小久保 裕紀(福岡ソフトバンクホークス)



小久保 裕紀(福岡ソフトバンクホークス)

誰かに言われるからとか監督が見ているからではなく、決めたことは自分でする。

その当たり前のことを積み重ねてきました。

昨年のプロ野球史上16人目の通算400本に続き、今年6月24日、通算2000本安打を見事達成した小久保裕紀選手 。バルセロナ五輪では唯一学生として出場し、低迷していたホークスに入団後はその豪快さとガッツでチームを牽引し、一丸となって優勝をめざすチームへと変貌させた。無念の無償トレードで移籍した巨人でも4番打者とキャプテンをつとめあげ、ホークス復帰後も主将としてチームを日本シリーズ優勝へと導いた。

その小久保選手が宇城憲治氏に出会ったのは、今から8年前……。

「03年に右ひざの大けが。追い討ちをかけるようにオフの巨人への『無償トレード』。心も体もボロボロになりながら、小久保はもう一度復活を信じて前に進んでいた時期だった」(西日本スポーツ 2012年5月23日)。以来、宇城氏が展開する、心と体を一つにする身体の本質的な使い方の指導を受け、さらに武道家・企業家としての氏の生き様に多くの影響を受けてきた。何事にもまっすぐで謙虚な姿勢と、人一倍真剣なその野球人生は、一流になる人の違いがどこにあるかを示唆するのみでなく、多くのファンやこれからの日本を背負っていく子どもたちへの、〝人間小久保裕紀〟からの勇気あふれるメッセージとなった。


こくぼ ひろき

 1971年10月8日、和歌山県生まれ。福岡ソフトバンクホークス内野手。青山学院大学卒。1992年、大学3年の時バルセロナ五輪に出場、銅メダルを獲得した。福岡ダイエー、巨人を経て2007年ソフトバンクに移籍。2009年から主将も務め、2011年日本シリーズでは優勝をはたし40歳でMVPを獲得。宇城氏との交流は、怪我で苦しむ2004年に宇城氏に初めて指導を受けて以来、8年目をむかえる。

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