top of page

2022年度 第3回 宇城教師塾が開催されました

去る2022年11月9日(水)、第3回宇城教師塾が奈良県奈良市にて開催されました。参加者は近畿、三重、遠くは山口県から30名の教員が参加しました。



冒頭、「庶民のレベルが低いがために、リーダーが育たない」「日本の教育は部分であり、そこに未来はない」というお話から、これから指導者がどうあるべきかを、さまざまな実践を通じて体験させていただきました。


「子どもに希望を与えているか」という塾長の言葉に、言葉=部分の指導ではなく、身体=全体として捉えた指導を実践しなければ子どもたちの未来はない、ということ参加者の多くが改めて自覚していきました。

宇城教師塾終了後は、各教師方が「やるぞ!!」というエネルギーに満ち解散されているように感じました。







≪教師塾塾生の感想≫

●40代 男性  京都  中学校 HA

宇城先生教師塾開催ありがとうございます。本日の先生の資料の量、この日のこの時間に込めた思いが今日の講義の中で伝わりました。その思いは、教育の世界に対してどれだけ重要か、そのことを表していたように思います。


全体をとらえようとしていない教育、バラバラにしてあたかも正解にしている教育。初めから一つ。今までも宇城先生からそのことを教わってきていましたが、本日の講義でより何がいけないのか、何故こうなってしまったのか。そしてこれからどうあるべきか、何が大切なのか、何を捨てなければいけないか、そのこととどう戦うべきか。また間違ってきたのか。本当に中身の濃いあっという間の時間でした。様々な話、そしてそれを実証する検証の数々。答えがわかる人でないとあのような時間や構成にはならないし、我々もあの時間であれだけのことを納得できないそう思いました。1+1=2 しか教えてこなかった日本の教育。その結果の今の日本。先生が写真で見せてもらった、価値のないと思われている深海魚の価値の生み出し方。日本の小さい世界しか教えない教育では誕生しない。あの人が日本を離れて海外でサバイバルを経験して、体験の中で身につけた、知恵から生まれた発想です。


今の日本の何が悪いかそれは間違いなく教育。そしてその仕組みです。しかし、馬鹿な私はまた、制度のせいにしています。制度のせいにする、狭い考え、部分的な思考。これも教育で培ったものです。大切なのは、大局であったり、全体を観る力です。その引っかかる部分にだけ目を向けて何とかするは答えではないです。その根源は先生が仰っていた生きているか、生きるか、それとも生かされているか。この出発点が違うと永遠に辿り着けない。宇城先生が教えられているのは改めてそこだと今日痛感しました。地球に見放されている。母なる地球を忘れてしまっては、当然生かされているという真理は真理でなくなります。教育者として、そして人としてどう在らねばならないか、謙虚に、自分にそして周りに寄り添う。今日の話にあった言葉に意味は無い。私の行動、仕草そこにエネルギーは存在することを今日また改めて痛感しました。先生の思いを我々が浴びたように、目の前にいる生徒も感じるはずです。1に勉強2に勉強3に勉強、、、。本気で本当にそれをされている本物の方を師として学べる私は本当に幸せです。同じく私の生徒もです。本来そうなります。そのためにも自分をもっと根本的に変えて学び続けて行きます。ご指導ありがとうございました。



●40代 男性  奈良  高等学校 TS

先日は、第3回宇城教師塾にて御指導いただき誠にありがとうございました。先日の教師塾では「子どもに希望を与えているか」という宇城先生の言葉がとても心に響きました。また、途中塾生が御指導いただいた「無意識に関節をたたくというのは、心がない」ということも自分事として受け止めていました。


宇城先生の講義を受けると、「我々は無力である」ということをつくづくと実感させていただくことができ、膨大な資料を前にし、自分ももっと勉強しなければという思いになります。

先日の講習においても、常に宇城先生から教えていただくことは、日常が非日常であり、この世の中、既存の教育では子どもたちの能力を引き出すことは出来ないということです。しかしながら、我々教員は勉強することなく、その事実に眼を向けず見えるものが絶対的に正しいと思い込み、子どもたちと接しています。それがどれだけ罪深いことなのか自覚もありません。私自身も頭での理解であり、身体では理解出来ていません。その事実に対する怒りと我々に対する期待を宇城先生から感じることが出来ました。


変わることのない組織、そのなかで自分自身がどのように変化していくか。宇城先生はそれを言葉だけでなく、実践を通じて私たちに伝えていただきます。私たちは、言葉(部分)でしか生徒達に伝えることができません。宇城先生の教えを日常に落とし込み、自分がどう行動していくべきかはまだまだ浅い部分でしか理解することができていませんが、それをもっとしっかり自分に落とし込んでいき、行動を変えていきたいと思いました。


