2026年1月 京都実践講演会 開催レポート
- chiba
- 22 時間前
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2026年1月17日(日)、ハートピア京都にて京都実践講演会が開催されました。
午前中に同会場で行なわれた関西教師塾の講義を受け、午後に開催するこの一般向け講演会は、教育のあるべき姿を宇城塾長が「やってみせる」という、まさに実践の場でありました。

参加者80人のうち、高校生以下の学生が40人、そのうち多くが教師塾で学ぶ教員の教え子で、野球をはじめとした運動部所属の子どもたち。何が始まるのだろうという期待と校外活動へのワクワク感が見て取れました。
冒頭、宇城塾長がこれまで指導してきたプロスポーツ選手や世界大会で活躍する選手の動画が放映され、宇城塾長の指導で結果を出していく選手たちの姿に、一気に集中していきました。
ホワイトボードには
「なぜ、私たちは進展しながら、自滅に向かうのか」という問いと、
「勝つ」という観点から見た、スポーツと武術の違いが書かれました。
スポーツの語源は「スポルト(遊び)」であり、気分転換が本来の目的であったこと、一方武術は戦えばどちらかが命を落とすもの、よって「戦わずして勝つ」境地まで高めることが必須であると、塾長は説きました。
そのことを深く理解するために、私たちがいかに「顕在意識」に重きを置き、「潜在意識」の大切さに気づかずにいるかを、実践検証で体験していきました。
●複数との腕相撲(気の実証)
筋力では、4人を相手の腕相撲などあり得えません。しかも4人は「ワン、ツー、スリー!」の掛け声で一気に実践者の腕を押してきます。
しかし、塾長が気で潜在意識に働きかけると、4人の押す手は止まり、実践者は腕相撲に勝つことができました。
【動画】複数との腕相撲
人間のすべての原点(思考・行動)は、99%が潜在意識に支配されていると言います。たった1%の顕在意識ではなく、潜在意識を活かすことができれば、誰でもこのような力を発揮できるのです。
では、この潜在意識(潜在力)を発揮させるものは何か。
続いて塾長は、それをひもとく実践を行ないました。
●寄り添う心がエネルギーを生む(触れずに倒す)
腕相撲に構える大勢を、触れずに倒す実践。
潜在意識が優位の幼い子どもは、塾長がやってみせるだけで同じことができます。
しかし、中学生はすでに顕在意識が優位となっており、倒すことはできません。
そこで塾長は中学生に、「お腹の痛い人」に「大丈夫ですか」と寄り添う行動を促しました。
中学生が寄り添った後に同じことをすると、今度は倒すことができました。
【動画】潜在力を発揮する幼児と、「寄り添い」で潜在力を発揮させる中学生
●正しい所作、挨拶で強くなる
子どもたちが二手に分かれ、黒帯を引き合います。
力は両者同等でつり合っていますが、片方は礼をし、もう片方は「よっしゃ!」と気合を入れます。
すると必ず、礼をしたほうが勝ちます。
【動画】礼と気合で、強さが変わる
姿勢を正し、所作や挨拶をすることで力を発揮できることを、参加者は学んでいきました。
●身体は知っている
続いて、頭や理屈でごまかしても、身体はごまかせないことを実感する検証です。
「1+1は?」という問いに答えて腕を上げ、相手に押さえてもらいます。
正解を言った時は腕は強く、間違った答えを言った時は腕は弱くなります。
「1+1は?」に「2」と答えて、腕を上げる
上から押さえられても強い

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「1+1は?」に「5」などと間違った答を言い、腕を上げる
上から押さえられると弱い

全員がペアを組み、実践する

このように身体の変化を感じ取る検証では、丁寧に真剣に取り組むことが大切ですが、ここで、いいかげんに行なう中学生がいました。
宇城塾長は見逃さず、すかさず厳しく注意します。
「ここは学校ではない。学ぶ気がないなら帰っていい」
「人生をだめにするぞ」
真正面からの叱責に、まともに返事もできず不満顔になる中学生――
しかし、この子はこの後、たいへんな変化を遂げることになるのです。
●「やってみせる」実践指導
この中学生が柔道をやっていると知った塾長は、縦一列のスクラムをつくらせ、中学生に一列を押すように言いました。しかし当然、列はびくともしません。
「うんともすんともやろう。でも自分の中心をつくったら簡単。それ(中心)は横着をしていたら分からない」
塾長は一列を簡単に投げ、先ほどの態度を叱った意味を実践で示していきました。
【動画】一列のスクラムを「中心」をつくり、押し崩す
先ほどとはうって変わって、素直に返事をする中学生。
この変化に、会場の教員、大人は目をみはりました。
「言葉ではなく行動で」
「やってみせる」
塾長が常々おっしゃる、指導のあり方が実践で示されたのです。
●素直であるということ
今回は、一人のプロ野球選手(投手)の参加がありました。
休憩時間、この選手への実践指導が始まりました。
塾長がこの選手の中心を正すと、離れたところに並んだ一列がシャドウピッチングに影響されゆらぎます。
これを自力で行なうために、塾長は「宇城呼吸法」を指導。
選手はすぐに、シャドウピッチングで一列に影響を与えられるように変化しました。
塾長がほんのわずかに、選手の中心を修正する

