大阪体験講習会が開催されました
- chiba
- 5月27日
- 読了時間: 12分
更新日:6月4日
2025年5月25(日)大阪市淀川区、NLC新御堂会議室にて、大阪体験講習会が開催され全国から50名が参加しました。

冒頭は、アメリカ・コロラドで開催された大規模合気道合宿を舞台としたDVD『永遠なる宇城空手』のダイジェストが放映され、宇城塾長の生きざまの一端を紹介。それは今回の講習会のテーマである「人間の可能性」を示唆するものでした。
人間には測り知れない可能性がある。
しかしそれを発揮できない仕組みになっている。
このことを「子どもにできて、大人にできない」という検証を実際に体験することから講義は始まりました。
写真と参加者の感想で紹介していきます。
●子どもにできて、大人にできない(1列を押す)
背中を支えしっかりと立つ1列を押す検証です。
大人は押すことができないが・・・・

▼
子どもは押すことができる

▼
しかし、子どもが腕立て伏せを2回行っただけで・・・・

▼
今度はまったく押せなくなってしまった

さらに検証では、大人でも「寄り添う心と行動」で1列を押せることが示されました。
子どもはできて、大人はできない。
しかし・・・子どもでも筋トレでできなくなる。
・・・大人でも寄り添う行動でできるようになる。
実践をもって、子どもと大人の境目にあるものへの問いかけがされました。
〈感想〉
「感動しおどろきでいっぱいです。
大人にはできず子どもにできる事や、寄り添うことでできるようになる。おどろきでした。」
(大阪 女性)
●2列を引き、前進する
四つ這いになって両腕に列をぶら下げて前進します。
塾長の指導で、子どもは前進できる

▼
大人は前進できないが・・・・

▼
先ほど前進できた子どもが前に立ちそこに向かうと、
大人も前進できた

▼
この「できた人に向かうと前進できる」連鎖は
何人も繰り返された

●不安と怯え それを消す「気」
私たちは無意識に何かに怯え不安を抱えています。
それを感じ取り、さらにその怯えや不安を「気」が消すという検証です。
テーブルを拳で思い切り叩く
大きな衝撃と音が会場に広がる

▼
拳が振り下ろされるところに手の平を置く
その人に触れると、不安が伝わってくる

▼
そこへ塾長が「気」を送ると・・・・

▼
不安は消え、実際に手の平を拳で叩いても痛くない

子どもによる、不安を消す検証
拳を振り上げる人に子どもが触れると・・・・

▼
塾長の時と同じように、手の平を打ち付けても不安も痛みもない

〈感想〉
「テーブルを強く叩く方の前に私の右手をその前に置き、振りかぶった瞬間に、一瞬で不安になり怯えてしまい、それが後ろで触れているみんなへ伝わる事を体験させていただきました。
自分が一番不安を感じており、叩かれれば、相当痛いどころではなく、間違いなく骨折するレベルだと思います。
しかし、先生が気をかけて下さった瞬間、振りかぶっても怖さは消え、思い切り振りかぶった手を強く叩かれても痛くない。
本当に貴重な体験でした。
その後、もっと驚いた事は、小さな子供が腕を振り上げた方の隣に座り、同じように、手を振りかぶり私の手を強く打っても痛くない。子供の調和のエネルギーの凄さを体験する事ができました」(静岡 40代 男性)
●腕相撲 ―― 力の概念を覆す
あり得ない設定の腕相撲で、従来の力の概念を覆す検証です。
「筋力」ではない力があることに気づかせていきます。
机に手の甲をつけた腕を4人が押さえ付ける
大人でも腕を返すことはできない

▼
同じ腕相撲に子どもが挑戦
塾長に姿勢を正してもらうと・・・・

▼
大人たちをひっくり返すことができた

4人が、塾長の腕の上におおいかぶさる

▼
塾長は気で4人を浮かせ、あっけなく引っくり返す

「ワン、ツー、スリー!」の掛け声で始める大人対子どもの腕相撲
塾長が気をかけると・・・・・

▼
「ワン、ツー、スリー!」で子どもは大人の腕の動きを制し・・・・・

▼
じわじわと腕を返しきった
思わず拍手が湧き上がる

〈感想〉「うでずもうがすごかったです!!」(福岡 11歳)
●投球の実践指導
休憩後、ピッチャーである高校生に対し、投球の実践指導が行なわれた。
数々のプロ野球選手を指導し、成功に導いてきた塾長による指導を参加者が目の当たりにする、貴重な機会となった。