御指導いただいた次の日、学校がありました。文化祭でした。遅刻して、学校という枠組みでは違反した様相の生徒が数人集団で登校してきました。いつもなら力み、生徒と衝突していましたが、なぜか昨日は力みがなく、自然体で生徒と接することが出来ました。なぜかは分かりませんが、そのヒントであり答えが宇城教師塾にあります。


教えて頂いたように講義の2時間だけでなく、準備、懇親会、感想文、そして日常のなかでいろいろなことがつながっていけるように行動していかなければならないと感じました。今後とも、ご指導よろしくお願い致します。



●30代 女性  奈良  中学校 UK

お忙しい中、ご指導いただきありがとうございます。

現場で仕事をしていて、宇城先生に学びにいかせていただいているのに、いまいち上滑りしている、上手くいっていない不安や焦りがありました。調和が大切にしているつもりだったのですが、それは頭で理解しているだけで、断片だったのだと思います。なので、その場だけの調和もどきであって、別の場所に行けばそこに合わせるということをしていました。ですので、軸がぶれて、何が自分の中心にあるのか分からなくなっていましたし、わからないことも気づかない状態でした。生きていく上で、子供たちと過ごす上で、何が大切かを見失っていて、全体が分からなくなっていたのだと思います。とても小さい部分で物事を考えていて、大きな全体で物事を捉えていませんでした。なので、子供達に話をしても上滑りをしているように感じていたのだと宇城先生がおっしゃっていた全体化と断片化のお話を聞いて感じました。


今、少し病気を患ってしまったのですが、病になって、愛情がある、ないをとてもよく感じます。受ける立場にならなければ分からないのは情けないですが、自分が受ける立場になればよくわかります。心配の言葉をかけてくれるけれど、愛情がない人もいれば、ささやかだけれど優しさや愛情を持って接してくださる方もいます。子供たちは、私たち大人のことを、こんな風に見えているのかなと思います。優しい愛情のある言葉や行動を受けると、とても元気になります。また会いたいなや、よし頑張ろうというエネルギーが湧いてきます。自分の中の密度が増して、生きるエネルギーが湧いてくる、まさに宇城先生に実践していただいている通りです。子供たちとすごす時間の長い私たちの役割は、とても大きいと改めて思いました。そして、大きいからこそ、学び、愛情あふれた人になっていかないといけないと思いました。


全体化は、希望や夢や目標を持って、愛情や絆や素直な心で向かっていくことなのかなと思います。子供たちが希望や夢を持つことができるような自分になれるように、日々学ばなければいけないと思います。そうすることで、子供たちがこれからの人生で、周りに愛情を持って過ごすことのできる人になるきっかけになればいいと思います。

たくさん学ばせていただき、ありがとうございました。また、今日から頑張っていこうと思います。



●20代 男性 奈良  県立学院 MI

今回もお忙しい中、教師塾を開催していただきありがとうございました。前回の教師塾は新型コロナウイルス感染により参加できませんでしたので、今回の教師塾を楽しみに過ごしていました。そんな中、宇城先生の話の中で、不安になるから感染する、マスクの意味のなさの話を聞いた際、大事な試験前で私自身がコロナに感染しないようにと不安であったことが思い出されました。感染したのも私自身が断片化していたのだと感じます。全体性と断片化、これは宇城先生が普段からおっしゃっている「統一体と部分体」なのだとも感じました。本来人間は統一体であるのにそれをスポーツ等で部分体に変えてしまう教育の在り方はとても危険であるとも改めて感じました。未来のある子どもたちに接する人間として一層精進していきたいと思います。


特に今回の教師塾の中で印象に残っているのは、最後にスポーツの語源を話されていたことです。スポーツの語源はラテン語の「デポルターレ」意味は遊び・気晴らしからきていると。しかし、なぜそれが勝利を目指したものになっているのか、勝つことを重要視するのか、人が嫌がることをしてまで勝とうとするのか、これは目先の結果にとらわれて出る結果で、教師としてとても安易なことだと感じました。そして、教師塾の中で宇城先生が仰っていた、「打って勝つは下の勝ちなり、勝って打つは中の勝ちなり、戦わずして勝つは状の勝ちなり」とスポーツは真逆だと。相手と調和し、寄り添うことで人間本来の力(統一体の力)が発揮され目に見えない力(気)が働く、それを今回の実践でも強く感じました。まず、私自身にできることを子どもたちに伝えられるよう学び、実践していきたいと思いました。


今回もお忙しいなか本当にありがとうございました。一人革命、深さを知ること、先を取ること、寄り添うこと等まだまだ私自身足りない部分は多いですが、これからも日々精進していきたいと思います。これから寒い日が続きますがお体ご自愛下さい。今回も本当にありがとうございました。次回の教師塾もよろしくお願い致します。




タグ:

bottom of page