▼
一列に向かいシャドウピッチングをすると・・・・・

▼
一列はゆらぎ、後ろへと

宇城式呼吸法を指導
ゆっくりと数回行なう

▼
シャドウピッチングを行なうと・・・・

▼
塾長に中心を直してもらった時と同じように、一列は揺らぎ、後ろへ

塾長の指導を謙虚に真剣に聞き、変化する選手の様子に、子どもたちは釘付けです。
大人の態度を見て学び取る、子どもたちの姿がありました。
●身体に気を通す ― 宇城式呼吸法 ―
プロ野球選手の変化を受けて、参加者全員で宇城式呼吸法を行ないました。
変化を検証するために、腕を掴んだ相手を投げます。
腕を掴む相手を投げようとするが、びくともしない

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宇城式呼吸法を行なう

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掴まれた腕を下に動かすと・・・・・

▼
相手は簡単に崩れてしまった

気が通ることで身体がこのように変化することを、参加者は体験していきました。
●知の入口を身体にする ― スクラム倒し ―
宇城塾長の各セミナーで恒例となっている「スクラム倒し」。
筋力や意識が優位な大人にはできないが、欲がなく無意識が優位な子どもにはできる、という検証です。今回も何人もの子どもと大人が体験しました。
毎回参加している現在4歳の子ども。
スクラム倒しが始まり、塾長に呼ばれると躊躇なくスクラムを倒しに出てきます。
通常、大人ががっちり組むスクラムを幼い子どもが倒しに行こうとするなど考えられませんが、この子にとっては「当たり前」です。
【動画】スクラムを倒す(子どもにできて、大人にできない)
「“知の入口を身体にする”。
自転車に1回乗れたら一生乗れるのと同じです。
こうして何回もやっていたら身について当たり前になる」
「だんだん“力”を覚えるとできにくくなり、ますます力んで、
できないのが当たり前になってていく。それが皆さん」
人間が発揮するべきは「力」でなく「エネルギー」であるということを示すと同時に、ものごとを言葉や理屈で覚えることへの警鐘となる検証となりました。
●気による検証
他にも様々な気による検証を体験しました。
気により、重さが変化することを体験
おんぶした相手が、塾長の気により重くなったり軽くなったりする

気エネルギーの注入で、とんでもない力を発揮することを体験
真ん中の1人を大勢でがっちりと押さえ込む
真ん中の人は少しも動けず、声も出せない

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塾長が真ん中の人の足指に、気エネルギーを注入すると・・・・・

