新版 空手と気






新版 空手と気

著者   宇城憲治 定価   本体2,000円+税 ISBN   978-4-904464-99-1 判型/分  A5判並製 240頁 発売日   2019年5月下旬発売










生と死という「生き残る」ための厳しい世界で生み出された武術には、相手を瞬時にゼロ化する技や、相手との間や時間のコントロール、先を取る、観の目など、最先端の科学をもってしても解けない次元の高い世界が継承されています。その最筆頭が「気」です。


本書【第一部】では、従来の武道界や一般にとらえられている気とはまったく異質の、武術空手の究極から引き出される、人間のエネルギーの根源「気」について、その理論と実践が詳細に解説されています。常に「できる」という事実から内なる身心との会話を通し見出された武術の法則性。その世界は、決して知識、頭で学べるものではなく、思考を深め、自分の中に身心優先の回路を構築してこそ学べる世界です。


【第二部】で紹介する武術・仕事・日常における宇城氏の生き様を凝縮した記録は、まさに思考の深さ=「気」にいたる、学びのプロセスを理屈抜きに伝えるもの。語録とともに掲載した写真は、「気」による宇城空手の技の冴えと迫力をあますところなく伝えています。


本書は、2007年の初版以来、武術の世界にとどまらず、多くの人の「座右の書」として愛読されてきましたが、今回の五刷りを機に、さらに新たなページを設け、その後の宇城氏の生き方、ものの見方、考え方を加筆いただき、『新版 空手と気』といたしました。本書は、必ずや、手に取ってくださる方のさらなる活力、勇気、気づきにつながることと信じています。



目 次


第一部 思考の深さと気

 第一章「思考の深さと気」

  伝統文化に学ぶ   型に学ぶ   武術の本質   空手と気   目に見えないものを見る

 第二章「宇城流根本原理・気」

  武術に見る高度な術技を身につける方法―思考の深さ―   宇城流根本原理 その1 (形・呼吸・意識で変わる)   宇城流根本原理 その2 (統一体と部分体)   宇城流根本原理 その3 (気とエネルギー)   思考の深さと気   稽古法の革命   宇城流根本原理 補足1 (意識の世界と無意識の世界)   宇城流根本原理 補足2 (日常と非日常)   宇城流根本原理 補足3 (樽桶の法則と守・破・離)   検証することの重要性


第二部「術技の奥にある気」

 <修行とは>

  自己満足に成長はありません   「これでいいですか」はあり得ない   相手の事の起こりを制す、そこに稽古が向かわなければなりません/ほか

 <真の武術 ― 気>

  武術とは、戦う中から平和をつかむことです   裏切らない身体をつくらなければなりません   組手で使えてこそ、武術の価値があるんです/ほか

 <宇城流ものの見方・考え方>

  思考の深さは無から有を生み出す   型で短所に気づき、癖を直し、気品、気位を出していく   武術修行の究極は、戦争をしない心、させない覚悟です/ほか

 【新項目】 <体は「内なる気」に応じて動き「気」は「心」の向かうところに応ずる>

  今の常識や科学では説明がつかない世界がある   「どうして」は自己に向き、「なぜ」は相手に向く   愛の反対は憎しみでなく、無関心である   全体先にありきは、弱い自分を強くしてくれる   調和は融合を生み、大きな力となる   生き抜く魂を   愛しえて寄りそう人間教育   すべての答えは調和の中にある   調和によって時間は動き出す   最後は自分

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