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2025年 大阪実践塾 春季合宿 レポート

  • honami613
  • 2025年6月6日
  • 読了時間: 22分

更新日:2025年11月18日

2025年5月31日(土)6月1日(日)の2日間にわたり滋賀県甲賀市にて大阪実践塾春季合宿が開催された。

宇城憲治館長、榎本麻子師範、宇城拓治師範の指導のもと、大阪実践塾生をはじめ東京・長野・東海・福岡の各支部からの参加もあり総勢46名が集った。


初日、合宿を始めるにあたりに、宇城館長は「無から有を生むという最大の変化が未知を開拓する」ということを実証を交えて説明された。

「気」はその本質において「無から有」を生む内なるエネルギーによって自分自身はもちろん、周りにも進化をもたらすものであるが、今、この一瞬に生かされている我々に如何にエネルギーが無く時間が止まっているかを実践検証により示された。また、無意識になることで「無から有」を生む内なるエネルギーが発露することも指導された。


その後、参加者は各グループに分かれ、それぞれに与えられた課題に応じて、指導者および準指導者のもと、稽古が行われた。


各グループでの稽古風景
各グループでの稽古風景

合宿二日目の午前中は、いろいろな身体操作による変化を通じて自己をニュートラル化し、相手をゼロ化することを先生が示され、その後、塾生は互いに検証しあった。


宇城館長によるニュートラル化
宇城館長によるニュートラル化
宇城館長によるゼロ化
宇城館長によるゼロ化

午後から、再び前日のグループに分かれ稽古が行われた。

最後に宇城館長は、杖を用いて「気」のさらなる高い次元での変化を塾生に体験させ、限りない「気」の可能性を示された。


宇城館長が実証される人間の可能性に、参加した塾生それぞれが明日への希望を実感し、それぞれの日常での実践を心に誓った合宿となった。




集合写真
集合写真


感想文


■KM 大阪 施設経営

 宇城先生、大阪合宿を開催して頂き、心から感謝致します。ありがとうございました。全国から集われた塾生の皆様と大変有意義な時間を過ごす事が出来ました。心から感謝申し上げます。

 無から有を生む稽古のご指導では驚きと感動の連続でありました。棒の両端を二人の塾生が肩に担いでいる状態に私がぶらさがり、先生から回ってごらんと言われ、通常、棒を肩に乗せてる方は痛いしぶら下がるだけでも不安定になり、逆上がり等出来る感じがしません。しかし先生に気を通されると先に出来るという気持ちと確信が沸き上がりました。そして実際、自分と棒と棒を担いでいる塾生の方と一つになり、呼吸があい怖さも不安定さもなく心地よい感じがし凄い勢いで、逆上がりで回ってる自分がいました。何度も挑戦したい気持ちが湧いてきてました。子供の時の無邪気なやりたいとう気持ちが湧いてきたというか頭でなく先に出来るという感覚が今でも鮮明に残っています。感動しかありません。

 また、腕に乗せているだけの杖を持ち上げる検証では、杖を持つと全く動けなくなり、先生から上げてごらんと言われ、少し持ち上げたとき頭の中が混乱し、そこから更に凄いエネルギーで下がっていき、杖に押しつぶされる感じになりました。想像を遥か超えた事が起こっていました。

 先生に触れさせて頂くと先にエネルギーが自分の中に入ってきます。目には見えていませんがはっきりと分かり感動しかありません。検証の時や講義の際、先生に吸い寄せられていく感じが何度もありました。人は魅力ある方に引きつけられそこからエネルギーを頂いていると強く感じさせて頂きました。

 分解組手の稽古の際、投げの時、どうしても相手に対して投げようとしてぶつかってしまいました。合宿の中で先生に一触させて頂くと毎回、吸い寄せられ引き込まれます。投げるのでなく自分に中心に向かって受け入れていくとぶつからずに投げる事が出来、改めて全ては自分であると気づかせて頂きました。

 先生が持たれている杖を持つと全く動けなくなり前に押すことも出来ず、自分自身がどんどん重くなっていき、凄いエネルギーが足の裏から大地に向かっている感じがしました。先生からのエネルギーが杖を通して私にそして大地へと循環し凄く自分の腹に落ちていく感覚がありました。このことからの気づきがありました。