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真ん中の人は一気に跳ね起き・・・・

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押さえ込んでいた人全員を弾き飛ばした

人間には驚くほどのエネルギーが秘められている。
その発揮を妨げているものは何か、発揮するために必要なことは何かを、身体で納得していく時間となりました。
終了後、会場外で宇城塾長を囲む中学生たちの姿がありました。
「今日学んだことを実践していきます!」
指導への感謝と、自分たちは変わっていくという宣言を塾長に伝えるためでした。
厳しく叱られた中学生も、別人のような笑顔で「また来ます」と帰っていきました。
わずか3時間の指導で、子どもたちの人生が変わりました。
以下に参加者の感想を一部紹介します。
午前中に行なわれた教師塾のレポート・感想も参考にしてください。
[ 2026年 第1回関西教師塾開催レポート]
参加者の感想
●兵庫 4歳 女子
おとなのひとたちを、おしたのが おもしろかった。
●兵庫 会社員 30代 女性
中高生の参加が多く、宇城先生が指導をされると、生徒さんの表情や姿勢が変わっていくことが印象的でした。
大人はスクラムを押しても倒れませんが、困っている人に寄り添うことで倒せるようになるということ、人間の力とは、寄り添うことで発揮されることを、とても分かりやすく、改めて感じさせていただきました。
娘にとっては、何度も参加させていただくなかで、子どもの自分が大人のスクラムを押せることは当然のようになってきているようです。子どもが大きくなっても、今の力を失わないために、親としてどのようにするとよいかを考えさせられました。宇城先生が示されるように、寄り添うことや、礼をすることで強くなる。日常のなかで、寄り添うとは、礼を尽くすとはどういうことかと、自分に問うて、変わっていかなければならないと感じさせられました。
●和歌山 小学生 11歳 女子
大人にでなくて子どもにできることについて、よく知ることができました。特に大人たちを子どもたちが押すというところで、よりそったり、赤ちゃんをつれていたら大人にもできると知ってびっくりしました。
頭をぼうの中にいれる体験で、すごいスピードがあるのに、棒が動かなくてすごかったです。
大人になっても気が通っているようになりたいなぁと思いました。
●山口 小学生 12歳 女子
今回もご指導ありがとうございました。
先生が気を通された時は、まわり全体がしゅんじに変わるなと感じました。
●山口 小学生 9歳 男子
今回もごしどうありがとうございました。
やっぱり気はすごいなと思いました。
●京都 中学生 14歳 男子
今日の講演会で、自分の能力をもっと上げようとするには相手の話をしっかり聞き、素直に受け止めることが大切だと分かりました。
●京都 中学生 12歳 男子
今日はいろんなことを教えてもらいました。
あいさつは大切だと思った。人をたすけたらいいこととかがあるのも知った。今日の話を聞けてよかったです。今日から、今日習ったことを活かしていきたい。ありがとうございました。
●京都 中学生 13歳 男子
講演は、すごくふしぎだなと思いました。
すなおさが大切と分かりました。
自分だけと思うのではなく、いろんな人と協力することが大切だと分かりました。そうすると、力を発揮できると分かりました。
●京都 中学生 13歳 男子
今回の講演会で一番最初に感じたことは「なんで!?」です。例えば、中学生、大人はたくさんの人が肩を組んでいるところを押しても押せないが、赤ちゃんや小さい子はかんたんに押せてしまうなど、すごかったです。
そしてこれからも、いつも先生が言っている素直、宇城先生も言っていた素直を意識して行動していこうと思いました。
●京都 中学生 12歳 男子
体の使い方や呼吸法の仕方など、いろいろな事を学びました。とくに呼吸法に関してはバッターボックスに入るさいなどに体重をのせるためにもする事にした。いろいろな事を聞いたので、野球以外でも活かしたい。
●京都 中学生 13歳 男子
宇城先生にいろんなことを教えてもらいました。あいさつや呼吸の事、さまざまな事が知れて本当に良かったです。
ありえないということが、宇城先生は簡単になしとげていて、本当にすごかったです。
今日はありがとうございました。
●京都 中学生 14歳 男子
宇城先生の講演を聞いて、すなおにすごいという言葉がういてきました。あいさつや聞く態度で気をはなち、力ではなく、気で人は変わるのだなと実感しました。実践していて気があるというのも感じました。
きちょうな話を聞かせていただき、ありがとうございました。
●奈良 中学生 14歳 男子
人はだれかをいたわる気持ちを持っていたら、本来の力を出すことができると分かりました。
教えていただいた呼吸法をこれからもやっていこうと思います。
これからも人を思いやることをを心がけようと思いました。
本日はありがとうございました。
●奈良 中学生 14歳 男子
人は、力だけで動かせない、「おす!」と言っても気合いだけでは人を倒せないから、人をスルーすることではなく、気にかける人間性が大事。そうすると何人もの人を倒せる。
人間はすなおさが大切であることを学ばせてもらった。
他にはくわしく体の使い方や人間性などのことをたくさん学ばせてもらった。
これからも今日学んだことを部活や生活に生かしていきたいと思いました。本日はありがとうございました。
●奈良 中学生 14歳 男子
僕は今回を入れて3回ほど参加させていただいたのですが、今回学んだものは新しい呼吸法や相手への思いやる姿勢をとることにより強くなるということです。
新しい呼吸法では自然に空気が中に入ってくる感じがして、ふしぎな気分になりました。本日はありがとうございました。
