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大阪体験講習会が開催されました

去る2023年12月10日(日)、前週の東京に引き続き、大阪の日本研修センター心斎橋にて「宇城道塾 体験講習会」が開催されました。

全国から70名が参加、これまでの常識を覆す様々な実践検証が行なわれ、人間の潜在力と無限の可能性を感じた3時間でした。




筋力に依らない力があること。

さらにその力は筋力をはるかに凌ぐエネルギーがあること。


「寄り添う」という心と行動で発揮される力があること。

それを壊す仕組みが、いまの教育や、子どもたちが夢中になるスポーツにあること。


大人たちこそが人間の潜在力についてよく知り学び、

子供たちのエネルギーを潰さずに育まなければならないことーー



これらすべての塾長のメッセージは、実践検証によって示されていきました。

写真と動画、参加者の感想で紹介していきます。



●力とは何か

「大人は筋力があり強く、子どもは筋力がないので弱い」

この“常識”を問うところから講義は始まりました。 実践検証で参加者は、多くの「思い込み」に囚われていることに気づいていきます。


3人が押す机を1人が押し返す

大人はどんどん押されてしまう

しかし子どもは、押されることなく3人を圧倒していく





●守るということ


子どもは、大人が守るべき存在ですが、「守る」とはどういうことか。

言葉でどんなに「守る」と言っても、行動、実践が伴わなければならないことが示されました。



【動画】 突き出される机を気で止める/子どもを守る





●0が強く、10が弱い(腕相撲の検証)


複数人を相手にした腕相撲。しかも手の甲を机につけたところからのスタート。

運動部で鍛えた大学生が挑みますが、相手はびくともしません。

しかし、宇城塾長は指先だけで勝ってみせ、さらに赤ちゃんを抱いた女性や子どもが次々に勝っていきます。


0(ゼロ 筋力が弱い)ほうが強く、10(筋力が強い)が弱い。

従来の”常識”とは真逆の結果から導き出されることは何か。


目の前で起こる事実を前に、塾長は参加者に問いかけていきます。



【動画】「力」に依らない腕相撲





●スクラム崩し


がっちりと組まれたスクラムを押し崩す実践検証。


大人が押してもスクラムはびくともしませんが、子どもや障がい者は簡単に押し崩してしまいます。

スクラムを組んでいた人たちは、子どもや障がい者が押すときは「やわらかくなる」「空気が変わる」と言います。大人の場合は、その変化が起こりません。


なぜ、このような違いが生まれてしまうのか。

またこの力を失わせないために大切なことは何か。

塾長は実践をもって説いていきます。



【動画1】 子どもとお母さんのスクラム崩し





【動画2】 障がい者によるスクラム崩し




〈参加者の感想〉

●「本当に大切なことは目に見えないんだ」という星の王子さまのことばが大好きで、いつも子どもたちの表出している行動を力でどうこうすることは違うと思い、そうせざるを得ない深い所のその子のしんどさに働きかけようと心がけています。「気」をもっと自分で調整できたらいいのに…と情けなく思ったりします。

しかし本日、ダウン症を持って生まれてきた娘がその「気」をみごとに扱う姿に心のあり方を見つめなおさなきゃ!と思いました。

明日から「自分の和の心、寄り添う心、慈悲の心」を意識して、娘とも、関わる子どもたちとも、共に歩んでいきたいと思います。本日はたくさんの気づきをありがとうございました。

(大阪 支援が必要な子供の療育 60代 女性)




●四つん這い前進


四つん這いになり両腕に複数人がぶら下がります。 大人は全く動くことができませんが、子どもたちは簡単に進んでいきます。


しかし、大人でも子どもの応援を受けると進むことができます。

子どもたちは常に、親にエネルギーを送っていることが分かります。








●気で腕が強くなる


3人が仰向けになって棒を掴みます。

斜めに下ろした角度で止め、そこに人が乗ります。日頃鍛えている大学生たちも、これには持ちこたえられません。

しかし、宇城塾長が気を通すと、腕を斜めに下ろして支える棒に人が乗っても持ちこたえるどころか、上下に動かすことができました。


身体を真に強くするのは筋力ではなく、身体に気が通っているか否かであるかが示されました。



【動画】人が乗った棒を支える




〈参加者の感想〉

●棒を3人で掴む体験をさせていただきましたが、力を使っていないのに、上に乗った人を支えられていたのは驚きでした。自分でも何が起こっているのかわかっていないまま身体が先に反応していました。

人間の持つ力、子どもの持つ力を身体中で気づかせていただいたすばらしい時間でした。

(大阪 理学療法士 30代 男性)




