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2025年 大分実践塾合宿レポート

  • jht900
  • 8月20日
  • 読了時間: 6分

更新日:8月28日

2025年8月10~11日の2日間、宇城館長ご指導による大分実践塾合宿が大分県日出町で開催され、少年部を含む塾生19名と保護者が参加した。


「なぜ私たちは発展しながら自滅の方向に向かうのか」


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大人になるとできなくなるのは発展の過程で間違った教育を受けているためである。自滅から進化に向かう方法は今までの常識や科学にはないこと。進化にはエネルギーが必要で、宇城空手の使命は相手を観念させて相手にエネルギーを与えることである、と稽古が始まった。


人間だけが自分で動くことが出来るのに、動かないようにしてしまう。子供を駄目にするのは現在の教育や親による押しつけであり、そのことに早く気付き変化することが必要であると宇城館長は述べ、対立、衝突から調和融合に持っていく、挨拶でエネルギーがでることをまた正しい型が大きなエネルギーを生むことを検証した。




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正しい挨拶をして瞬発で出した手の方向に大人の列が崩れる
正しい挨拶をして瞬発で出した手の方向に大人の列が崩れる


最初は自信なく小さかった声も「できる」を体験し表情が変わっていく
最初は自信なく小さかった声も「できる」を体験し表情が変わっていく




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ナイファンチンの型から出るエネルギーを利用して「曲げるだけ」という指導により、列を崩すことが出来る
ナイファンチンの型から出るエネルギーを利用して「曲げるだけ」という指導により、列を崩すことが出来る



出来る出来ないは二の次、どうしたら出来るか考えると止まり、そうなりたいと思うと強くなり前に進むと指導があった。様々な検証を通して型の大切さと型によるエネルギーを身体を通して学び、1日目の稽古を終えた。


2日目は高校生2人の昇段審査が行われた。宇城館長から冒頭に「良く見せようと思わず日頃のままやるように」とのお言葉があった。



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2人は日頃の稽古の成果を出し切った。審査終了後に宇城館長から昇段が伝えられ、今後の稽古に向けてのご指導を受けた。


2日目の検証で、宇城館長の気により左右に動かされ自分で戻ることが出来ない中、力で戻そうとした塾生に対し、その行動はエネルギーがないからであると厳しい指導があった。



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宇城館長は、日本人は甘く真剣さが足りない。命を懸けるということを知らない。中途半端な頭の中の覚悟は嘘であり、その横着さが人生をダメにすると説いた。



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刃物を突き付けられると後ろに下がる。危険は細胞が知っている。我々に足りない真剣さや覚悟を検証を通して指導した
刃物を突き付けられると後ろに下がる。危険は細胞が知っている。我々に足りない真剣さや覚悟を検証を通して指導した


世界を引っ張っていくのは日本人である。日本人の財産は「人間性」と「人間力」 であり、日本人の持つ誠実さや礼儀正しさが信頼や信用を生む。平和に持っていくのはエネルギーであり、対立から平和融合に持っていくしかないと宇城館長は説いた。


今回の合宿では、実践や検証を通して、正しい型や気により眠っている力が引き出されエネルギーが出ることを学んだ。そして、2日間を通して、真剣さや覚悟、自分に何が足りないのかを振り返る機会を頂いた。これをどう受け止め行動するかは自分次第であり、気付き変化出来ればエネルギーに満ちた未来がある。その道しるべが宇城空手にあることを改めて実感する合宿となった。



