〈親子塾〉 大阪体験講習会が開催されました
- chiba
- 7 時間前
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2025年11月30(日)大阪市淀川区、NLC新御堂会議室にて、〈親子塾〉大阪体験講習会が開催されました。
未就学児を含む多くの子どもたちが参加し、大人は多くのことを学ぶこととなりました。

本講習会を貫くテーマは
「人間の可能性を体験 ⇒ 〈知〉の入口を身体にする」
このテーマに基づく実践を、参加者は幾度も体験していきました。
目の前で起こる「子どもにできて、大人にできない」という事実からあぶり出さる、現在の教育や社会のあり方の課題に対し、宇城塾長は問いかけます。
「なぜ、私たちは進展しながら、自滅に向かうのか」
その答えと、自滅ではなく進展に向かう道筋を、「〈知〉の入口を身体にする」という言葉通り、塾長は多くの実践検証を通して示していきました。
検証例の一部を写真で紹介いたします。
●子どもにできて、大人にできない ―― スクラムを押す
8人ががっちりと組んだスクラムを横から押します。
(左)大人が押しても、スクラムは動かない
(右)子どもが押すと、スクラムは簡単に崩れていく
子どもたちは次々と、スクラムを倒していく
遠巻きに見ていた2歳児が飛び込んできて、自らスクラムを崩した
8ヵ月の赤ちゃん
お母さんが抱っこして押すとスクラムは崩れた
●子どもの能力を妨げるもの
子どもたちが次々とスクラムを崩していく中、塾長から一つも問題提起がありました。
スポーツなどでよく見る場面に、「気合いを入れる」がありますが、
「よっしゃ!」と気合を入れると、スクラムは動かなくなります。
これには会場からどよめきが起きました。
教育現場やスポーツ教室などで行なわれている「当たり前」のことが、
実は子どもの力を奪っていたのです。
しかし、スクラムに対しきちんと立礼をすることで、
子どもはスクラムを押せる力(調和力)を取り戻しました。
この事実は、大人たちに大きな問いを残しました。
●子どもの調和力 ―― 中心を押さえる
子どもたちは教えずとも自然に獲得する力があります。
宇城塾長が大人を投げ、子どもたちに手を触れさせます。
すると、投げられた人は起き上がることが出来なくなります。
これは、子どもが自然と相手の中心を押さえるからだと塾長は言います。

次々と塾長が投げた大人たちを押さえる子どもたち
●伝播する気エネルギー
構えている大人3人を子どもが上から押します。当然びくともしません。
大人を押す子どもから、1列に子どもたちが手をつなぎ、最後の子どもにエネルギーを注入すると、先頭の子どもまでそれが伝播します。
大人3人を押すが、びくともしない
宇城塾長が最後尾の子どもにエネルギーを注入すると・・・・

▼
先頭の子どもの表情が変わり、大人を押し崩す
●力の概念をくつがえす ―― 腕相撲 (1)
「筋力」への問題提起もありました。
まず、宇城塾長は複数との「負けた」状態からの腕相撲を一瞬で勝ってみせました。
「やってみる?」
という言葉に、子どもたちが次々と前に出てきます。
塾長の気エネルギーの下、子どもたちは大人多数との腕相撲に勝っていきます。
●力の概念をくつがえす ―― 腕相撲 (2)触れずに
次に塾長は、椅子を机から離し、遠隔での腕相撲をやってみせました。

「はい、やってみたい人!」
勝手が分かってきた子どもたち。
勢いよく手が上がります。

塾長の指導で、子どもたちは遠隔での腕相撲も体験した
●人間に備わる潜在能力 ―― 「守る」
大人たちにも、自然に発揮する能力があります。
「守る」ちからです。
(左)四つ這いの背中に乗り、腕が上がらないようにする
(右)その下に子どもがもぐり込むと、腕が簡単に上がるようになる
参加者全員が実践。会場のあちこちで歓声があがった
●気エネルギーを感じる体験
ほかにも、数々の気エネルギーを感じる検証が行なわれました。
硬い繊維でできた帯を引っ張りあう
塾長の気エネルギーで帯が伸びたり、縮んだり、回転したりを感じ取る

