京都実践講演会が開催されました
- chiba
- 12 時間前
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2025年8月17日(日)、宇城憲治塾長による京都実践講演会が、ハートピア京都にて開催されました。当日は、関西方面を中心に大人、学生合わせて約90名が参加、さまざまな検証を身体を通して学ぶ「気づく、気づかせる」指導が展開されました。

本講演会は、宇城塾長が全国で展開する宇城道塾での実践指導を一般の方にも体験してもらう目的で10数年前より開催されてきましたが、近年は、大人だけを対象とせず、親子での参加を呼び掛けることで、子どもたちに自分たちが持つエネルギーの存在に気づいてもらい、親や指導者には子どものそうした潜在力をいかにつぶさずに伸ばしていくかを学ぶ「実践親子塾」として力を注いできています。
当日は、講義前に動画『子どもにできて、大人にできないこと』(約20分)が放映されました。この動画では、3歳の子どもが、大人ができないようなことを次々にやってみせる映像が映し出されていきますが、それはまさに子どもが筋力以外の力を使っていることを示すものであり、同時に大人ができないのはなぜか、また大人になるにつれてなぜ筋力が常識となっていくかがわかりやすく解説されており、参加者にとっては、その後に体験する実践指導の恰好の予習となりました。
講義では宇城塾長はまず「なぜ私たちは発展しながら自滅しているのか」と板書。 塾長は、かつて家電立国を誇った日本が、今や大手企業が倒産したり中国をはじめとする他国へ吸収され、またエネルギーや食料自給率の状況もますます深刻になっているにもかかわらず、危機感を持たない日本の現状を指摘。また日本人の特性は、勤勉でまじめで約束を守るといった人間性にあり、この人間性こそ人間力を生み出すもととなるものであったが、それが昨今は受験勉強やスポーツなどの競争で「自分さえ」が横行し、その力が発揮できなくなる状況にあることを述べ、その原因のひとつとして、大人がその課題に気づかず自らたどってきた道を子どもたちに歩ませ、指導していることにあると述べました。
「子どもにできて大人にできない。それはなぜか。そこにある環境に問題があるということです。そこに大人が気づかないと、今よりさらに落ちて行く。できない大人が子どもを指導することの課題に気づいていかねばなりません。気づいたら大人は勉強しなければなりません。」
塾長は、40万年前の誕生以来、一つの受精卵から細胞分裂してお母さんのおなかから10ヵ月たって生まれてくるという人間の神秘は変わることなく、また人間は、車や飛行機と違って、すべてが自動操縦で動くという、素晴らしいエネルギーを持って存在していること。そのエネルギーをフルに使わずに、対立をもたらす「力」を使っていることに触れ、エネルギーと力にどれだけの差があるかを、様々な検証を通して気づかせていきました。
以下、当日の様子を写真や動画、感想文で紹介していきます。
●スクラム崩し(子どもにできて、大人にできない)
おとなが崩せないスクラムを子どもは簡単に崩す

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人によりそうことで力を得て、スクラムを崩す大人

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●エネルギーの腕相撲
力ではなくエネルギーを発揮させる子ども

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●中心を捉える
子どもは自然体で中心がわかる 床に寝た大人をおさえることができる子どもたち


中心を捉えた子どもから発生されるエネルギーで倒された人が、
足を掴んできた別の人を投げる

子どもたちは全員、大人たちをおさえることができた

●姿勢、所作で強くなる
様々な所作や、正しい姿勢で力が出ることを体験した。
正しい正座で強くなる

最後に全員で呼吸法を学ぶ

参加者の感想
●兵庫 7歳 男子
腕相撲がたのしかった。
●兵庫 45歳 女性
五感と所作がいかに大切かを学ばせていただきました。
●奈良 中学生 12歳 男子
大人にできなくても子どもだったらできることを知り、なんだかいい気持ちになりました。
●京都 会社員 39歳 男性
争いはよくないという考えがあらためて正しかったことを知れて感謝です。
●奈良 中学校教員 62歳 男性
小さいお子さんの参加も多く、子供さんの調和の力を見せていただくことができよかったです。そしてその実証をはるかに超える宇城先生の「気」のエネルギー。それはこれからの日本をつぶさないための大きなエネルギーだと思いました。
●奈良 学生 20歳 男性
姿勢がちゃんとしていると力をいれられる側はふっと浮かされるような感覚がした。姿勢はいつでもできるが、最初のうちは意識しておかないといけないと感じた。
●兵庫 整体師 50歳 男性
次男(小5)、次男の友達、母親と来ました。こどもたちは最初はとまどっていましたが、宇城先生のワークが順序だてて行なわれたので少しずつ慣れていきました。様々なワークが行なわれましたが、時間がたつにつれどんどん前にでて興味をしめしていました。また連れていきたいです。
●兵庫 小学生 11歳 男子
気がすごかった。重くなる硬くなるのがすごかった。こどもでもさいしょからかんせいしていることがわかった。大人になったら力がなくなるのがびっくりした。
●京都 会社員 28最 男性
先生に気をいれていただいた際、自分の体に信じられない変化、動き、強さの変化が起こり、とても驚きました。未知のエネルギーを認めざるを得ない事実に嬉しさを感じました。
また、日本の伝統の所作、また寄り添う心にも自分を強くするエネルギーがあることを教わり、日常で実践していこうと思いました。
●山口 小学生 11歳 女子
気を通されると重さが変わったり、痛みが調和されるなどふつうはあり得なことが起こっていて「気」とはすごいものだと改めて知りました。
●兵庫 小学生 10歳 女子
最初はうそでしょって思ったけど、やってみると本当だった。
●兵庫 看護師 40歳 女性
正しい姿勢がもたらす力がすごいことがわかった。
呼吸法についても興味深かったので深く学びたいと思いました。
●兵庫 小学生 11歳 男子
宇城さんが言っていたことがはじめはできるかわからなかったけどやってみたらできて、おどろきました。宇城さんに学びたいです。
●奈良 学生 12歳 男子
人間には「気」というものがあり、強い人間は「気」が入っているということを知りました。子どもにはでき、大人はできないものの理由は、人間は生まれながらに完全体で、成長するにつれてそれを失っていくと知りました。自分今回気をいれた時といれない時の違いを実家してこんなに違うんだ、すごい、と思いました。
●奈良 学生 13歳 男子
あれで本当に倒れるのかと思っていたけど実際倒れたのでとても驚きました。一番おもしろかったのが、相手の背中を押すと実際は倒れるけど、日本の伝統文化をエアーで表現すると全然動かなかったことです。とても面白いことを教えてくださりありがとうございました。
●奈良 中学生 14歳 男子
人は生まれた時が完成形で成長するにつれて退化してしまう。小さい子どもにはすごい力があった。うその答えを言うと力が弱くなる。参加してすごい力だと思いました。もさいしょからかんせいしていることがわかった。大人になったら力がなくなるのがびっくりした。
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