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空手書決定版2冊の発刊にあたって 

  • jht900
  • 2020年6月1日
  • 読了時間: 2分

この度、私が約20年前に書いた空手書『武道の原点』『武術空手の知と実践』『武術空手への道』の3冊を、新たに編集し、「決定版」として1冊にまとめたいとの依頼が、どう出版からあり、追加、推敲の上、これら3冊のそれぞれの要点を重ね合わせ、さらなる深さへの追求をしたものとして『武術の実践哲学 宇城空手』という新たなタイトルで発刊する運びとなりました。


さらに、もう1冊、私の空手の原点でもあり師である座波仁吉先生との座談録を一つにまとめた『型は美しく技は心で ― 座波仁吉・宇城憲治 ― 座談録』と題する空手談義も、同時に刊行することとなりました。


これら2冊を読み、改めて思うことは、20年以上前に語っている内容でありながら、その本質はまったくぶれておらず、逆に新鮮さを感じるほどだということです。


進歩・成長には変化は絶対です。


しかしいくら変化があったとしても、その本質がぶれていれば、その「変化」の先はまったく違ってきます。


ぶれない変化に必要なのは、そこに「理」があるかないかということであり、私の場合は座波空手を通して、その技の深さの次元に「理」を同時に見出していきました。


もし私が当時からスポーツ空手をやり、競技空手を追求していたならば、今のような境地には至っていなかったことは明白です。勝った負けたではなく、「己に勝つ」という方向へ向かう空手をやったからこそ、今に至る変化があったと実感しています。まさにこの度の新刊、座波先生との座談録を読んでもまさにその通りだと感じています。


私が目指す「変化」とは、持論としている


 「進歩成長とは変化することである。

  変化するとは深さを知ることである。

  深さを知るとは謙虚になることである」


というプロセスにあります。


つまり進歩であり、成長であり、深さに向かう変化だということです。


それは、武術という、ある意味では日本人の文化の根源にも関わるようなものがもたらす「変化」であり、その変化への具体的な武術稽古のあり方、とくに「事理一致」の実践に照らし合わせて吟味、考案したものこれら2冊であるのです。


空手を修業している、していないにかかわらず、本書2冊に見る私の20年の変化が、一人でも多くの塾生の学びにつながることを願っています。



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