京都実践講演会が開催されました
去る2024年8月25日(日)、京都市にあるハートピア京都にて、宇城憲治塾長による恒例の京都実践講演会が開催されました。午前中には宇城教師塾が開催され、宇城塾長に学ぶ教師24名が参加、続く午後の一般対象の講演会には、関西方面を中心に、大人49名と、幼児から高校生までの学生が18名、合計67名が参加し、一人ひとりに眠る潜在力に「気づく、気づかせる」実践指導が繰り広げられました。
冒頭の講義では、自らの潜在力を引き出すためには、今の常識では説明がつかないことを受け入れる勇気が必要であること、そして退歩につながる現状維持に甘んじることなく、常に進化、さらに深化の道を歩まねばならないと語られました。
「深化」とはすなわちものごとを深く考えるということ。たとえば「生と死」について塾長は以下のように語ります。
「私たちは生きることに勘違いしているところがあります。我々は生きているのではなく、生かされている。なぜなら心臓も内蔵もすべて自分の意識・頭では動かすことはできない。動かせると思うのは空想で、心臓が止まったら終わり。だから常に生かされているということに気づかなければなりません。そして、生きて、生き切るということ。「生きる」とは、経済基盤を築きしっかり生活をすること。「生き切る」とは、大豆の成長に例えれば、まだ青い時の豆を土に埋めても腐ってしまうが、茶色く枯れきった豆を土に入れると、新しい芽が出てくる。それが「生き切る」。だから人間として最後までどう生きるかが大事であるのです」
今回の講演会のテーマは「潜在力を引き出す」。
潜在力とは人間誰しも持っているものであるが、ほとんど引き出されていない。それは一人で10人の列を動かすとか、触れずに人を動かすなど、今の常識や科学の力では説明がつかないような力であると塾長は言います。そしてこの潜在力を引き出すために大事なことは、今の常識の頭(知識)から身体(細胞)に切り替えていくことだと。なぜならば心臓や臓器が自分の意識では動かせないことからも分かるように、人間を動かすのに「意識」が占める割合はわずか0%~5%で、本来は「深層意識」、すなわち「無意識」が95%占めるからです。
そして塾長は人間の一生の時間に対する考え方を、品質保証の際に使われる、時間経過によって故障の割合の変化を示す「寿命曲線(バスタブ曲線)」になぞらえて説明していきました。
人間も製品も時間の経過とともに故障率が変化していくなかで、死に到る危険率が高い、生まれたばかりか老化以外は、途中の故障、すなわち病気や事故、災害などの偶発的状況で命を落とす可能性があること。製品の場合はその原因を取り去って危険率を低くする努力をしていくわけですが、人間の場合はどうなのか。
今、最も多くの命が奪われている戦争が世界で起こっている。しかも戦争は人災である。その戦争の危険性が日本にもせまる状況にあるなかで、塾長は、現状維持は危険であり、今まさに進化、深化の時であること、すなわち95%の深層意識の世界を、37兆個の細胞を働かせ、自分を守っていくことが大事であると述べ、講義は実践の部に移っていきました。
以下に当日の様子を写真と動画でお伝えします。
●実践1
【動画】通常ではあり得ない腕相撲を体験
塾長の実践
●実践2 挨拶のエネルギー
通常、1列を押すことは出来ないが・・・・
▼
姿勢を正すなど、正しい挨拶をすると・・・・
▼
1列を簡単に押すことができた
●実践3
【動画】自然体で出来ている子ども
やってみせれば、子どもはすぐに出来るようになる
●実践4
【動画】 子どものエネルギー
妊婦さんのエネルギー
●実践5
【動画】 気を通してもらい、次々と掴みかかる大人を投げる中学生
以下に参加者の感想をご紹介いたします。
参加者の感想
●奈良 教員 60代 男性
改めて“子どもの力(エネルギー)”を目の当たりにさせていただきました。
また、妊娠されている女の方が一番強いということも見せていただき、普遍的だと思いました。
そして、宇城先生にはその上をいく技を見せていただきました。ありがとうございました。
●奈良 教師 30代 男性
講演会の中で、参加者の方が笑顔になっていく姿や歓声が上がる様子が印象的でした。参加していた中学生もだんだんと様子が変化するところが印象に残っています。
●奈良 講師 20代 男性
貴重な体験をさせていただきありがとうございました。
毎回の講演会を楽しみにしております。
先生のお話や実践を通して、私自身、心も体も元気になることを実感しています。
今回の学びを活かして、子どもたちに還元していこうと思います。ありがとうございました。
●兵庫 40代 女性
初めての参加でした。
頭で考えず、無意識で動かす力、威力を目の前にして驚きばかりでした。
●兵庫 自営業 30代 女性
本に書いてあったことが目の前で実践として見せていただけてすごく良かったです。
エネルギーの使い方やエネルギーの向きなどを、身体を使って体験できて、日常でもやってみようと思いました。
身体中にエネルギーを通すことの大切さを知れて、日々意識しながら生きてみます。ありがとうございました。
