「気」でよみがえる人間力
「気」でよみがえる
人間力
著者 宇城憲治 定価 2,000円+税 ISBN 978-4-904464-38-0 判型/分 A5上製 216ページ 発売日 2012年6月6日
「心を取り戻せ」
技術開発者および経営者でもあった世界最高峰の武術家が語る
日本人としての魂を目覚めさせるメッセージ
2011年3月の東日本大震災以降露呈した原子力発電の危うさ、毎年3万人を越す自殺者、増え続ける児童虐待の実態・・・。私たちは著しい人間力の低下により引き起こされた数々の不安の中に生きています。 そんな世の中を生きていくための、新たな指針となる一冊です。日本の歴史を見ると、「武」とは国の根幹を成してきた基盤であり、日本人としてのアイデンティティの根底において、今も連綿と流れる魂と深く関わりがあります。そのような日本の伝統文化である武術・武道の究極について、著者である宇城憲治氏はこのように語っています。 「斬るための刀を“抜かない”という境地まで高めた心のあり方や、国中の武器を回収し平和への道を求めた沖縄発祥の空手――。それらを可能にしたものは人間の『気』である。」 武術の究極「気」というエネルギーで、これまで3万人以上の潜在能力を発掘し変化成長へ導いてきた著者が語る、「人間力」復活のプロセスとは――。 本書で、武術の究極「気」を紐解きながら人間本来の強さを語る、著者からのメッセージを感じてください。
目 次
序 章 「気」の発見によって見えてきたもの 第一章 「気」の国、日本は何処へ ――知識偏重と心の喪失がもたらしたもの 第二章 「気」を生み出す統一体とは ――人間力を引き出す絶対条件 第三章 「気」による気づく・気づかせる指導プロセス ―― 宇城塾の実践 第四章 人間のエネルギー源「気」―― 人間に与えられた宇宙からのメッセージ 第五章 文武両道と「気」 ―― すべては実践・行動にあり 第六章 「気」を日常に活かす ―― 一人革命の始まり 第七章 従来の科学の枠組みを超えた「気」の真実 ―― 科学者への問いかけ
(1)「気」によって起こる事象 (2)「気」そのものの特徴 ( まとめ)「気」は日常に活かされる調和の行動の哲学
編集者より
宇城憲治先生に学ぶ塾生の皆さんからは、「道塾の復習のために作られたかのような貴重な本!」という声をたくさんいただいています。講義で漠然と聞き流してしまっていたことが、読むことではっきり意味がわかってきたり、理解の度合いを深められたりと、たいへん好評です。編集にあたった私も、その計り知れない奥深さを感じない日はありませんでした。宇城先生の指導で本当に素晴らしいのは、第三者の誰に対しても、気を通すことによって「できない」を「できる」にさせているということ、その革命的な指導法です。この指導法の価値は、塾生の皆さんの変化が実証していると思います。人間力の根底にある「気」が、どれほど重要であるかを改めて学ばせていただきました。
著者のメッセージ
世の中には人を幸せにするものと、 人を不幸にするものと二つしかないような気がします。 私は、すべて幸せに向かうことが進歩であり、成長であると捉えています。 なぜならそれはエネルギーがあるということだからです。 そのエネルギーをつくる元となるもの、それが「気」であり人間力です。
※▼掲載情報
『致知』11月号(2012年10月1日発行 致知出版社)の書評・BOOKSに掲載されました。
著者プロフィール
◎ 宇城憲治 (うしろけんじ)
創心館空手道 範士八段 全日本剣道連盟居合道 教士七段 宇城塾総本部道場 創心館館長
エレクトロニクス分野の技術者としてビデオ機器や衛星携帯電話の電源開発をはじめ、多くの技術開発で世界をリードし数々の特許も取得。また、経営者としても国内外を広く統括し、第一線で活躍。 多忙を極める職業人としての日々はまた、厳しい武道修行を重ねる毎日でもあった。 まさに現代における文武両道のその生き様は、出会う人々を 魅了してやまない。 現在はこのような妥協のない人生から生まれ出た武術の究極 「気」によって人々の潜在能力を開発する指導に専念。空手実践塾・宇城道塾・親子塾・野球塾・学校実践講演・プロ&アマスポーツ塾などで従来の「学ぶ・教える」から独自の「気づく・気づかせる」指導を展開。それはまさに “人間塾” ともいえるもので、弟子・受講生らの人生に多大な影響を与え続けている。
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