2025年 ポーランド ミエレツ セミナー
- anaoto
- 2025年11月14日
- 読了時間: 11分
2025年10月25-26日の2日間にかけて、ポーランドのミエレツにて宇城館長によるポーランドセミナーが開催された。ポーランドは2024年に続く2度目の開催だが、今回はアンジェイ・ウォルスキ氏の地元、ミエレツで行われ、ポーランド2道場の他、ドイツ、イタリア、ハンガリー、スロヴァキア、アメリカ、日本など総数50名の参加と合わせて、アンジェイの道場から50名以上の子供たちの参加があった。
ヨーロッパセミナーは10年を超える歴史があるが、今回のセミナーの特徴はその注目度の高さだった。両日共、会場となった体育館は大勢の子供たちと2階から見守る保護者たちが集い、それぞれの日に学校長の他、ミエレツ郡知事、ミエレツ市長の訪問、そして地元ラジオ局の取材などがあった。ミエレツはポーランドの旧首都クラコフから車で2時間の距離。そこに日本から館長が訪れるという事で地元の準備と歓迎には並並ならぬものが感じられた。
宇城館長のセミナーのテーマは「人間の可能性を引き出す」。その検証として子供に出来て、大人に出来ないという実証を示し、そこから宇城空手のシステムを使う事によって筋肉から細胞へ、力からエネルギーへどのように転換するのかを示す。なぜ我々は進展しながら自滅に向かうのか?を指し示しつつ、現場の常識や科学の中に存在しないものを実証する事で今の中に未来に対する答えがある事を示した。

子供たちの検証はスクラムから始まったが、特徴的だったのが子供たちの目の輝き。一人目が出来た後に館長が「やりたい人」と尋ねると瞬時に周りの子供たちの手が上がり、それぞれが順番待ちをしながら、館長の一挙一動から目を離さない状態だった。そして館長の周りから離れない。稽古の合間も本を買って館長のサインをもらうなど、学ぶ事に対する素直さは大人とは桁違いであった。また2日目の検証の際は見学していたミエレツ市長も自ら体験したいとの事で実際にスクラムを押して、大人の力ではいかに動かないかを実体験するなど、地元の人々の注目度の高さが感じられた。


その後は各国の大人たちとポーランドの子供たちとに分かれ、子供たちは基本、大人たちはサンチン、三本移動、2日目はパッサイに分解と稽古が行われた。宇城館長は各グループを回りながら、適宜指導した。その中で繰り返されたメッセージは子供たちにはポテンシャルがある、それを指導する大人たちには大きな責任がある、指導する側がそれを自覚して今変化をしなかったら、自ら子供たちの可能性を潰してしまうという事だった。大人は固まっており、既存の延長で質問し学ぼうとするが、既存の延長に宇城空手は存在しないというメッセージも繰り返された。



海外セミナー参加者にとって館長との懇親会も貴重な学びの場である。今回のセミナーはポーランド、ハンガリー、ドイツとそれぞれ通訳がつき、各国の参加者に対して館長のメッセージが可能な限りスムーズに伝わるよう配慮がなされた。宇城館長のセミナーでの指導、懇親会での指導と参加者の一人一人が年に2回しかない貴重な機会を逃さぬよう、注意を払った。


強さより深さを求める。宇城館長のメッセージが参加者の一人一人に伝わり、子供たち、大人たち共にその深さを体験し、真の強さへの気づきが伝わるポーランドセミナーとなった。


感想文

●マイケル・ケーテ ドイツ支部長
セミナーは非常に興味深いものでした。子供たちが参加したので、これまでのセミナーとは全く違っていました。先生が示してくださった細胞の働きや、子供たちがやってみせてくれたことは本当にすばらしかったです。
今後のために必要なたくさんのエネルギーを持ち帰ることができました。私の道場はまだまだ小さいグループで、まだ私は低いレベルですが、今回のセミナーで宇城空手の指導法について、これまで以上に理解できたように思います。今回主催してくれたアンジェたちに感謝するとともに、何より宇城先生と日本のチームがはるばるここまで来てくださったこと、そして先生が今も変わらず私たちにご指導くださることに感謝しています。本当にたくさんのことを学びました。学んだことを持ち帰り、これからも取り組んでまいります。どうもありがとうございました。