先日、大阪の体験講習会に人間関係で悩んで職場を辞めると言われてる方に元気になって頂きたいと思い参加して頂きました。合宿の前々日にお会いし感想をお聞きすると、先生の凄さに圧倒さるとともに、とても感動され私に話す言葉のトーンも明るくなっていて悩まれていた職場において前向きに行動されている事が伝わってきました。別人になっている姿にとても嬉しくなり私自身がとても元気を頂きました。これも先生のエネルギーが循環していき変化さしていく。この変化していく姿を見るだけで自分にエネルギーが入ってきます。人間の可能性を気づかせて頂き感動でありました。

今回での合宿での学びを日常での実践にしていく事が大切であると確信致します。

子供たちの未来を創るのは大人の責任であります。まず、私自身が変化し日常の中で縁する方に寄り添いエネルギーを与えていく自分自身に成長して参ります。

今後ともご指導の程、よろしくお願い致します。ありがとうございました。



■HN 大阪 会社役員

宇城先生、2日間にわたり合宿でのご指導をありがとうございました。

時間が途切れることなく、稽古・懇親会と夜遅くまで、宇城先生はじめ、榎本師範、拓治師範と寝食をともに過ごさせていただいた合宿は、たいへん有意義で学び多い時間でした。

 はじめに、過去、現在、未来という時間の捉え方を直線的・平面的な時間軸ではなく、円(三次元)で捉えていくことについてご指導いただきました。

私たちの日常は平面的な時間は、未来のことを想像したり、過去を引きずったりと「今」という時間がただ過ぎ去っていくだけであると。

しかし、時間は流れていくものではなく、深まって行くものであること、真の「今」は、過去も未来もすべて内包している「統合された状態」であることから、「今」という時間を真剣に生きなければならないことに気づかせていただきました。

合宿は、空手の稽古だけではなく、深夜まで続く懇親会でも「今」という時間に入り、そこで学び・気づき・深めあうことが大切であると思いました。

 稽古では、HさんとUさんにご指導いただきました。

型の稽古では、繋ぎの部分で緩む箇所、姿勢が崩れる箇所を指摘していただき、大変勉強になりました。しっかりと直していきたいと思います。

三本移動組手では、相手と調和してから移動せねばならないにも関わらず、自分勝手に(または相手の攻撃に反応して)動く癖があることがよく分かりました。自分の無意識の対立する内面を痛感し、これは空手だけでなく日常生活で、心を整え、調和させていくことを実践してくことが課題だと思いました。

相手と自分が一体になるにはどうしたらよいか?

寄り添う心を実践できているか?自分に深く向き合っていきたいと思いました。

 合宿ではたくさんの検証をさせていただきましたが、一番印象に残っているのは、前に進もうとする欲を無くし、調和した身体になると、後ろに連なっている人が一緒についてくる検証でした。

一度気持ちを後ろに下げてから、地面にしっかりと重心を乗せ、自然の流れで足を出すと、ゆっくりと前進することが出来ました。しかしここでも、自分の無意識の前に進みたいという「我」が沸き上がるのを感じました。

それほどまでに、我欲があることを体験することで気づかせていただきました。

調和する心と身体に近づくには、自分の心を収めることがいかに大切かを考えさせられました。

 片手に重いピッチャーと、もう一方の手に軽いグラスを持ち、先生が「入れ替えますよ」とおっしゃると、重いはずのピッチャーが軽く感じ、軽いと思っていたグラスに重さを感じました。

しかし、目で見ている物質は重いピッチャーと軽いグラスです。ただ、感じる重さはそうではありません。全く常識が通用しない状況になり、身体は固まってしまい、思考が混乱したのが印象的でした。見た目は同じです。なのに、重さは違う…

このことから、自分が常識と思っていることは、常識ではないということがはっきりと体験できました。

 宇城先生のご指導を通して、身体には本来、常識では測れないような大きな可能性が備わっていること、そしてそれは、意識と心のあり方によって大きく引き出されるものだということを実感しました。この貴重な体験を、特別な場だけにとどめるのではなく、日常生活の中でこそ活かし、実践していきたいと思います。

日々の中で、「今」に集中し、調和の心を忘れずにいることで、身体も自然と整い、自分の在り方そのものが変わっていく??