キャッチャー役を座らせ、「間」の指導も行なわれた

〈感想〉「野球の投球フォームが先生が教える前と後で、素人の私が見ても全然かわったのが驚きでした」(福岡 40代 女性)
宇城塾長の指導で一瞬で変化する実感と経験は、「試してみたい」「いますぐ投げてみたい」という意欲をも湧かせます。
なぜ、野球未経験の宇城塾長にこのようなジャンルを越えた指導が可能なのかは、スポーツライター小林信也氏による『宇城憲治師直伝「調和」の身体論 武術に学ぶスポーツ進化論』を参照ください。
従来の常識や当たり前に囚われ、大人は人間本来の可能性に蓋をしてしまっています。
そのことを、宇城塾長は子どもたちの力を引き出すことで明らかにしてくれました。
さらに、「できない」大人でも、寄り添いの心と行動で変わることができるという希望も示されました。
今回行なわれた数々の実践検証、気の体験は、今の常識や科学にない未知の世界を切り拓く「無から有を生む」世界です。そういう世界があることに気づき、向かうことが未来の希望となります。
参加者の感想です。
参加者の感想
●福岡 9歳 女児
おおぜいの大人をたおすので、「できそうにないな」と思っていたけど、そのおおぜいの大人をたおせてうれしかったです!
●福岡 11歳 女児
うでずもうで、つよいい大人の人としょうぶして「まけるよ」と思っていたら、なんかいもたおされたけど、さいごは勝ってうれしかったです!!
●静岡 中学生 14歳 男性
初めて体験講習会に参加してすごいと思ったのは、子どもにはできて大人にはできないことがあるというのを知り、それを体験してよく分かりました。
正直、初めは嘘だと思っていたけど本当だとわかり、すごいと感じました。
このような体験会があったら次も参加したいと思いました。
●大阪 主婦 40代 女性
意識と無意識の領域のお話が印象に残りました。すぐに頭で「これは出来ない」と判断してしまうくせがあるので、まずは素直にやってみるという姿勢でいたいと思いました。
●大阪 会社員 41代 女性
いつも感動しおどろきでいっぱいです。ありがとうございます。
大人にはできず子どもにできる事や、寄り添うことでできるようになる。おどろきでした。
普段から障がいを持たれた方と接しているのですが、どこかで「支援者」として思っているところがあるのだろうなと思いました。
また改めて、明日からの支援につなげていきたいと思います。ありがとうございました。
●静岡 会社員 40代 男性
宇城先生、本日は体験講習会、誠にありがとうございました。今回、初めて息子と参加させていただき、
これまで私は親として、子供達に何を教育してきたのか、伝えてきたのかと思うと恥ずかしながら、大した事はしてきておりませんでした。
そんな後悔もありますが、過去を振り返っても何も変わりません。
今の中に未来がある事を、常々先生は道塾の中で伝えてくださっております。
私は道塾を受講させて頂き約5年が経ちますが、自身、家族、子供も変わっていかなければと、日々感じております。
子供にできて大人にできない事、様々な実証を今回もわかりやすく説明してくださいました。
普段の道塾では体験できない、貴重な体験でもあり、改めて子供の持っている潜在能力の凄さを体験するとともに、
大人になるにつれて、後天的な親の教え、指導者、大人の間違った教育で、できたはずの事ができなくなるといった事を、先生はみんなに示してくださいました。
実証の中で印象に残った事は、先生に投げられた時に1人の方に足を掴まれ際、投げてみろと言われましたが投げられず、欲が強すぎるからだと言われました。
仕事に対しても、家族、子供、勿論自分にも思い当たる節があり、この場で気づかせていただけた事、出来なかった自分にメッセージをいただけた事は、今回の講習会へ参加しなければ、気づかなかったと思います。
それが、職場、家族にどう影響を与えるかと思うとゾッとします。
もう一つ印象に残る実証は、テーブルを強く叩く方の前に私の右手をその前に置き、振りかぶった瞬間に、一瞬で不安になり怯えてしまい、それが後ろで触れているみんなへ伝わる事を体験させていただきました。
自分が一番不安を感じており、叩かれれば、相当痛いどころではなく、間違いなく骨折するレベルだと思います。
しかし、先生が気をかけて下さった瞬間、振りかぶっても怖さは消え、思い切り振りかぶった手を強く叩かれても痛くない。
本当に貴重な体験でした。
その後、もっと驚いた事は、小さな子供が腕を振り上げた方の隣に座り、同じように、手を振りかぶり私の手を強く打っても痛くない。子供の調和のエネルギーの凄さを体験する事ができました。
本当に様々な事を先生から学び、体験させて頂いておりますが、先生と同じ様な事を、私は到底する事はできません。
しかし、この学びや先生の姿をしっかりと映し、家族、子供に繋げて行く覚悟をもって私も実践の中で活かして参ります。
本日は誠にありがとうございました。
●福岡 会社員 40代 男性
「子どもにできて、大人にできないこと」 無から有の世界、意識から無意識の領域について、検証をまじえながら示していただけたので、大変勉強になりました。