●兵庫 30代 女性
出産し子育てをするようになって、その参考にと数ねんぶりに参加させていただきましたが、子供に自分がどう接するかの前に、まずは自分自身の日々お生き方だなぁと強く感じさせられました。
心を開いて素直に実践していきたいと思います。ありがとうございました。
●茨城 公務員 50代 男性
量子力学的視点でものごとを見ていくことが大切というお言葉が心に響きました。
これからよりよい平和な世の中を作っていくためにも自分自身でしっかりと学び続け、自分を高めたり、よりよい世の中を作ったりしていけるよう精進して参りたいと改めて思いました。ありがとうございました。
●奈良 中学生 男子
人として生き切りたいと思います。
●奈良 中学生 男子
僕はこの講演会で、物理的な力だけではないと学んだ。
今日学んだことを野球に生かそうと思う。
●奈良 中学生 男子
宇城先生の体の使い方などを見て不思議に思いました。
押してもいないのに体が動くなんて、すごいと思いました。
●奈良 中学生 男子
宇城先生はすごく体のしくみをわかっていて、すごいと思いました。
体が勝手にうごくのがすごいと思いました。
●奈良 中学生 男子
実際に体験させてもらいましたが、ものすごく不思議な体験をしました。この能力を持ってみたいと思いました。
これからも生き方を間違えないように生きます。
●奈良 中学生 男子
いままでの自分の思っていたことと全く違う部分がたくさんあったので、新しい発見ができてとても良かったです。物理的な力より、心を使った力のほうが強いというのを見て、心はすごく良いなと思いました。
●奈良 中学生 男子
自分がまさかと思っていたことや、言葉では説明できないことで、力だけで押すより周りを気にしながらするといいことが分かりました。
●奈良 高校生 男性
先生の教えてくださったことは、音楽や私生活につながる勉強になりました。
今までの常識がくつがえる講演会でした。
●奈良 大学生 男性
大学に入ってから筋トレをするのが普通で、筋トレをしない自分は変わっていると思われていると思うが、改めて、別に変わったことでも間違ったことをしているのでもないと確信を持てました。ありがとうございました。
●兵庫 倉庫作業員 20代 男性
本で読んでいたことを、実際に目の当たりにすることができて感激しました。
統一体とは何か、氣が通るとどれほど強い状態になるのか、人間が持っている力のほとんどが現代では蓋されていることなど、身体で感じることができました。
現代で常識とされてることは人間の可能性を潰していく。
日本はどんどん落ちていくから、機械にはできない氣の力を活用していくことが大事であること、日本はダメになっていっているという話を受けながらも、いつもは悲観的な氣持ちになるのですが、宇城先生の話では希望を持てるような感覚で終えれました。
かけがえのない時間を過ごすことができました。
●大阪 会社員 30代 女性
夫婦と子どもでで参加させていただき、改めて子どもの力を夫婦で実感することができ、ありがたい機会でした。
また、子どもにとっては、自分が背中にふれるだけで、父親が人の列を押せるようになることも嬉しそうでしたが、父親が気が通った中学生の男の子にふっ飛ばされるのを見ても、満面の笑みで拍手喝采していました。人間の力というのを、説明ではなく、見たままに実感して感動できることは、子どもにとっても貴重なことだっただろうと思います。
また、講演会での先生のご指導を通して、中学生の皆さんの顔つきや姿勢が、どんどん変わっていったこともとても印象に残りました。
貴重な時間を、ありがとうございました。
●東京 会社員 40代 女性
会場の中学生のグループの子供たちが、同じく参加している小学生と違い、既に列を押したり引いたりできなくなっていたり、座り方も足を出しだらしなく座っている状態をみて、学校という制度の環境へ行く限り、こういう子供たちになってしまうのはどうしようもできないのかと、子供たちの人生、日本の将来、教育界にいったい何ができるのだろうと迷いが生じました。
しかし、彼らは先生に気を通された動きを体験したり、先生の動きをみせてもらう中で、ほんの数時間の中で、顔つきが変わり、座り方含め姿勢が変わっていきました。
先生は中学生は大事な時期だとおっしゃいました。
中学生はすぐ変わります。
既に毒されているかもしれませんが、まだ「本物」を感じ取る力は残っています。
本物にふれれば、本来に戻れます。
そして一度本物にふれているので、立ち帰れる場所が彼らの中でできました。
今後も様々な環境の中生きていくことになると思いますが、今日の立ち戻れる場所に毎回帰ってきてほしいと思いました。
また、将来先生を目指す高校三年生も参加されていました。
その学生にも、先生は気を通す体験をたくさんされていました。
身をもって体験したものは本人にとって本物で、これで本来の人間力を偽りも疑いもなく信じられるようになり、それを理解した上で教育者になれれば、教える子供たちの可能性を生かす教師になれると思います。
(東京・大阪・仙台・名古屋・岡山・熊本)