●野球の実践指導


毎回のように参加する大学野球部の学生への、野球の実践指導も行なわれました。

野球を「野球道」として、人間成長を目指すことが説かれました。


心を先に向けることで、投球が変化する


バッティングの指導

宇城式呼吸法で身体に気が通ると、負荷をかけられても腕を振ることができる




●子どもの寄り添う力


てこの原理に囚われた参加者の思考を払拭するため、塾長は割り箸をどんどん折っていき、てこの原理では不可能なほど短くなった割り箸も簡単に折ってみせました。

その方法を一人の子どもに教えると、すぐにできるようになります。

そこへもう一人の子どもが「やりたい」と進み出ると、塾長はできた子どもに教えるよう促しました。


やり方を教え、じっと待つ。

せかさずに、何度でもていねいに教える姿は、大人たちに強い印象を与えました。



〈参加者の感想〉

●子ども同士で教え合う時、大人はすぐに口を出す手を出すとのお話で、自分の子どもへの関わり方を見つめ直すことができました。寄り添い、見守っていきたいと思います。本当にありがとうございます。

(大阪 理学療法士 30代 男性)


●割り箸を折る実技の際に、子どもが子どもに教える場面の教え方、寄り添い方がとても印象に残りました。

大人が子どもに教える時には上から目線でものを言い、雑で、寄り添うことが自分の経験上あまりないように感じていました。子ども同士だと調和する心があることに感心しました。

子どもや支援学級の方のエネルギーに触れて、生産性、損得で人間の価値を決定する大人がそのことに気づき謙虚にならないと、子どもの可能性を奪ってしまうと感じました。

(岐阜 自営業 40歳 男性)


●子どもの持つ力、可能性を改めて強く実感させていただきました。

先生が一度ご指導をされたらすぐにその場でできる子、そんな姿を見ただけでも、他の子どももできるようになること。一度体験をした子が、次のタイミングでは嬉しそうにどんどん参加していく姿には、見ているだけでも嬉しくエネルギーをもらう思いでした。そのように子どもが自分の可能性にワクワクして飛び込んでいくことが希望であるし、そのために、大人の自分が、子どもの手助けをして、決して子どもの邪魔をしないように、変わっていかなくてはいけないと思いました。


また、できた子が、他の子を指導する際は、大人のようにすぐに手を出したり指図したりするのではなく、できるように寄り添っていました。自分の子どもへの姿勢を反省させられました。


日本の厳しい現状とともに、そこにある希望の光、人間の可能性、特に子どもの可能性について、改めて強く実感させていただける機会になりました。

ありがとうございました。

(大阪 会社員 30代 女性)




●中心を捉える 子どもの学び取る力


宇城塾長が気で投げた大人は中心を捉えられ立ち上がることができません。

それを子どもたちに託しても状況は維持され、大人は立ち上がれないままです。

塾長は、「こうやって子どもは、"中心”を覚える」と言います。

子どもは言葉に依らず、身体で学び取っていくのです。



大人の手に触れるだけで中心を捉え、立ち上がれなくする子どもたち

気が切れていない証拠に、倒された人が次々と掴んでくる人を投げることができる




●宇城式呼吸法


日常で誰でも簡単に身体に気を通す方法「宇城式呼吸法」を、全員で学びました。


宇城式呼吸法を行なうことで身体に気が通り・・・・

実際に身体が強くなる変化を体験





●気による変化(全員で回る)


大人全員が腕を組み、回ります。

自分たちが同じ方向に回っても足並みはそろいませんが、気を通されるとなめらかに勢いよく回り出しました。

気による変化を、全身で感じ取っていきます。



〈参加者の感想〉

●力を0にしたほうが強いというのに驚きました。争う気持ち(fight!)よりも、調和の気持ち(構えず全て受け入れる広い心)のほうがずっと強いということなのかなと思いました。


全員でつながって回る時、なんとなく大きな力に身を任せるような感覚を感じることができました。

宇城先生が私たちに気を入れてくれた時は、しばらく自分の中に嵐のような風が吹いているような気がしました。日本存続の危機である今の時代、すごく必要で、ぜひこの力で日本を世界を救ってほしいです! 本日は本当にありがとうございます!

(大阪 公務員 50代 女性)




●気による変化(2人で回る)


2人組みで手をつなぎ回転します。

ぎこちなく回っているところに塾長が気をかけると、勢いよく回り始めます。

気による回転により、エネルギーが身体に満ちていきます。



手をつないで回転する

気をかけられたとたん、びっくりするほどのスピードで回り出す

身体にエネルギーが満たされた証拠に、腕を掴んだ相手を・・・・

簡単に投げることができた


〈参加者の感想〉

●2人で回るとき、自分の力でない何かで回っていました。

妊婦のとき、全く筋トレしたりする気にもならなかったあの感覚が無敵だったのかもと振り返って思いました。

意識することで気を起こす、気を向ける、それがエネルギーをつくる。気は日本独特のものであるというのがとてもうれしかった。

祖母が100歳で亡くなった瞬間、手を握りよりそっていました。あの時にいろんなものをもらっていたんじゃないかと思いました。

(奈良 自営業 40代 女性)




多くの実践検証で、参加者は「力の常識」や「思い込み」を覆されていきました。

またほとんどのことが「できない」大人でも、一瞬にして「できる」ようになる要因も各実践で示されました。

それは、「寄り添う力」です。

助けが必要な人、困っている人に寄り添う心と行動が、自分を強くし、相手も強くする。

この体験は参加者の今後の、大きな力になることでしょう。



参加者の感想を、引き続き紹介します。


 