●アンジェイ・ヴォルスキ ポーランド準支部
セミナーはすべて予定通りに進行することができたことは良かったです。最も嬉しかったのは、先生が私たちに理解を示してくださり、私たちが自分たちで子供たちの審査をし、育てていくことを許可してくださったことです。先生が示してくださることは、本当に素晴らしいのですが、自分はまだきちんと理解ができていません。これからもできる限り努力していきます。いつ自分がそういう(理解できる)感覚を得られるかはわかりませんが、稽古を続けてまいります。ありがとうございました。

●エルジュビエタ・ヴォラク ポーランド準支部
宇城先生をお迎えして過ごしたこの二日間は、私たちにとりとても刺激的なものでした。新しい経験もできました。先生には心から感謝しています。
セミナーの開催中にいくつかの重要なイベントがありました。初日は、私たちの空手道場で最も若い子供たちのグループが参加しました。50人以上の子供たちという、かなり大きなグループでした。この最年少グループの子供たちの中には、数週間前に空手を始めた子もいれば、数ヶ月前に始めた子もいました。大半は今年の9月から始めた子たちです。
この子供たち、そして最年少の子供たち全員にとって、先生と直接会い、先生から直接空手を教わるという経験は、特に重要で興味深いものでした。先生との出会いは子供たちに大きな刺激をあたえたと思います。最初は、新しい場所、新しい環境に来たことで緊張している子供もいましたが、その後様々な検証が始まると、子供たちは自らすすんで参加していました。 今回のご指導では、子供たちの空手に対する姿勢や、今後の成長に影響を与えてくださり、またより武術を学びたいという気持ちを植え付けてくださったと思います。本を読んだり動画を見て得られる経験よりも、こうしてじきじきに先生に学べることはとても価値があることだと思います。 そういう子供たちの姿を見たからこそ、子供たちにはこれからも当クラブで長年にわたり成長してほしいと願っています。
(クラブからは)とくに空手の稽古に熱心に取り組んでいる子供たちのグループが二日間にわたり参加しました。彼らはクラブでは上級者で、通常の子供クラスには所属していません。この子供たちも強い関心を示しものすごく熱心に学んでいたのがわかります。彼らはいつも満面の笑顔でした。先生が見せたくださったことや、自分たちが実際に経験したことは、彼らにとても大きな影響を与えたと思います。
2日間のセミナーを総括すると、セミナーは成功し、非常に価値のあるものだったと思います。このことが私たちのクラブの発展に良い影響を与えることを願っています。また多くの良い価値観がここで伝えられたことを嬉しく思います。私たちは、先生から与えられたこの機会を無駄にせず、稽古にいかしていくつもりです。
最後に、クラブと子供たちを代表して、先生のご参加と、前向きな価値観を伝えてくださったことに、心より感謝申し上げます。

●エマヌエーレ・アルゼンチーノ イタリア準支部長
まず、今年このイベントを彼らの街で開催してくれたエラとアンジェさんに感謝したいと思います。
このセミナーで宇城先生は私たちの内なる力を活用して変化を起こすことの重要性に焦点を当ててくださいました。この数日間、特に最終日の稽古を通して、私にとって型を練習することで、どのように変化し、自分の内なる力を移すことができるかをよりよく理解できるようになり、非常に重要な意味がありました。
映すとはつまり自分の力を開発し、発展させることです。先生は、この2日間のセミナーは、型の重要性を理解するために非常に重要だったとおっしゃっていました。型の練習は、エネルギー、内なるエネルギーを引き出すためのものであり、そのエネルギーをどのように引き出すかを学ぶためのものでした。
宇城先生の教えが深まれば深まるほど、その道のりが本当に遠いことに気づきます。
自分はまだ稽古を始めたばかりの素人、初心者のように感じるのです。毎回そのように感じます。しかし同時に、自分の中で何かが変化しているのも感じます。 宇城先生、その計り知れない価値のある教えに感謝します。私が調べた限りでは、先生に匹敵する師匠はいません。宇城先生のご自身の素晴らしい能力だけでなく、その素晴らしいご指導にも深く感謝します。ありがとうございました。