子どもの力みの全くない動きから、大人ががっしりと組んだスクラムを崩したり、対立していた空気が一変する様を見て、本当に驚かされました。半面、本来は子供より力があるはずの大人の目に見える姿勢や動作のぎこちなさ、力みが見て取れ、また意識してからしか動けない遅さや居つきが多い点に気づかされました。
後半の高校球児が宇城先生のアドバイスを受ける毎に変わり、野球に詳しくない私が傍らから見ていても、言われたことを吸収し取り入れていく様や、子どもの見たり感じたりした事をそのまま受け入れ、今までの知識や常識、我欲に捉われることなく素直に動く様を見て、自分をふりかえり、大いに反省させられることばかりでした。
できる人が前に立つと空気が変わり、相手も強くすることができるが、できない人が前に立っても、いくら言葉をかけても全く相手に影響しない。できない大人ができる子どもに何ができるのか。
日本の一番の財産は人間性、特に素晴らしいエネルギーを持つ子どもたちに人間性を損なわないためには、どうしていくべきか、今回体験講習会で学ばせていただけたことを、しっかりと受け止め、家族ともども日々に活かしてまいりたいと思います。
ご指導いただきありがとうございました。
●京都 介護職 40代 男性
体験講習会に参加させていただきありがとうございました。
体験させていただいたことで、スクラムを組んだ状態から、子供さんに崩された時、宇城先生に崩された時の体感は、同質の力のように感じられました。
力の伝わり方としては宇城先生が軽く押されたにもかかわらず、瞬間的に伝わり崩れてしまいましたが、子供さんが押した時も宇城先生が押された時も衝突感がなく、澄んだぶつからない力で印象深かったです。
四つん這いの態勢から、両手首を掴まれ前に進む検証では、先頭役をさせていただきました。宇城先生が気を通された時は、掴まれている手に衝突感がなく、一つになって動いている感じで、呼吸も乱れず前に進むことができました。
気が通っていなく、筋力だけで前に進もうとした場合は、まったく前に一歩も進むことができず、呼吸詰まりました。
この違いは何なのか? 重要な問いかけをされたように思います。
●奈良 教員 40代 男性
体験講習会では宇城先生の御指導に触れたことのない人が多く集まります。目の前で展開される実践に最初は懐疑的な大人が、講習会の最後には笑顔で、会場中が一体となって笑顔で帰ることができる。その雰囲気が自分にとっていつもエネルギーを充電する場となっていたため、急ではありますが参加させていただきました。
講習会のなかで、印象に残ったご指導があります。いつものことではありますが、「子どもにできて、大人にできない」ということです。これは、いつも宇城先生がご指導いただく基本の教えです。加えて宇城先生は「寄り添うことで人間本来の力が出る。でも、子どもはすでにそれを持っている。」と話されていました。それを聞き、改めて私は子どもの邪魔をしない。そのためにも、自分自身が深化成長し、変わっていかなければ子どもの可能性に蓋をしてしまうと思う事が出来ました。
心を開くとは、左投げの野球少年のことだと感じました。聞けば、山本由伸投手や今の奈良高校の野球部のスタイルに興味を持ち、今回の講習会に自分自身で辿り着いたようです。宇城先生の教えを自ら心を開いて聞いているからこそ、そのご指導が結果として現れていました。
一方、心を閉じるとは陸上部のような格好をした学生だと思いました。どんな実践にも表情を変えず、スクラムを組む際も前の人と体をつけることなく、心の距離感を置いて話を聞いているように見えました。当然、目の前で起こっていることが事実にも関わらずそれを受け止めている様子はありませんでした。
後者の学生のような姿勢を生んだのは学校の教育による常識です。今の世の中、学校がつくる常識、古典力学が子どものフィルターをつくってしまっている。だからこそ、宇城先生の気の世界を感じとることが出来なくなってしまっています。昨日、学校へ戻り学校生活を見て、クラブ活動を見て、講習会で感じた思いがより一層強くなりました。だからこそ、普段宇城先生から教えていただくことが本当に貴重なことであると感じましたし、自分にはまだまだですが、まずは自分のフィルターをとるために一人稽古に励む、宇城空手の生き方に近づくことが自分に必要だと思いました。
部活動では、中心的な役割ではありませんが少し子どもたちと話す機会がありました。大谷翔平や佐々木朗希は震災を経験し、今回相撲で優勝した大の里関も石川県出身です。大の里関の祖父が能登半島出身であることから震災後は能登半島を訪れ、復興を願いながら相撲をとったという記事もありました。競技力向上の土台には心がある、心を込めて礼をすれば強くなる、子どもはすでにそんな力を持っているという宇城先生の話を聞いているときの生徒の眼はすごく真っ直ぐでした。そんな生徒達の可能性に蓋をしない、自分でありたいと思います。
できる人が前に立つと、前の人もできるようになる。それは、大人が変化しなければいけないということだと思います。まだまだですが、いつか自分自身がそんな存在になれるように変わっていきたいと思います。
今後ともご指導よろしくお願い致します。
(東京・大阪・仙台・名古屋・岡山・熊本)
Comments