強をがんばって東大に入った人とか、努力したというだけでは到達できない次元であり、既に人間には、その次元にいける、すなわち“努力しないでできる人”にしか、無から有を生む世界はないんです」


アメリカがイランを爆撃し、新たな戦争が起こった。日本も巻き込まれる懸念が案じられている。自民党が先の衆議院選挙で大量の議席を獲得し、独裁的な政治が行われる恐れも否定できない。この状況で私たちは心をどう据え、どう生きたらいいのか。


宇城先生は明確に仰った。

「世の中の仕組みは変わらんからな、理論のパラレルワールド、そして気の実証はそれを証明している。つまり、新しいものを作るしかない」


“できる自分”に変化すること。その生き方でしか無から有は生めない。


小林信也 


(2026.3.17受講)



[写真 講義での実践例より]


両足を2人に押さえられる。自力では閉じることができないが・・・・

宇城先生に気を通されると、簡単に足を閉じることができる

「できない自分」から「できる自分」への変化は一瞬だ


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