創心館宇城空手 イタリア・ハンガリー準支部発足

 この度、宇城塾長の計らいでヨーロッパに創心館宇城空手道イタリア準支部とハンガリー準支部が発足する運びとなった。ここにイタリア準支部長エマニュエル・アルゼンチーノとハンガリー準支部長フェレンツ・フリス両名の準支部長への思いを掲載する。

■ イタリア準支部長 エマニュエル・アルゼンチーノ

宇城憲治先生に初めてお会いしたのは、2013年4月のニューヨークセミナーで、それは素晴らしい体験でした。それまでに見たことのないものばかりで、宇城先生が教えてくださったことの多くが理解できませんでした。そこで宇城先生のセミナーに継続して参加することで、先生の教えを深めようと思いました。セミナーに参加するたびに、宇城先生の教えがいかに深く、かけがえのないものであるかを実感しました。そして宇城先生にお会いするたびに、心が洗われるような気持ちになりました。 その時から、私は宇城空手だけを稽古するようになり、探していたものをすべて見つけたような気がして、それまでの流派から離れました。私は、このようなセミナーに参加する機会を得たことを嬉しく光栄に思っており、自分が学んでいることへの謙虚さの象徴として、常に白帯を締めていました。 そんな中、宇城先生は私を創心館宇城空手道イタリア準支部長に任命してくださいました。これは大変な驚きで、私の喜び、熱意、そして何よりもこの素晴らしい贈り物を下さった宇城先生への感謝の気持ちを表す言葉がありません。心拍数が高くなり、興奮しています! この大役に恥じぬよう、何世紀にもわたって守られ、継承されてきたこの素晴らしい技術を可能な限り伝えていきます。武術空手の思考の深さを伝え、より良い人々で構成された世界を作るために努力します。そのためには、まず私が皆の手本にならなければなりません。長い道のりであることを重々承知の上、全力で取り組んでいきます。 宇城先生のおかげで、武術空手の思考の深さを理解するためには、全てのもの、全ての人々の最も明るい部分を常に注視すべきであることを学びました。そして、これこそが敵がいない、争いがない理由なのです。誰かを批判的に判断すると、自分と他者を遠ざけるブロックを作ってしまい、破壊的な感情が生まれてしまいます。これは、私たちを心と精神の統一から遠ざけてしまいます。気は流れず、私たちは統一体から離れてしまいます。 水を掘り当てようとしたら、小さな穴をたくさん掘っても意味がありません。むしろ、一つの深い穴を掘った方が良いのです。私は宇城先生の教えに従って、サンチンの型や呼吸法を通して、思考の本質や深さを追求し、他の人の手本となるような人間になるよう努力します。 宇城先生は常に私たちを照らし、正しい方向に導いてくれる光のような存在です。改めてこの貴重な叡智に接する機会をいただけることを本当に幸運に思います。 アルゼンチーノ・エマニュエル

宇城塾長とアルゼンチーノ・エマニュエル氏
宇城塾長とアルゼンチーノ・エマニュエル氏

■ハンガリー準支部長  フェレンツ・フリス

まず最初に、宇城憲治先生が私を創心館宇城空手道ハンガリー準支部の準支部長に任命してくださったことを大変光栄に思い、感謝しています。 昔、空手仲間の一人が宇城先生のDVDをくれた時、先生が有名なフルコンタクト空手家に武術空手を指導するのを見て興味を持ったのを覚えています。私はフルコンタクト空手を33年間やってきましたが、競技空手以上の深みを常に探していました。このDVDで私は特別なものを見つけ、それを追い求め始めました。2017年初頭にインターネットでベルリンで開催される宇城先生のヨーロッパセミナーについて知り、マイケル・ケーテ氏(ドイツ支部長)に連絡して参加させていただきました。その数ヶ月前に「Karate and Ki」を入手、徹底的に勉強しました。 初めてのセミナーでは先生に直接お会いし、「一触を経験する」ことができて素晴らしかったです。ちょうどその頃、私はハンガリー最大のフルコン団体で高いポジションに着いていたのですが、様々な理由で行き詰まりを感じることもありました。 翌年2018年のベルリン・セミナーをとても楽しみにしており、より武術空手を学べるよう息子2人と参加させていただきました。と同時に私は宇城先生をハンガリーに招待することを真剣に決め、セミナー後にケーテ氏と宇城先生に私の思いを伝えました。数週間後、ケーテ氏から電話があり、その機会がかなったことを知り、とても興奮しました。 私は生徒たちと入念に準備を進め、2019年10月、第1回ブダペストセミナーを開催。70名以上の空手の高段者が参加し、成功裏に終了することが出来ました。先生とご一緒させていただいた5日間で私は先生のお人柄とエネルギーに感銘を受けました。気(思考の深さ)と筋力の違いも実感し、私の人生は転機を迎えました。 フルコン団体でのポジションを辞め、組織から離れるのは苦渋の決断でしたが、武術空手に転向したのは新たな次元への大きな自信があったからです。宇城先生への誓約書にサインをし、必要なステップを踏み出しました。 マイケル・ケーテ氏、ドイツ支部のイエンツ・アッカーマン氏にはこの準備期間中だけでなく、2020年のコロナがもたらした困難に直面した際、様々なサポートと友情を示してくれました。この場を借りて深く感謝します。私とエマニュエル・アルゼンチーノ氏は、ケーテ氏のリーダーシップのもと、ヨーロッパの新しい準支部を任命されたことを嬉しく思います。 私の決意は宇城先生が教えてくださった、空手に気を取り入れ戦わずして勝つという原則を貫くことです。「他尊自信」は本当に私の心に響きます。ハンガリーとその周りで創心館の武術空手を学びたいという心の持ち主に、手を差し伸べ、教えていきたいと思っています。 よろしくお願いいたします。

宇城塾長とフリス・フェレンツ氏ご家族
宇城塾長とフリス・フェレンツ氏ご家族

両準支部長の決意表明を受け、宇城塾長は「ヨーロッパで、日本文化、武術としての宇城空手を通して、アメリカも含め、国際交流の輪が広がっていく事を、何よりも嬉しく、楽しみに思っています。」と述べた。

ハンガリーセミナー集合写真
ハンガリーセミナー集合写真