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東京体験講習会が開催されました


2023年6月25日(日)、町田市文化交流センター(東京都)にて宇城道塾 体験講習会が開催されました。当日は関東圏のみならず、北海道、鹿児島、福岡、島根、岐阜、静岡と、全国から受講者が集まり、子供30名を含む111名が参加。3時間半の講義は熱気に包まれました。



●身体は知っている


講義は理屈よりも「実証先にありき」の身体検証で始まりました。

答えを言って腕を前に出し、その強さを上から押さえてもらって確認します。


  1+1=2(正しい答え) ―→ 強い

  1+1=5(正しくない答え)→ 弱い


身体は正しい、正しくないことを知っているということです。



次に、「身体を鍛える」ということについての検証です。


通常、体育などで行なわれる腕立て伏せやジャンプをして、それが正しいかどうかの検証を先ほどと同じようにすると、どちらも腕は弱く、押し下げられてしまいます。

しかし、宇城式の腕立て伏せやジャンプを行なうと、腕は強くなり押し下げられることはありませんでした。



(A)宇城式腕立て伏せ  (B)通常の腕立て伏せ

(A)は(B)を投げることができる

(A)は強くなり、(B)は弱くなっていることが分かる



通常の体操・筋トレ → 弱い

宇城式体操  ―――→ 強い


この結果が意味することは、私たちが日常的に「身体を鍛えるために」と思っている体操や筋肉トレーニングが、かえって人間力を弱くしているということです。

それは筋トレが対立・衝突を生み、身体が本来持っている力を壊し、弱くしてしまっているからです。

一方、宇城式体操は調和構図をとっているので、身体は「統一体」となり強くなります。逆に対立構図の身体は「部分体」となり弱くなります。 


「野生動物は筋トレをしない」

「格闘技チャンピオンになってもライオンの檻には入れない」

という事実から見ても分かるように、人間の強さとは何かを問い直す必要があり、そのことを検証例は示しています。


ドイツでの空手セミナー指導を終え帰国直後の塾長は、ヨーロッパと日本の社会の空気(危機感)の違いにも触れ、参加者へ問いかけていきます。




●人間の調和力


続いて、スクラムを押す検証が行なわれました。


6人ががっちりと組んだスクラムを押します。

大人が押してもスクラムはびくともしません。しかも力ずくで押すので床のカーペットが剥がれてしまいます。

一方、子供たちは簡単にスクラムを押し崩していきます。

赤ちゃんを抱いたお母さん、妊婦さんも簡単にスクラムを押し崩すことができました。


大人が押す ――――――――→ 崩れない

子供・赤ちゃん・妊婦が押す → 崩れる


この差は「調和力」と「対立力」の差によるものですが、人間にはもともと、このように相手とぶつからない「調和力」が備わっているという証しです。



① スクラムを押す (動画)



② スクラムを押す (動画)



「大人は人間力の使い方を失ってしまった。それは、競争・対立の教育を受けてきたからです」


まさに競争と対立の教育が何をもたらしたか ――

目の前の事実に、参加者はいやおうなく自問自答します。



〈対立から調和への変換方法〉


しかし大人でも、相手とぶつからずにスクラムを押し崩せる方法が示されました。

具合の悪い人に「大丈夫ですか」と寄り添うと、一瞬にして先ほどは出来なかったスクラム崩しができるようになりました。寄り添われた人もスクラムを崩すことができました。


また、できない大人に子供が触れるだけでもできるようになりました。


相手を思って寄り添う心と行動、子供の存在が調和のエネルギーを与えてくれているということになります。


少子化の本当の問題は、競争、競争の対立と格差によって、こうした調和力を生むエネルギーが社会全体から失われることであり、少子化の解決には「不安の空気」ではなく、「安心の空気」で包み込んでいくことだと、塾長は説いていきました。



