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宮大工棟梁 小川 三夫



宮大工棟梁 小川三夫



技を伝え人を育てた宮大工・西岡常一棟梁のもとで法輪寺や薬師寺の再建を担った小川三夫氏。独立後は鵤工舎での設計施工で130寺社を超える実績を持つ。

氏の著書『棟梁』には、そうした鵤工舎の偉業の礎の第一歩は集団生活にあり、そのなかで弟子たちが宮大工としての必要な技と心を身に付けていく様子が綴られている。まさに教育者や現代の若者たちの生き方バイブルだ。

『棟梁』には人間としての心得と生き様が随所に書かれており、対談ではその要所要所を宇城氏が取り上げる形で、具体的に語り合っていただいた。




小川三夫(おがわ みつお)


1947(昭和22)年、栃木県生まれ。栃木県立氏家高校卒業直後に西岡常一棟梁の門を叩くが断られ、仏壇屋などでの修業を経て昭和44年に西岡棟梁の内弟子となる。法輪寺三重塔、薬師寺金堂、同西塔の再建で副棟梁を務める。昭和52年独自の徒弟制度による寺社建設会社・鵤工舎を設立。以後、今日まで全国各地の寺院の修理、再建、新築などを続け、平成19年設立30周年を機に棟梁の地位を後進に譲る。著書に『木のいのち木のこころ(天・地・人)』(新潮文庫)『棟梁 技を伝え、人を育てる』(文春文庫)など。



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