大工 哲弘(八重山民謡 第一人者)
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大工 哲弘(八重山民謡 第一人者)
沖縄の八重山の人たちは苦しい時こそ歌で自らを勇気づけてきました。
八重山の人たちが立ち直ってきた背景に芸能があったということ。
そういう歴史を東北の皆さんにも知ってほしいと思うのです。
19世紀は薩摩藩の支配下だった沖縄。沖縄の先頭諸島の八重山も重い年貢に苦しんでいた。その八重山に1771年さらに不幸が襲う。住民の半分が犠牲となった明和の大津波である。 大工哲弘氏は、労働と自然環境の厳しさから解放されるために生まれた沖縄民謡を今に歌い継ぐ八重山民謡の第一人者。
度重なる試練にも屈せず、常に前を向き続け「心の復興」をなしとげてきた沖縄の芸能の底力。武術の究極「戦わずして勝つ」の境地を体現する宇城氏が、その原動力にせまります。
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だいく てつひろ
1948年、沖縄県石垣市(八重山)に生まれる。八重山地方に伝承される多彩な島唄をこなす八重山民謡の第一人者。沖縄県無形文化財保持者。琉球民謡音楽協会会長。 国内はもとより、世界各地で広くコンサート活動を行なっている。さらに世界の民族音楽家、ジャズやロックのミュージシャンなどとの共演活動も意欲的に行っている。全国の八重山民謡教室の支部において、沖縄・八重山民謡の普及・育成にも力をそそぐ。