●目に見えない力


1対多数の腕相撲でも子供たちは素晴らしい力を発揮します。

3人の大人が押さえつけた腕を簡単に返していきます。


【動画】 1対多数の腕相撲 → 子供にできて、大人にできない





●守る・信頼の空気



「安心の空気」が目に見える形で示されました。


1列の先頭者が腹にメリケンサック(鉄製武器)を当て、それに突きを入れる検証です。

通常は痛くて突くことはできませんが、塾長は躊躇なく突き、さらに1列を吹き飛ばしてしまいます。手を傷めることもありません。

今度は、メリケンサックの上に女性が手を置きます。塾長が同じように突きますが、女性はびびることもなく、また手に痛みもありません。


「突かれても大丈夫」という安心の空気、信頼が先に伝わる。

塾長は、これが「守る」ということだと言います。



【動画】 メリケンサックへの突き 「守る」



テーブルを7人が持ち上げ、突進します。

これを宇城塾長が気で止めます。


子供がテーブルの正面に立ちますが、塾長が気で止める時には不安な様子もなく微動だにしません。さらに気で制されたテーブルと7人を押し返してしまいました。

また1歳の子供が塾長に歩み寄り、同じ実践をする場面もありました。





「守る」とは、「信頼」とはどういうことか。


言葉ではなく、自ずから伝わるものであることが示されました。



さらに、誰でも「守る身体」があることを全員で体験していきました。

四つん這いの上にもう一人が上に乗り、腕が上がらない状況を作ります。その下に人が入ると、一瞬にして腕が上がるようになります。


頭で考えなくても鍛えなくても、身体は勝手に守ろうとして強くなるのです。



「守る身体」を全員が体験する




●強い身体をつくる


心のあり方や所作でも、身体は強くなります。

一例として、挨拶と礼をしてから1列を押す検証が行なわれました。


子供たちが次々と手をあげ、順番に実践します。

声が小さかったり、礼が浅かったりすると列は動かず、塾長の指導で、見ていて元気で気持ちのよい挨拶に変わると、1列は簡単に動きます。



元気よく声を出し、しっかりと礼をすると・・・・

大人の列を簡単に押すことができる



つづいて塾長がこの1列を触れずに動かす実践をやって見せた時に、ダウン症の男性が自分もやるのだと名乗りをあげてきました。

実践の様子をよくとらえており、塾長にいくつか指導を受けたのち、一人で「触れずに動かす」を実践できていました。


【動画】 触れずに動かす



大人の健常者は見聞きするものすべてにフィルターをかけて受け取るが、障がいを持った人はそのままを受け取るのだと塾長は言います。



●身体に気を流す


身体に気を流し強くする「宇城式呼吸法」を行ないました。

簡単な所作で、滞っていた気が流れ、本来の力を発揮できるようになります。


塾長に「よくできている」と指名された子供は、呼吸法を行なったのちに、腕を掴む大人を投げることができていました。


全員で「宇城式呼吸法」を習い、実践



ていねいに呼吸法を行なう子供

呼吸法を行なったのち、腕を掴む大人を投げることができた



身体に気が通ることで、人間は本来の力(潜在力)を発揮することができるのです。



なぜ、潜在力を発揮できないのか。

なぜ、かつては子供であった大人が、調和力を失ってしまったのか。


示唆に富む様々な実践検証を体験しながら、

子供たちは自分自身のエネルギーを感じ、大人は子供たちの力を失わせずに守り、導く大切さを感じ取った講演会となりました。



塾長の気を映し、立ち上がろうとする大人を制する子供

「たのしかったです。おとなをおさえたのがすごかった。またきたいです」(6歳)




気での変化を、触れて全員が感じ取る




参加者の感想を紹介します。



<参加者の感想>


●島根 8歳 女児

やること一つひとつがふしぎだった。



●東京 小学2年 男児/母

(突進するテーブルの前に立つ実践を体験)