そう信じて、これからも日常の中で学びを深めていきたいです。

 ご指導ありがとうございました。



KH 東京 会社経営

宇城先生、この度は大阪合宿にて先生と寝食を共にさせていただくとともに別次元のご指導を受けられる貴重な機会をいただき誠にありがとうございました。

今回も様々な検証を通じ先生の気の世界が我々には想像もできない無限の可能性を持っていることを身体を通じて経験することができました。

検証のひとつに数人で持った棒をただ手の中で皆が同方向に回すだけの動作を繰り返すとどうなるかというものがありました。通常であれば棒はただ手の中で回っているだけのはずですがまるで生き物のように動きました。棒に方向性が生まれ勝手に進んで行ったのです。

あたかも無機質の棒が自らエネルギーを持って動いているように感じました。

新鮮な体験でした。

講義中先生のお話の中で「今は直線上の時間軸にある一点ではなく常に流動的で全方向に動く任意の時間点であり、前者の理解で今を捉えている限りその人は停止状態にあり未来へは繋がらない、未来に繋がるためには常に変化しなければならない」と先生は仰りそしてそれはまさに自分であり、いかに現在の自分が停止しているか、同時に自分がエネルギーを失っている状態に自分では気がついていないのだということを学ばせて頂きました。

さらに稽古においては順を追って先生のご指導の通りに進めていけば、日頃の稽古量による変化の早さの差はあれど塾生全員が統一体となり三本移動・型が一瞬で変化するという体験をさせていただきました。

誰もがやる前と後では差が歴然であり大切な「間」が自然にできていました。

自分の我を捨てず横着な稽古をいくら続けてもそれは停止した稽古であり未来へと繋がらない、正しくそして真剣に稽古することで変化し未来に繋がる。そうした稽古こそが大切なのだということを今回の稽古を体験したことで改めて学ぶことができました。

この合宿で先生が口にされた「突き一手間合千手」はとても印象強く非常に深い言葉だと思いました。先生のお言葉の通り間が合えばあらゆることへの対応が可能となります。

日常でも間を制することで人との不要な衝突を避け戦わずして勝をおさめる、あるいは人間関係をより良いものへと創ることにつながります。

まして混沌した今の世界では想定外のことにあることへ巻き込まれることも多々あります。だからこそ「間」を身につけることが大変重要と思います。

その大切な間を感じることのできた感覚はとても貴重な経験でした。

一般的な頭で考えたメソッド的稽古ではなく身体を通じて無意識で動くことを学ぶことができる宇城空手の稽古は変化と未来へと繋がり他には無い貴重な稽古だと確信します。

私達はどうしても脳で考え意識して動くことから離れることができません。無意識になろうとする意識から抜け出すことができないからです。

生き残るためには変化が必要ですが毎日同じ事を繰り返しているだけの日常の中では変化することは難しいと感じます。稽古にも同じ事が言えるでしょう。

しかし、こうした変化とつながる稽古を真剣に行うことで、変化へとつながり、未来へ希望が持てる身体になるのだと思います。

このような稽古は宇城先生のご指導の他には考えられません。

それは先生が先を全て手に取るように見えているからだと思います。

先生から添付頂きました資料の中のマズローの言葉に「安全を求めて退却するか成長を求めて前進するかを選ぶことができる」とありました。

昼食時の先生の言葉の中で人は10万円しかないと思うとその10万円を使うのに躊躇するがもしその10万円を使うことで明日15万円が入ってくるとわかればみんな使う。循環しなければならない。これが経済だとおっしゃいました。この感覚は今の日本の経済の停滞を引き起こしている大きな原因の1つだと思います。

政府も我々庶民もエネルギー無く不勉強ゆえに変化を恐れ躊躇し未来が見えていません。

政府は停滞し循環を止めています。停滞は後退であり常に変化していかなければ生き残ることはできません。 

いかに変化が大事か、そのことが改めてよくわかりました。

世界はエネルギーで動いています。

そして世界が変化するためにはエネルギーが必要でありそのエネルギーは衝突からは生まれず調和からでしか生まれることはありません。

今日、世界で特に日本で失われていく相手への敬意や思いやり、寄り添う心、調和を大切にする心、自然災害の多い狭い国土でお互いに支え合って生きていく日本人の財産である人間性を再び育んでいく宇城空手は日本の宝であり世界の宝です。