●京都 中学生 14歳 男子
本日は色々お教えいただきありがとうございます。
「人が困っていたらよりそってあげる」「礼をする時は丁寧におじぎする」など、日常の中でできることをすれば本来の力を発揮できるということが分かりました。
そして最後のピッチングでは教えていただいた通りに投げたら自分の中でスムーズに投げれました。
改めて、本日は教えていただきありがとうございました。
●京都 会社員 28歳 男性
自分で「おかしい」と思って勉強するのが本当の勉強・学問というお言葉がたいへん自分に響きました。また、「知の入口を体にする」というお言葉も心がけて、自分で考え、自分で気づき、自分で能動的に勉強していこうと思いました。ありがとうございました。
●奈良 教員 30代 男性
本日は貴重なお時間をありがとうございました。
言葉1つ、実践で子どもの姿がみるみる変わっていく様子を拝見し、教師、大人はこうあるべきだと強く感じました。これからも自分自身精進していきたいと思います。ありがとうございました。
●和歌山 会社員 40代 男性
すごいエネルギーをいただきました。どんどん変わる子どもたちに接して、自分も変わりたい、成長したいという気持ちになりました。
参加させていただき、本当によかったです。
●京都 教員
子どもたちのパワーに驚かされました。
今後も謙虚に奢らず生きていきたいと感じました。
●京都 公務員 40代 男性
今回、知り合いの縁で5回目の参加をさせていただきました。
先生からご指摘を受けた時に、日々の生活を振り返り、もう一度、見直すきっかけとなりました。
次の機会もぜひ、参加させていただきます。
●滋賀 公務員 40代 男性
感動しました。
皆で呼吸していた時の波動は、初めての感覚でした。
ありがとうございました。
●奈良 教員 60代 男性
今日参加の中学生の皆さんのほとんどが、素直に参加されている姿が良かったです。しかし、その中で初めは“斜に構えていた”1人の中学生が宇城先生の指導に依り、如実に変わっていく姿が印象深かったです。
有り難うございました。
●大阪府 技術営業(情報通信) 40代 男性
自分で体感できたことが多く、とても価値ある体験になりました。
具体的には、呼吸法を実践した後に相手の人の重さが明らかに変化したのは驚きました(全く持ち上がらない)
呼吸法の時に手ではなく肘を動かす意識を学べたのも収穫でした。
他にも呼吸法をしても言葉を変えるだけで逆に弱くなる事も体験できました。
宇城先生のお話をお聞きして、日常の自分の言動が自分自身に大きな影響を与えている可能性があることに気付けました。
中学生同士の綱引きで、礼をするだけで変化する事を目の当たりにしました。
礼儀であったり、人に寄り添うことは、道徳・倫理として大事なのではなく、直接自分自身のエネルギーに関係するんだという事も納得できました。
「謙虚さ素直さが大事」
「競争に勝とうとするより、自分の中心をしっかり持てれば片手間で勝てるようになる」
などの宇城先生の言葉も印象に残っています。
ペアで検証させて頂いた参加者の方、検証を手伝ったくださった道塾の方、講習会の参加を勧めてくださった道塾の方にも感謝しています。
●大阪 大学職員 60代 男性
年に2回の京都での実践講演会に参加させていただき、改めて宇城先生の優しさの中の厳しさ、厳しさの中での優しさを感じました。
ある中学生への指導の中で「ここは学校とは違う」という意味の深さを感じた人が果たして何名いただろう。
今の学校や家庭において「真剣さ」を教える場がなくなっており、「自分さえ」という自分中心の子どもたちが増えてきていると同時に、間違った姿勢、態度を放置している世の中の現実に危機感を感じました。
そんな中、宇城先生の愛情深い厳しさ、優しさに触れ、中学生がどんどん変化していくのが分かった。
まさに教育とは、自身が気づき・変わるところに本質がある。
それは大人(親)、教師の姿、生き様がそのまま子どもに映るということでもあります。
言葉で伝えるのではなく、真剣さが伝播すると子どもはどんどん変化していくのを目の当たりにしました。
まさに子どもの無限のエネルギーを感じ、瞬時に変化していくのを実感した。
途中からは積極的に前に出てきて、言われたことに対して「はい」と返事をするようになり、帰る時には参加者の方々にも自ら挨拶をしていたのが印象的だった。
このように変わるのは、元々あった素直な自分に宇城先生が気づかせ、戻していただいたのだと改めて感じた。
幼い女の子が、簡単に大人のスクラムを倒した何とも言えない場の空気には圧倒された。
自然体で力みもなく、倒してやろうという欲もない、だから簡単に大人ができないことができてしまう。
そこから場の空気を一変するエネルギーを感じ、まさに「子どもにできて大人にできない」の実証であった。
今回は、プロ野球の投手が参加しておられた。
先生の言われることを真剣に受け止め、その場で実践されている姿に一流の土台が備わった人間性、人間力を感じました。
素直、謙虚、そして受け入れる器が備わった人間は、先生との波動が合い、瞬時に変化していくことに感動した。
そしてそれを近くで見ていた中学生たちも気づけば傍に来てどんどん変化していった。
そして会場全体に波動が広がり温かい雰囲気に包まれました。
子どもの計り知れない可能性を瞬時に引き出される宇城先生の気のエネルギー、その希望の光を大人は決して消してはいけない。
だからこそ大人が勉強し変わっていく必要があると痛感した。
まさに「型が美しく、技は心で」を実感する貴重な時間でもあり、終わった後の参加された方々の曇りひとつない晴れやかな表情に未来への希望を感じることができました。


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