1かいめ、つくえがきてこわかった。

2かいめ、先生がさわって、つくえがきてもこわくなかった。


今回も子供を連れて一緒にいろいろな体験を学べて良かったです。

講習会開始後に映像を見たり、先生のお話を聞いて反省しました。

発達に障がいがある方を見ると「大変だなぁ」なんて思ってしまう自分が、いかに上から目線の人間かと思い知りました。

社会で少し不便するだけで、すごい力を持った人たちなんだと実感しました。



●神奈川 8歳 男児/母

うでずもうがおもしろかったおもしろかった。なぜかというとさわらなくてもできたからです。

こんどは大きな声であいさつします。


参加させて頂き、ありがとうございました。貴重な体験を親子で感じることが出来、先生の言葉がとても響きました。

この経験を活かせるようにしたいと思います。


●神奈川 中学生 女性

お互いにおんぶをするときに宇城先生が私達に気を入れると、自分の体の表面にスッと冷たいような薄い膜がはって、体がフワッと浮き立った気がしました。

手を開いたサンチンの形で腰を落とした姿勢で横から押された時も、体の表面に膜がはったようになって、涼しくなる感じがしました。先生に気を入れていただいたときのがその感覚が強かったです。


また、気で複数の人を動かすのも、いつもは私達子どもが動かす側だったので、大人達が動かされているのを見て、どんな感じなのかな、と思っていましたが、今回は宇城先生が全員を動かしてくださったため、動かされる側を体験できて、こんな感じなんだな、と思いました。具体的には、自分自身は動いている自覚はないけれど、空気がドワッと押し寄せてきて自分の中を通過して後ろに流れていくような感覚でした。

それに今日は本にサインをくださり、ありがとうございました。御著書は少し難しい部分もありましたが、先生が普段説明してくださっているものを文字にして読むと理解しやすく、何度も読み返せて嬉しいです。これからも稽古、頑張りますので、よろしくお願い致します。



●東京 大学生 19歳 女性

講演会の度に新たな気づきの連続で、いかに自分の色眼鏡で様々なものを見てしまっているか、学ばせていただきました。

知識の尺度でものを見聞きするのではなく、触れて、心で感じることこそ真であると、今一度心に受け止め、また明日から新鮮な気持ちで生きていくエネルギーをいただきました。

この度は貴重な機会を与えてくださり、ありがとうございました。



●東京 清掃業 26歳 女性

今回初めて宇城先生の体験講習会に参加させていただきました。

現在妊娠5ヶ月ですが、スクラムを組んだ大人の男性達を私よりも体格の良い男性が押し倒せなかったのに、実際に自分の力で押し倒すことができ、お腹の中の子供のパワーを直に感じることができました。


それまでは初めての妊娠で不安なことも多く、身体が思うように動かなくなり、悪阻で具合も悪いし、精神状態も安定せず、こんな事になるなんて、、とネガティブに考えてしまうこともあったのですが、今回の経験で自分はお腹の中の子供にパワーをもらっているんだ、逆に守ってもらえているんだと考えるようになり、今までより子供に対しての愛情が深まりました。


講習会の後、今日はありがとう、と子供のことを考えながら先生に教えていただいた身体に気を流す呼吸法を自宅で行っている時、初めて胎動を感じることができました。偶然かもしれませんが、私の気持ちと気を感じて返事をしてくれたのかなと思い嬉しくなりました。

呼吸も意識してみると、集中したりストレスを感じた時など止めてしまっていることに気が付きました。呼吸法も今から習慣づけて行い、子供にも気と酸素をしっかり送り込んで母子共に健康的に過ごせるようにしようと思います。出産の時にも役に立つと思いました。

今回の講習会で自然体、統一体である子供の力を感じ、今後子育てをするうえで自分がその力を奪ってしまわないように言動に気を付けようとも思いました。


講習会の最後に先生に「元気な子供が産まれるといいね」と声を掛けていただきました。あと5ヶ月お腹の中にいる子のパワーを感じながらマタニティーライフを楽しもうと思います。色々なことに気付かせていだだき良い経験になりました。参加させていただけて良かったです。ありがとうございました。



●東京 技術職 39歳 女性

初めて参加しましたが、未知の世界すぎて、ただ不思議という気持ちでいっぱいです。しかし、“大人は気が止まっている”という言葉に考えさせられるものもありました。本を読んでいこうと思います。