その宇城空手を先生の元で学べる貴重な機会に感謝すると同時に改めて自分の稽古に対する姿勢を見直すきっかけとなった合宿でございました。

今回の合宿で心に刻んだことをひとり稽古にそして日常に少しでも活かしていこうと存じますのでこれからも引き続きのご指導よろしくお願いいたします。

ありがとうございました。



YT 東海 大学准教授

宇城憲治先生、今回も合宿を開催していただき、まことにありがとうございました。また厳しくご指導くださいまして、心から感謝を申し上げます。また今回ご指導くださった拓治師範にも、心からお礼を申し上げます。

 今回の合宿で一番心に強く残っていることは、無意識領域の指導は言葉ではできないこと、よって各自が自ら体感して自得していく以外にないという先生のお話とご指導でした。この無意識領域での指導ということで、今回はさらに一段深いご指導をいただいたという実感があります。またニュートラルとはどういうものであるかについて、先生との一触を通じてこれまで以上に実感させていただくと同時に、その状態をつくるのがいかに難しいのかや、さらにそれを切らさないで持続させていくのがもっと難しいのかを、様々な検証や稽古を通じて痛感させられました。

 とくに印象に残っているのは、7~8人の列を先頭の者が歩いて動かすという検証でした。その際に先生が、皆は意識で前に出ているのでいったん後ろに少し引いてからニュートラルな状態をつくり、それをそのまま崩さず前に出るように、とご指導くださいました。実際にやってみると、意識で歩こうとすると絶対に前に行くことはできませんが、先生のご指導どおりに後ろに少し引くと対立点がなくなり、列のことが気にならなくなり、そのまますーっと歩くと何の引っ張りも感じずに列を動かすことができました。またそのあと相手と手を合わせて自分の手をただ伸ばしていくと列が動き、また引くと列がついてきました。その時の感覚は今も残っており、いかに「無意識」と「ニュートラル」が大事なのかを一段と深く学ばせていただきました。

 さらにその状態をキープして三本移動に移りましたが、皆ぴたっと一致し、変なズレなどがありませんでした。しかし、その後にやったナイファンチンに関しては、その変化に気づけず、まだ見る力や感じる力が全然ないということを痛感させられました。

 また、直接先生から追い突きの際に腰が曲がっているとのご指摘を受け、その状態がいかに隙だらけなのかを一触を通じてご指導いただきました。言われた際にはどこが曲がっているのか分りませんでしたが、自宅に帰って確認すると、前に出る際に意識が入り前傾姿勢となり、腹もへこんでいるのが分かりました。先ほど述べた歩いて列を動かす検証とはまったく逆の状態になっており、いかに構えの際に姿勢をまっすぐ正し、腹もしっかりと据え、ニュートラルな状態をつくり、それをそのまま維持して踏み出さなければいけないかについて、学ばせていただきました。また、袋竹刀を互いの腹にあて、その状態から追い突きをさせていただきましたが、腹にめり込むだけで前に進むことができませんでした。しかし先生がやると、すーっと前に進み、列が簡単に動きました。追い突きは基本中の基本ですが、その基本がまったくできていなかったことを痛感するとともに、基本の大事さとその奥の深さを改めて教えていただきました。また、三本移動の際に先生より腰が高いというご指摘もいただきました。これらの点を課題として、今後の稽古に励みます。

 また今回の合宿でもう1つ心に強く残っているのは、先生が平行ということで、目の前で様々なことを見せてくださったことです。2つの棒の両端を持って真ん中に立ちましたが、先生が「これが平行だ」とおっしゃって両方の棒を押すと、全員が崩されました。それを正面から見せていただきましたが、その平行に関してはさっぱりわかりませんでした。しかし、そのあと先生がその場で5つの型をしてくださると、周りの空間が変化したのは感じることができました。その先生のお姿に感動するとともに、その時の先生の型や場の変化が心に強く焼き付いています。

 また先生の腕を下から数名で持ちましたが、先生がニュートラルになられると、膝から下に崩されるのも体験させていただきました。また背中に触れていると、背中が中心に寄っていき、その後ぐーっと下に落ちていき、これも膝から崩されました。また先生の腕をねじると、そのねじれもいつのまにかなくなっており、逆にこちら側の腕がねじられていました。無意識領域の指導は言葉ではできないということで、こうした一触を通じた身体のご指導をたくさんしていただいたことに、感謝の気持ちで一杯です。宇城先生、本当にありがとうございました。

