空手書決定版2冊の発刊にあたって この度、私が約20年前に書いた空手書『武道の原点』『武術空手の知と実践』『武術空手への道』の3冊を、新たに編集し、「決定版」として1冊にまとめたいとの依頼が、どう出版からあり、追加、推敲の上、これら3冊のそれぞれの要点を重ね合わせ、さらなる深さへの追求をしたものとして『武術...
『宇城憲治が自在にする「気」とは何か』発刊に寄せて 新型コロナウイルスによる感染が中国の武漢から始まって今や全世界に流行し、WHOは遂にパンデミック宣言をしました。新型コロナウイルスは感染による死亡も伴っています。それだけではなく感染防止のために国の往来を禁止、あるいは自粛を促しました。そのことは一方で物流のストップや消費の...
これでいいはない 私は技術者時代、メーカーからの要望に対し事故想定の独自のプログラムを組んで、過剰ではないかと言われるくらいの検証をしてきました。 商品開発における技術では、100%完成と思ってもまだ十分ではありません。それはこれまでの技術開発の経験から数多く体験してきたことでもあります。1...
これでいいはない 私は技術者時代、メーカーからの要望に対し事故想定の独自のプログラムを組んで、過剰ではないかと言われるくらいの検証をしてきました。 商品開発における技術では、100%完成と思ってもまだ十分ではありません。それはこれまでの技術開発の経験から数多く体験してきたことでもあります。1...
どの視点でものを見るか たとえば、「水は(1)から(2)に流れる」という問いがあったとします。たいていの人は(1)(2)の答えに「(上)から(下)に流れる」と書きます。しかしこれは本当でしょうか。 次の絵を見てもらえればわかりますが、上から下といっても、自分がどこにいるかによって、その表現は異なり...
どの視点でものを見るか たとえば、「水は(1)から(2)に流れる」という問いがあったとします。たいていの人は(1)(2)の答えに「(上)から(下)に流れる」と書きます。しかしこれは本当でしょうか。 次の絵を見てもらえればわかりますが、上から下といっても、自分がどこにいるかによって、その表現は異なり...
時代背景に見る人間の生きざまと言葉の重み ―「負けは死を意味する」― 先日あるフィギュアスケートのオリンピックメダリストが、試合に負けた際の感想として「負けは死も同然」といったコメントをして話題になりましたが、「負けは死を意味する」という言葉は、本来は生死をかけた実践が要求された時代に生み出された言葉です。 身近なところでは幕末や江戸時代の頃...
時代背景に見る人間の生きざまと言葉の重み ―「負けは死を意味する」― 先日あるフィギュアスケートのオリンピックメダリストが、試合に負けた際の感想として「負けは死も同然」といったコメントをして話題になりましたが、「負けは死を意味する」という言葉は、本来は生死をかけた実践が要求された時代に生み出された言葉です。 身近なところでは幕末や江戸時代の頃...
民 信なくば立たず 「民信なくば立たず」という言葉があります。これは中国の言葉(論語)で、政治や社会というのは民衆の信頼がなければ成り立たないという意味で使われています。今、日本では国のトップが盛んにこの言葉を引用していますが、言っていることとやっていることがあまりに異なっているのではないかと...
民 信なくば立たず 「民信なくば立たず」という言葉があります。これは中国の言葉(論語)で、政治や社会というのは民衆の信頼がなければ成り立たないという意味で使われています。今、日本では国のトップが盛んにこの言葉を引用していますが、言っていることとやっていることがあまりに異なっているのではないかと...