今回参加できて光栄に思います。ありがとうございました。



●東京 高校教諭 62歳 女性

改めて気の世界の奥深さ、可能性を感じました。前回参加させて頂いた教師塾で、様々気づかせていただきました。今回の体験も日常に生かし力を失わないように生きていこうと思いました。

まずはラジオ体操をやめて、夫が日課としているサンチンは無理としても、今日教えて頂いた呼吸法は始めていこうと思いました。

1か2で回答し、「どうしようかな」は無駄な時間ということも大変心に残りました。

今日、ご指導して頂いたことを大切にして参ります。誠にありがとうございました。



●東京 53歳 女性

力ではかなわないエネルギーが、しかも自分にも全員にもあるということが希望につながると感じました。

頭で理解しようとか考えてはダメなんだ、もっと自身の体を信じよう。

感じることの大切さを実感しました。


スクラムを力では倒せないのに、ハグしたり困った人に声をかけたりして一瞬に変化する。理屈ではないんだな。

不安に思う気持ちが周りの人にも伝わる、空気が変わる、など、貴重な体験が出来てよかったです。

ゼロかイチか、迷うことは止まってしまうという言葉が心に響きました。



●千葉 セラピスト 48歳 女性

気の力、とにかく凄かったです。

普段、いろいろなことを頭で考えてしまいがちですが、心の力が全てなのだなと実感できました。

信じる、守る、希望を与える、日常で実践します。

自他を分けないということも、今回体験できたことの中でどういうことなのか、少し分かったように思いました。とにかく素直に真剣に、自他と生きていきます。



●千葉 公務員 49歳 男性

今回で3回目の参加となりますが、子供さんによる検証から人間の本来の力の素晴らしさを感じるともに、元気を頂いております。

ありがとうございます。


先生の気の検証や、子供さんがそれをすぐにやって見せると会場の空気が変わります。その様子は何度見ても何とも言えない感動があります。

そのような空気の変化は、参加している方々が目の前で見たことに感動し、希望を見出したことによるものだと思います。

初めて触れた多くの人に、感動や希望を感じさせる本物の素晴らしさを改めて実感しました。


また、先生のドイツセミナーでのお話が随所にありましたが、その中で、「ヨーロッパ、とくにウクライナに近いポーランドは危機感が違う。日本はボケている」「彼らは長年やってきた空手が対立を助長するだけであることに疑問を感じ、相手と調和し、仲良くし、その上で倒すことができる宇城空手を求めた」とのお話がありました。

現実の危機、それも戦火という生命やあらゆる生活社会基盤への絶対的な危機を身近に感じた時、人間は本物を求めるということがよく分かりました。

どうもありがとうございました。



●神奈川 自営業 59歳 男性

最初から子供たちが大人の列を簡単に倒していくという圧倒的な実践で始まりました。

大人は押せなくて、しかも床のカーペットタイルを剥がしてしまうという対立から破壊を分かりやすく見せて頂きました。

回数を重ねるごとに子供同士が仲良くなってきていると感じました。

仲良くなりすぎて空気が緩むとナイフを持った腕相撲を見せて、 後半はいきなりメリケンサックを使った検証で場を引き締めて、 その場の空気に合わせて対応していく講義に夢中になり時間を忘れて参加をしておりました。


悟空のコスプレをしている方が前に出てきた時は、「悪気はないのは分かるけど困った人が出てきたな」 と正直思いました。

でも先生は彼の良い所を引き出しながらも「礼」はきちんとするようにと、全員が納得して包み込むような雰囲気(気持ち)に導いていただきました。


長机を持って先生に突っ込んでいくという検証の時に1歳のお子さんを先生が抱いていて、号令で突っ込んで行ったのですが、行く前から「行ける感じがしない。」

実際に7人がバラバラで全く動けませんでした。


あの感じを覚えています。

気がお守りであり、悪い心に対しては魔除けにもなるという意味が少し分かりました。

おんぶして重くなったり、呼吸で重くなったりを一緒に検証をした70代の男性の方も、驚きと感動をされておられました。

宇城先生から学んだ(頂いた)希望の光を独り占めしないで、一部でもいいので継承を出来る人生にしていきたいという気持ちになってきました。

ありがとうございました。



●神奈川 自営業 60代 女性

本日は自分の生徒と保護者の方が初めて参加してくださいました。

お母さんは、気については興味がおありのようでもあり、検証にはびっくりして感動しておられました。

中学生の生徒は、今日は子どもたちの中でも大きい方でしたが、まだ列を崩せる調和力が残っていることが嬉しかったようでした。

そして、講習会が終わった後、早速先生の「気」を送っておられる手つきを一生懸命に真似をして、

「出来るようになりたい!」と、ああだこうだと熱心に研究していました!