 また拓治師範からは、型と分解組手についてたくさんのことを学ばせていただきました。まず型でも分解組手でも背中を丸めないでまっすぐに姿勢を保たなければいけない、ということを何度もご指導くださいました。とくに分解組手で技をかけにいこうとした時に前のめりになり、背中も丸まって姿勢が崩れるということを何度もご指摘くださいました。またクーサンクーの掛け取りの際、脇があき、肘の締めがないこともご指導いただき、このおかげで、いろいろな箇所でそうしたところがあることにも気づかせていただきました。

 2日目はパッサイの型分解を中心に稽古しましたが、師範に何度も技をかけていただき、身体で学ばせていただきました。また師範が後ろからサポートし、技もかけさせていただきました。このように師範が身体を通じて教えてくださったので、またサブのMさんからもアドバイスをいただいたので、どの瞬間に意識が出るのかを感じることができ、またこうやればそのまますーっと技がかかるのに、というのも感じることができ、そういったところを相手のOさんと指摘し合いながら稽古し、これまで以上に繊細に技と向き合うことができました。その際、師範が一触を通じて厳しい技を何度もかけてくださったので、オタク空手にならず、武術空手としての緊張感をもって取り組むことができました。

 最後になりますが、今回も宇城先生より、エネルギーの桁違いのすごさを何度も体験させていただきました。とくに棒をくるくる回していると一瞬でストッパーがかかったり、ネジのようにどんどん入っていくのを体験させていただき、ものすごく感動するとともに、このエネルギーの世界こそが本質なんだということを深く実感させていただきました。

 宇城先生、榎本師範、拓治師範、今回の大阪合宿でもご指導くださり、本当にありがとうございました。改めて深く感謝を申し上げます。今回の合宿で得た多くの課題を忘れることなく、日々の稽古に取り組んでいきます。

 引き続きご指導を賜りますよう、何卒よろしくお願い申し上げます。



YU 長野 大学教授

 宇城先生、この度の合宿でのご指導、本当にありがとうございました。今回も、多くの気づきと学びをいただくことができたことを深く感謝いたします。

 最も強く記憶に残るものの一つとして、初日の冒頭にホワイトボードに記述された、過去・現在・未来の捉え方について、があります。これまでの自分の考え方に大きな変化をいただくものでした。従来、現状の課題を解決しようとするとき、まず今現在何が生じているかを把握し、その真の要因を見つけるために過去の経緯や履歴、そして普段から先生のおっしゃっている原点に着目することが重要であると考えてきました。そして、それを踏まえて、将来・未来をこれまでの方向性・ベクトルとは異なる道として探らねばならないと思っていました。しかし、今回の先生の説明を受けて、改めて「今」の重要性、意味が深まりました。実際に人が直面しうるものは「今」という時しかなく、その次元を高次に持ってゆけてこそ初めて「無から有を生む」変化がもたらされ、未知の開拓がなされるのだということをお聞きし、今を生きる、生き切ることの大切さを腑におちる思いで強く感じることができました。今の次元が変わらねば到底、未来を変えることができないと。自分はどこか今に集中できていない。集中しているつもりでも、全くそれが足りていないということに気づかされました。そして、今という瞬間に集中するためには、これも合宿中に常にご指導いただいた、ニュートラルな身体と無意識で臨むことが絶対条件となると感じました。集中できないゆえんは、意識すなわち頭で考えているからであると。無意識・身体で感じ、行動するからこそ、次元を変えることにつながるのだと思い至りました。

 その後の稽古でも、背中側の帯を後ろの人につかんでもらい複数人で連なってストッパーになっていただき、一歩前にでられるかという検証をご指導いただきましたが、これこそ、意識や欲の世界から離れ、ニュートラルな無意識の次元に変わらなければ一歩も前に進めないということを実践で示していただいたと思いました。そして、それを基本の三本移動、型稽古等に繋げて、身につける方法を本当に丁寧にお教えいただいているのだと感じました。

 グループに分かれての稽古では、東京のSさんのサブとして指導側の役を与えていただきました。指導する側に立つことで、改めて自らが「できない」中で、どうするかを常に考えさせられました。それでも、【目・姿勢・瞬発力】の基本を踏まえて、できるだけ自らやって見せることに努めました。そうした中で、先生もおっしゃっておられる「教えて学ぶ」ことが多くありました。まずは自分がどのようにしてニュートラルに近づくか、そしてそれを切らさずに維持しうるかということが、何にも優先して前提であると心に刻むことができました。