おんぶした相手が、気エネルギーで急激に重くなったり、軽くなったり
重さが変化することを感じる

3時間という限られた中ですが、参加者たちは子どもが持つ能力を目の当たりにし、さらにそれを潰さず伸ばすためには何が必要かに思いをめぐらせたことと思います。
参加者の感想にも、本講演会での驚きと、新たな気づきがつづられています。
以下に紹介いたします。
参加者の感想
●和歌山 小学5年生 女児
小学5年生でスポーツもしているが、気が通っていてほっとしました。
気をぬかないのと、気をぬくときでは、差が大きくあるなと感じました。
気をぬかない、気がとおっているときは、いたみにもひるまず、いたみも感じないと実際に感じました。大人になったとき、子どものすごさを続けたいと思いました。
●福岡 小学6年生 女児
見ててふしぎでした!
じっさいに体験してみて、「すごいっ」と思いました!
●兵庫 4歳 女児
ひとをたおしたあとに、パンってしたら、もとにもどるのがおもしろかった。
ひとがたおれて、もどれないのもおもしろかった。
●奈良 小学3年生 女児
まほうみたいで、すごかった。大人をたおせてたのしかった。
●奈良 小学3年生 男児
おじいちゃんが、うしろ先生のところへいっていて、よかったなと思いました。
なんかいか来ているけど、4回目なのでなれていましたが、4回目は4回目でむずかしかったです。
●滋賀 IT系職 30代 男性(未就学児と参加)
人として日本人として、息子が自分は生まれてきて良かったのだと思ってくれる人になってほしいと思いました。
今日は自分が子どもに知力ばかりを押し付けてきたと反省した一日でした。子どもがマネしたくなるような実践的な子育てを心がけたいと思います。
●大阪 療育(子ども) 60代 女性
大人になると忘れてしまう大切なことを子どもは知っている。
大人になると目に見えることに惑わされて、目には見えない大いなる存在とつながっていることを忘れてしまう。
子どもを大切に育てるってどういうことか、「育てる」って何を育てなきゃいけないのか、改めて考えさせられました。
私は支援の必要な子どもたちの療育をしているけれど、この「気」をうまく取り入れられる大人になりたいです。
子どもがケガをしたりすると、「まほうの玉」を手で作って手当てをします。子どもは「痛くなくなった」と涙を拭きます。これは小さなことだけど、大切なことですネ。今日はありがとうございました。
●奈良 40代 女性(小学生2人と参加)
昨日は『宇城道塾』体験講習会に参加させていただき、ありがとうございました。
道塾の歴史、日本の政治経済のこと、日本の未来について等、さまざまなお話を拝聴し、大変勉強になりました。
宇城先生が、どのような想いで活動されていらっしゃるのか、子どもたちの未来を本気で考えておられる姿に感動いたしました。
子どもたちをダメにしていってるのは大人…
本当にそうだと思いますし、子どもたちに明るい未来を見せてあげられる大人で居たいと思いました。
実技では、子どもたちが次々に大人のスクラムを倒していくのを見て、最初は何か魔法がかけられたかのように見えたのですが、大人が押しても倒れずに子どもが軽く倒してしまうという現実を目の当たりにし、目が点になるほど驚きでした!
数々の実技と、私も実際に体験して、気の凄さを感じて、まるで別世界にいる様な感じがしました。
年長児の娘の感想を聞くと、「凄かった!!」と言っておりました。
送迎の主人にも、宇城先生のお話を覚えている限り伝えてみますと、著書『武術に学ぶスポーツ進化論』を読んでみたいと申しておりました。
私は、新刊の『子育ての新常識』を希望ですので、発売されましたら一緒にオンラインで購入させていただきます。
本当に貴重な体験をさせていただきまして感謝申し上げます。
ありがとうございました。
●兵庫 会社員 30代 女性(未就学児と参加)
子どもにある調和力を、さまざまな体験を通して存分に感じさせていただきました。人間には、本来このような素晴らしい力があって、それを大人になる過程で失ってしまうということに、この力を失わずに子どもたちが育っていくために、大人として、親としてどのようにしていくとよいかを考えさせられました。
今回は、小さいお子さんの参加も多く、その子どもたちが手をつなぎ、一番後ろの子に先生がエネルギーを注入すると、エネルギーが伝わって先頭の子が大人の列を倒したり押したりしている様子、その体験をしている子どもたちの面白そうな、生き生きとした目が印象に残っています。そのような無意識領域のさらに手前で経験した気のエネルギーは、頭は忘れても身体に残り、何かいざという時に子どもを守るというお話を先生がされ、このような体験をさせていただけたことは、子どもにとり、一生の宝だと思いました。
一方で、このような調和力がある子たちも、現代社会の中ではそれを失ってしまうということ、子どもが一番映すのは親であり、私の日常のあり方、関わり方にとても大きな責任があることを改めて感じさせていただきました。その他の体験も、嬉しそうに楽しそうに子どもたちが参加していて、会場のワクワクした雰囲気に私自身も元気をいただきました。
自分の子どもについては、特に驚いたのは、講演会が終わったあと、すぐに「書き書きはどこで?」と自ら感想文を書こうとしたことです。講演の最後の方は、少し眠いのか、抱っこをされてぼんやりしていたように見えていたのですが、宇城先生の「感想文をぜひ書いてね」というお言葉や、千葉さんの「感想文を書く机や鉛筆がある」という講演後のご連絡も、ちゃんと聞いていたんだと思いました。子どもはちゃんと分かっている、何にでも真剣である、そのことにハッとさせられ、「終わったら疲れているだろうし、早めに帰ったほうがいいかな」等と考えていた自分を反省させられました。
そのように子どもを積極的で真剣にさせてくださる宇城先生のご講義を、改めてありがたいと思いました。
ありがとうございました。
●大阪 40代 女性(小学生と参加)
今日は気のパワーを間近で体験させていただいて、私も子どもも「え、なんで?」と驚きの連続でした。
子どもが持つエネルギーを消さないよう、大人が見守り、しっかり後押ししてあげることが、未来の日本をつくるために大切なことだと教えていただき、とても貴重な時間でした。
新刊の『子育ての「新常識」』を購入し、さらに深めていきたいと思っています。今日はどうもありがとうございました。












































































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