それを見て、先生がおっしゃる通りだなぁ、と感心いたしました。

今日の経験が、彼の価値観や生き様の良い種となってくれることと思います。

ありがとうございました。



●千葉 自営業 37歳 男性

この度は、貴重な体験道塾に親子4人で参加させて頂きありがとうございました。

前回から半年、子供3人との参加でした。


前半の部は長男(1歳11ヶ月)の子が会場の中を嫌がってしまい中々体験をすることが難しかったのですが、後半の部では何かを感じたのか会場の中を縦横無尽に駆け回っておりました。


そこで一つの検証の際にさらに何かを感じたのか先生の方に引き寄せられる様に近づいていく様子を後ろから冷や汗もので見守っていましたが、先生と一緒に数人が抱えた机が突っ込んでくるものを止めたり、押し返したりしている姿にびっくりしました。


もちろんその止めたり押し返す力にも驚きはあったのですが長男は特に集中して前の子達がやっている検証を見ていたわけでもなく、歩き回ったりしていたのに何をやるのかがわかっているのかの様に突っ込んでくる机にビビる事もなく笑顔で押そうとしていました。


まさに身体で感じている様子です。


まだ頭で考えるということは一切ない年齢だからこそ、突っ込んでくる机は止まるな、押し返せるなを自然と身体でわかるからできているのだと感じました。


集中という言葉もただその検証を座ってしっかり見るという事ではなく、会場全体の雰囲気から察知している事なのかと感じました。実際集中している様に見せていても実を伴わなければ意味がない、集中してみているふりになってしまっていないか?と自分に照らし合わせて子供から学ぶ事が多い時間でした。


また、中学生の長女は内向的な性格なので自分からやってみたいという事が率先できない子ですが四つん這いの検証や目線の高さの検証、おんぶでの検証は何か感じるものはあった様で帰りの車でも感じた変化の話をしていました。


真ん中の5年生の次女の子も先生は魔法使いなの?と帯が縮んだり、伸びたりとした検証に驚き、楽しかった!凄かったと興奮していました!


そんな2人ですが、長男を通しての検証で感じるものがあった様子です。

長男を通して支え合って成長してもらいたいと思います。


今回の体験は間違いなく子供達にとって、そして自分にとっても沢山の気づきと経験を頂けたことに感謝申し上げます。



●神奈川 自営業 52歳 男性

子供の持つ能力を失わせないことの共通認識を持ちたく、妻と子供の家族での参加をさせて頂きました。

以前に妊娠五ヶ月の際に親子塾に参加した妻は帰路において激しい胎動を体感しそれ以来出産まで変わらずに続いたことを経験しています。

その時以来の参加でしたが、宇城先生の言葉や会場の雰囲気が全く違和感なく身体に響いたようで前回よりも深く理解が出来たようで興奮気味でした。

8歳の子供においては親としての課題がたくさん見つかり、あらためて親への フィードバックがここまで響く場はないなと実感しました。感謝を申し上げます。


印象に残ったのはテーブルを数人で持ち、前に立つ一人に対し突っ込んで行き、それを止められるかの検証の際です。

ちょっとぐずりがちだった一歳の子供を先生が抱っ子をして「よし!止めろ!」 とその子に止めさせた時、私はテーブルを持っていたのですが、その子が止めるように手を前に出していたことに驚きました。父親に確認したところ初めてのことだったとのこと・・ 一歳ではないのです。何世代にも受け継がれた遺伝子という時系列を経ての一歳ということにハッとしました。


