汐見稔幸(東京大学名誉教授)




汐見稔幸(東大名誉教授)


「身体で分かる」ということが長い歴史の中で一番大事なこととされてきたのに、 いつの間にか身体と切り離した「知性」を「聖地」にすれば人間は幸せになるし、 世の中は良くなるというふうに考えるようになった。 僕は、根本的にボタンをかけ違えているんじゃないかという風に思ったんです。(汐見)

今まで経験したことのないスピードを体験した人は皆

「自分は止まっていて自分の回りがもの凄いスピードで回っている」と言います。 そういう体験をした後どうなるか、身体のパワーアップが起きるんですね。(宇城)


学生時代はとことん「人間の平等とは何か」を模索し、真の幸せにつながらない日本の科学技術のあり方への疑問から人間研究の道へ。教育学・人間学、育児学を専門とされ、育児に関わる著書をこれまで40冊以上執筆されてきた汐見稔幸氏。汐見氏は、今、子どもが生まれながらに遺伝子に書き込まれている能力が、現代教育によって失われつつあると指摘する。人間が育つということはどういうことか。これを掘り下げることで、教育の枠組みをとらえなおし、幼児教育での新しい保育のあり方につながると語る。 対談では、気というエネルギーで人間の潜在力を引き出す実証をしている宇城氏と、今の幼児教育のあり方、人間のあり方を語り合っていただいた。



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しおみ としゆき

1947年大阪府生まれ。東京大学教育学部卒、同大学院博士課程修了。

東京大学大学院教育学研究科教授、白梅学園大学学長を経て、東京大学名誉教授。日本保育学会会長。専門は教育人間学、保育学。

子どもの発達的人間学(教育人間学)、特にことばと人間形成を専門とする教育哲学者の一人。わかりやすくユーモアにあふれた講演内容は、教育現場で働くプロの教育者から子育て中の親まで幅広く支持されている。

『エデュカーレ』責任編集者。

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