 師そして先輩・後輩方と寝食をともにしながら稽古することで、普段の稽古では得られがたい、少しでも深い気づきをいただけたことに、改めて感謝するとともに、今後とも精進してまいりますので、なにとぞご指導のほど、よろしくお願いいたします。



SM 福岡 会社員

 宇城先生、この度は大阪実践塾合宿を開催下さり、また参加させていただき、ありがとうございました。意識でははるかに及ばない無意識領域の計り知れない可能性、人間が本来持ちながら、まだ発揮を待っている領域がいかに大きいかに思いを致す時間でした。気づいたことを持ち帰り、自分で試す、変化を生み出すということに繋げていきます。

 直線上の過去・現在・未来はなく、今を中心に、過去も未来も同心円のように広がりを持っている。限りなくゼロに近い「今」を広げていくことで、過去の延長ではなく、より希望ある未来を創造することができる。前の人の帯を持って列に連なり、先頭の人が前に進む実技検証では、通常、「前に進もう」という意識の働きが身体に現れ、上体が前かがみになって、後ろから帯を引っ張る人と衝突するため、全く進めません。「まずはふっと後ろに下がることでゼロをつくり出し、そこから地面を踏みしめるように一歩ずつ足を出すだけ。そして、ずっとゼロの状態を変えずに動く」という先生のご指導で、ぶつかりがなく自然体で進むことができました。同時に、何とも言えない心地よさを感じている身体の精妙な働きぶりも不思議でした。そして、直後の三本移動組手やナイファンチンの型が一目瞭然で変化することにも驚きました。このときに身体で感じた心地よさは、型でニュートラルをつくるということに繋がっていると信じます。力ではなく、ピタッと来る、しっくりくる身体のシグナルを感じとる集中力がもっと普段の自分に必要だと感じました。また、寝転んだ状態で足を引っ張られるときに、「引っ張られまい」として逆方向に行こうとするのではなく、相手と同じ方向に先に入ることで重くなり動かなくなる。そして身体にはエネルギーが入っている。我欲に囚われて小さい世界に留まるのか、心を開いてより大きな世界へ自分を投げ入れ、自分の潜在能力を引き出すのか。その「今」の選択によって未来が全然違ったものになります。身体にはすべてあらわれるということのすごさと恐ろしさも感じました。不安な心では不安な身体になり、考え方の偏りや自分自身では認識できない無意識の癖も、見る人が見ればすぐにわかる。そして、言葉ではまったく追いつかない情報量で、相手や周囲に伝わる。人間の本質は「間」にあり、「間を制する」という武術の目指す領域はとてつもなく深遠なものだと思います。

 班に分かれての稽古では、Mさん、Kさんに内面の働きで相手に入る、ということを何度も繰り返しご指導をいただきました。内面の働きによって相手との間、関係性が変化する。相手とぶつからずに、自らを下に落とす。言葉での表現が難しいですが、身体で感じ取り、気づいたことを手がかりに自分で型に取り込んでいくことだと思います。分解組手を何度もやる中で、うまく技がかかるときは、まったく筋力的な力ではなく、型の技がもつ力で相手を倒している。これは、自分が投げられる側のときに、より顕著に感じることができました。相手に倒される際に強引な力技でなく、こちらの力が入らないように、すがすがしく倒される。型にその技が隠されており、いかに型から引き出すことができるか。果てしない道のりだと思いますが、今日より明日という希望を持ち取り組んでいきます。一度うまくいった技を、もう一度とやると次は「倒そう」という欲が出て倒せない、ということが幾度となくありました。できることとできないことは対立しているのではなく、自分にどちらも存在している。できないところをご指摘、ご指導いただいて落ち込むのではなく、できない自分に気づき、受け入れること。障害を取り除くことでできる自分をあらわしていく、ということだと思います。自分では全く気づけない領域を、身体所作から気づきをいただき、改良していくことができる。自分でわからないところを、正しい方向に導いていただける。これは希望であり、感謝の気持ちを忘れてはいけないです。謙虚に、くさらず、おごらず、一歩一歩前進していきたいと思います。これからも何卒ご指導のほど、よろしくお願いいたします。

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