そして、宇城先生の仰る「潜在力」という言葉をいかに浅いレベルで理解していた自分にも気づきました。先生は一体どこまで潜在力を引き出しているのだろうかとも思いましたし、いかにすごい指導を受けているのかということを痛感した大変貴重な体験講習会でもありました。ありがとうございました。



●神奈川 公務員 45歳 男性

今回の講習会には、子供と三人で参加させていただきました。

今回で、3回目の参加となりましたが、とにかく子供に先生と同じ場にいられる機会を持って欲しいという一念だけで毎回参加させていただいております。

長男は、ここ最近、中学受験で挙動不審なくらい落ち着きがなくなり、元気がない状態でした。そんななかでの先生の講習会でしたが、終わる頃には、元気を取り戻し、不安感がなくなり、強さを感じるほどになっていました。

頭や言葉で指導してもこんな劇的な変化は絶対に有り得ません。「気」という存在と、その根源である「心」の凄さを実感しました。宇城先生の唯一無二の講習会を色んな人が受けてみて欲しいと思います。

いくら悩んでも解決しない。身体を先に持ってくることで変化が生まれ、希望もまた持てるようになる。

今回の様々な検証でも分かりましたが、人間の身体は大切なものを無意識で守ろうとしていること。身体は先に答えを出してくれていること。そこに頭を働かせて、余計なことをしてしまい、全ての流れを台無しにしていること。

これらの気づきを身体に刻んで、子供たちやこれからの世代へ希望を繋げられるように精進したいと思いました。本当にありがとうございました。



●神奈川 教員 男性

5人対5人のスクラムを横から押す検証では、大人がやると床のマットが剥がれてしまうのですが、子供が触れると本当に不思議なくらい、衝突を感じることなく倒されていました。マットが剥がれることも全くなかったです。赤ちゃんを抱いたお母さんの時はもっと楽に倒されました。さらに妊婦さんの場合は、触れた瞬間にこちらの力が抜けてしまうのが感じられました。

スクラムを縦に押す検証でも、子どもの持つ柔らかさと、大人の衝突の力との差をしっかりと感じました。


また「1+1」の正しい答えと間違った答えの時の、強さの違いは、はっきりと実感できました。また四つん這いになって背中に人を乗せた時の手の挙げにくさと、人が体の下を通っているときに不思議と手を挙げられる時の違いは、娘も実感できた様子でした。また腰を落として踏ん張った姿勢と、開手のサンチンの形で腰を落とした姿勢で横から押されるのを比べる検証でも、違いをはっきりと感じていました。私自身も行いましたが、はっきりと違いを感じることができました。


1対複数の腕相撲の検証にも参加させていただきました。今回は、「真剣」とはどういうことか」、としてナイフの刃を持って腕相撲をするとどうなるか、を行いました。

3人で押さえているにもかかわらず、全く押さえることができずひっくり返されました。侍が刀を持つことの意味は、刃物を振り回すということではなく、「素手で刃を握り、なおかつ誰も傷つけないという覚悟」が真剣であるということを教えていただきました。ドイツから帰国されたばかりとのことで、海外と日本の稽古での真剣さの度合いについてお話しいただきましたが、いかに私たちの日常が平和ボケしているか、ということをあらためて感じさせていただきました。


また、子どもたちは自然体で調和する力を持っていることを、参加していたお子さん達を見ていて感じることが多かったです。印象的だったのが、先生の実演に対して「何で?」とずっと反応していたお子さん(兄弟で参加されていた弟さん)がいましたが、お兄さんが優しく制止しているのにそれが納得いかないのか、出て行ってしまいました。

それを見ていた別のお子さんが、すーっと追いかけていって様子を見に行っていました 。心配なのか気になるのか、でもとても自然な行動でした。またお互いに知り合いというわけでもないのに、子どもたちはいつの間にか仲良くなった感じになっていて、それもすごいなと感じました。子どもへの接し方として、押さえつけるのではなく、いかに子どもの素直な心をそのまま引き出すのかということを、今後のテーマとしていきたいと思いました。






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