●フェレンツ・フリス ハンガリー準支部長
今日は私にとってとても刺激的で興味深い日でした。宇城先生がご自身でおっしゃったように、これまであまり見せていなかったようなことをみせていただけたのは、私たちがそういう話ができるくらいに成長したからだと。そのことをとても嬉しく思いました。
とくに三本組手がとても印象的でした。三本組手のあとは自由組手になっていくと思いますが、型を学び、基本を学び、分解をやり、そのようにしてステップを踏むようにして、三本組手からずっとつないでいって自由組手にまでいくというのは、私たちにとりとても大事なステップだと思います。どうもありがとうございました!
●ベルト・バーリント ハンガリー準支部
すごく楽しかったです。最初は子供たちがたくさんきていて、子供ができて大人ができないことをたくさん教えていただいて、すごく勉強になりました。実証にもはいらせていただいて、気づいたのは、私にはむずかしいのに、こどもにはそんなな簡単にできるということを目の当たりにしてすごく驚きました。こどもも自分ができることに驚いている様子がまた嬉しかったですし、かわいいなと思いました。サンチンの稽古もすごくよくて、たくさん先生に直していただきました。最後には呼吸の稽古をした時に、ものすごく感動して、自分の可能性を体で実感しました。その時に筋肉で押せなかったのですが、呼吸で押せたことにとても感動しました。
●マルコ イタリア準支部
このセミナーを主催してくださった宇城先生に感謝申し上げます。まず、子供たち、特に木刀を練習していた小さな子供たちが、とても真剣で集中していて、それが自然だったのが非常に興味深かったです。私にはこの自然さが欠けていると思います。つまり、私は小さな子供のように自然に振る舞う能力を持っていない。全ての子供たちが練習中に非常に熱心で、常に笑顔を絶やさなかったのに対し、私たち大人は頭で理解することに集中しがちでした。また稽古レベルでも、自分たちが進歩するための小さなヒントをたくさんくださった宇城先生に感謝したいと思います。ありがとうございます。
●インゴ・マリー ドイツ支部
私にとっては、子供たち全員の姿を眺めることが本当に素晴らしいです。彼らができること、そして私たちが目指しているけれど決して到達できないかもしれないもの。それは私たちが歩まねばならない道だと思うので、それを目の当たりにできるのは素晴らしいことです。 また、私たちが取り組んでいる稽古も大好きです。そして体育館にはたくさんのポジティブなエネルギーが満ちていて、それが助けになります。ありがとうございます。今回のセミナーはこれで全てだと思います。非常に特別なものです。特別なだけでなく、エネルギーに満ちていて、そのエネルギーを感じ取れます。先生が何かをされる時、そのエネルギーを感じ取ることができ、私にとっては… 言葉では表現できません。
私たち大人は頭で考えすぎてしまうので、手放してエネルギーを流すことが難しいのです。すこしでも取り除くことができたならと思っています。どうもありがとうございました。
●アニエラ ポーランド準支部
セミナーでたくさん学んだことがありました。私はこれで4回目ですが、今後も参加したいです。毎回本を買っていますが、今回買ったkarate and kiが大事だと思いますので、しっかり読みたいと思います。セミナーで大事なことは直接先生から教えていただけること、だから今後も参加したいです。
私が思うに、先生が私たちに見せたいことは、私たちこどもは潜在能力をもっていて、宇城空手を稽古することで、そのエネルギーが引き出されるということだと思いました。


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