集合写真
集合写真


感想文

TY

今年の夏も猛暑の続く中また忙しい中にも関わらず大分まで来てご指導頂きありがとうございます。先生のエネルギーでのいろんな実証実験で体験をさせていただきました。

今は、この先生だけが見えてる景色を私たちは見ることが出来ませんが『やるかやらないか』『出来なくてもやり続けることが大事である』と教えていただきました。

やり続けることが出来るかどうかが問われているのだと思います。進化、変化出来るよう稽古して行こうと思います。


■KM

宇城憲治先生

先日は大分合宿を開催して頂き、貴重なご指導誠にありがとうございました。とても楽しく有意義な二日間でした。

宇城先生が大分へご指導に来てくださるようになって10年目となります。果たしてこの10年間で私は進歩成長出来ているのかと自問自答してみました。明確な変化は分かりませんが、内なる想いや覚悟が出来てきたように感じます。しかし赤ちゃんが産まれて10歳になった時の成長の早さ考えると、私のこの10年間の成長の遅さを痛感しました。これまでの教育や、常識、自分の思考の癖等が弊害であるとわかりました。今回の稽古会でも多くの検証を通してご指導、また塾生の言動の横着さ、甘さ、遅さ、自作自演、真剣さが足りない、心を開いてないとご指摘を頂きました。ご指摘頂いたことは、その塾生だけの問題ではなくそのように導いてる私たちの問題でもあると内省致します。そして多くの課題も与えて頂きました。


・やるかやらないか

・0か100か

・頭で考えてからでは遅い

・身体で知る

・長期的なものの見方

・知識ではAIには勝てない。人間性、人間力、エネルギーがあることが大事

・エネルギーがないと不安になる、怯える 

・相手を観念させてエネルギーを与える

・どうしたら出来る?じゃダメ

・そこに向かおうとすることが大事


これらの課題を、自分の思考のフィルターを通すことなく、稽古会で体感したことを思い出しながら日々実直に取り組みます。

冒頭で「なぜ私たちは発展しながら自滅の方向に向かうのか」とのお言葉がありましたが、自滅の方向に向かわないためにも、師に凧の糸を引っ張って頂くことが必須であると再認識しました。また、出来ない自分に嘆くのではなく、目指すべきものに向かおうとし続け努力することで未来が変えられると思うととても希望が持てました。エネルギーある人間になるために精進して参ります。

今後ともご指導の程よろしくお願い申し上げます。


SM

令和7年8月10日の1日間、日出町保険福祉センターで開催された稽古会に参加しました。 初めに、「なぜ私たちは発展しながら自滅の道に向かうのか」と言われた時、正直何を言っているのかよく分からなかった。 話の中で、子供のころにはできることが、大人になっていく過程で今までの常識で考えると出来なくなっていく。 それを、検証や講義のなかで、実際に子供一人が大勢の大人を動かしていく。仰向けに寝て腕を掴まれて投げるのは普通に 考えたらそんなことは出来ないと思うことが、先生が教えていただいたとおりにやると出来てしまう。目で見えないエネルギーを体験することができました。 

また、教えていただいた中で、自分で出来ないと思っていることが実は自分でそう思い込んでしまっている、自己中心的な ものである。そのような概念を変えていくことが自分の進化につながるとの話がありました。 日ごろ、自分が正しいと思っていることや行動が実は自己中心的である事を改めて思い知らされたと感じた1日でした。

 今日教えていただいたこと、感じたことを今後の稽古や日常生活に反映し少しでも自分を変えていく努力をしていきた いと思いました。 今後ともよろしくお願いいたします。 


TM   

宇城憲治先生、熊本道塾、大阪道塾に連なる、過密なスケジュールの中、2日間の御指導を賜わり、誠に有難うございました。「中2ぐらいまでの子どもにはできることができなくなる。人間性を枯らせているのは戦後の学校教育である。」という事実を、先生の様々な検証により身体で実感させていただきました。また、先生の気のエネルギーを細胞に通していただき、枯れかけている私たちにも、人間こそがもつ可能性と希望を、繰り返し見せ、感じ取らせていただきました。宇城先生の、柔らかくも大きな渦に巻き込まれるような圧倒的なエネルギー、時には近づくことさえ憚られる緊迫感を身近に感じ、この2日間感無量でした。子どもの人間性や品格を枯らさぬよう、「進化に向かう」と決め、自らの人間性を宇城空手の型・分解組手の稽古、呼吸、思いやり、信用の積み重ね、幅広い学びにより高めて参ります。温かく、厳しい御指導を賜わり、心より感謝申し上げます。


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