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写真家・ネイチャーガイド 安藤 誠


写真家・ネイチャーガイド 安藤 誠



人と比べたり、人より上か下かというふうに

育ってきている今の子供たちに、

「今のままでいいんだ」ってことを

肯定させるためにも、自然の世界や森を見せて、

その中に優劣があるかどうかを

見せていくことが大事だと思っています。

私たち人間は宇宙に生かされている存在として、大自然には畏敬の念を持って接していかなければならない。それほど大自然は偉大である。 環境保護が叫ばれて久しいが、今を含め、ますます悪化していく環境。大自然には嘘がない。すべて真実である。一方虚構に満ちた人間社会。 そんな今、大自然の一員である私たちが生き残るためには、本気に大自然に向き合う必要があるのではないか。

それにはまず私たち一人ひとりが自然をよく知ることである。まさにその自然と人間を繋ぐ実践をされているのが安藤さんだ。見た目は強面だが、安藤さんが撮るクマや鳥をはじめとする数々の野生動物や自然の写真や動画、エッセイはユーモアに満ち、私たちに安らぎを与え、大自然の偉大さと共に共存のあり方に気づかせてくれる。

「人間が生きていくということは、大自然の中で調和し、境界を取り去り、解け込むこと。そこに私たちの未来はある」――そう語る宇城氏との対談は、私たちが今まさに直面している課題と希望への道筋となるものとなった。




安藤 誠(あんどう まこと)

写真家 北海道アウトドアマスターガイド

1964年札幌市生まれ。東北福祉大学卒業後、塾、予備校社会科講師として12年間教壇に立ち、大工見習いなどをしながら1999年ウィルダネスロッジ ヒッコリーウィンドを開業。2004年よりアラスカにてガイド開始。2006年から「安藤誠の世界」と題して全国で講演活動を開始。大学や専門学校、小学校、保育園などでも講義を行ないながら現在に至る。

写真家として2014年、2016年、2018年、 2019年、2020年、2021年に世界的写真コンテスト『Nature’s Best Photography ASIA』入賞・部門グランプリ受賞。 2020年、イギリスロンドン自然史博物館・イギリス公共放送局BBC主催野生生物写真コンテスト『Wildlife Photographer of the Year 56th』にて哺乳類部門受賞。日本人として受賞3人目となる歴史的快挙。

また、 プロガイド養成や研修生制度を立ち上げ、人材育成に力を入れている。2021年4月よりオンライン私塾「至誠塾?Life As Guide?」も動きはじめ講演や交流会も開催。



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