参加者の感想

 

●愛知 介護士 40代 女性

宇城先生のお話の中で「気」の大切さを改めて感じる事ができました。

私は介護士をしており、利用者様に気配りをするのが仕事ですが、そうする事で自分も逆に力をいただいていることを教えていただきました。

素晴らしい講演をありがとうございました。


●群馬 会社員 40代 女性

今回の体験セミナーで調和の大切さや人の本来の力、こどものすごさや可能性未来、などを感じさせてもらいました。気のすごさを知り、自分の小ささなど気づけるよい時間でした。ありがとうございました。


●大阪 大学生 21歳 男性

子どもや障害を持った方たちは、素直で無意識に行動しているからこそ力が発揮できるのだと改めて実感しました。

これからもっと身体について学んでいかないといけないなと思いました。


●大阪 大学生 21歳 男性

先を見据えるという考えが大切であると感じました。

先を見据えることで見えてくるものが変わってくると思うので、実践していきたいと思います。


●大阪 会社員 51歳 男性

2回目の受講となり、前回感じられなかった「気」を少し感じることができました。

子ども同士の目線で子どもに教える(伝える)ことなど、さまざま勉強になりました。


●愛知 中学生 男性

宇城先生のお話は聞いていてとても面白かったです。気を使って大人数の大人たちを倒したり、逆に大人たちに気を流して強くさせたりと、すごい現象を見て興奮しました。


●兵庫 会社員 34歳 男性

対立と調和という話がありましたが、50人以上が参加しているのに時間が経つ毎に自然と皆がまとまっていく様子に感動しました。

今後の人生において、調和の見え方が少し変わった気がします。

昨年、息子が生まれたばかりです。子どもの持つ可能性を学びましたし、子どもの力も借りて、父もがんばろうと思いました。本日はありがとうございました。


●佐賀 中学生 男性

初めて来て、とても楽しかったです。

大人3人が持っている机を押せたのがとてもおどろきました。あと、割り箸を1点で折るとすぐ折れたのも。

世間の最先端で勝欲するには英語か中国語を覚えたほうがいいとおっしゃっていたので、苦手な英語もがんばります! 宇城先生、本当にありがとうございました。


●愛知 小学生 11歳

宇城道塾での教え方は、学校の先生より、みんなが知りたいところをていねいにやさしく教えてくれ、動画や本などで読んだ時よりも、しょうげきや面白さがすごかったと思います。

今日のことは新しく知ったことや、あらためて分かったことなど、いい経験がたくさんできたと思います。


●愛知 中学3年生

最近は受験勉強もあって疲れている日々が続いていましたが、宇城先生の姿を見たとたんに元気になりました。ありがとうございます。

成績では人を動かせないこと、頭ではなく身体で動くことなど、今までわかっていたことができなくなっていたことに気づくことができました。なので、これからは受験にとらわれず、全体を見て考え、自分のするべきことをできるようにがんばりたいです。今日は本当にありがとうございました。


●大阪 相談員 50代 女性

エネルギーを身体で感じる体験に感動しました。

子どもたちこそ、すばらしい。その力を育む(阻害しない)関わりを続けたいです。


●兵庫 主婦 50代 女性

改めて子どもの素晴らしさを認識しました。

子どもがいることで場が明るく、笑顔にもなりました。

子どもは最初はためらっても、やり遂げると次もできると思い、やれて達成できた顔の誇らしいこと。とてもかわいかったです。

野球で打つふりや投げるふりを、(心で)先にやって実際にすると素早くなるというのは感心しました。


●大阪 理学療法士 35歳 女性

やる気など、自分で意識できるところからも変えていけるのだと教えていただきました。

行くのを嫌がっていた息子の姿勢が、終了時にピンとしていたのがうれしかったです。


●大阪 大学生 19歳 男性

本日は2回目の講習会に来させていただきました。前回にひき続きですが、今日も多くのことを学べたのでよかったです。全員で円を組んで回る時、横の人から気を感じることができました。

今回学べたことは(野球の)練習に活かしていきたいと思います。ありがとうございました。


●大阪 大学生 20歳 男性

講演会には何度か行かせていただいておりますが、毎回のように新しい気づきや発見があり、毎度わくわくします。私のじんせいにおいて新しい気づきや発見は生きがいの一つでもあるので、楽しみにしながら、次回の講演会を待ちわびています。本日はありがとうございました。


●京都 大学生 19歳 男性

講演会に来て、自分が悩んでいたことが分かりました。

脳をオフにして体の変化ややり方を学ぼうと思いました。エネルギーが高まったときは、いいなと感じることができました。プロ野球では、柳田選手がホームランを打つ時は打席に立つ前に笑う時があり、なぜそうなるのかが疑問でしたが、今回の講演会を聞いて少し納得しました。

自分はこれからも呼吸のことや、脳をオフにし、体で学ぶこと、自然から学ぶこと、ごみを拾ったり人の心配をすることなどを意識していきたいと思いました。


●大阪 介護職 40代 女性

強い力というものを「力」と思っていました。目に見えない大切なことを学ばせていただいたように思います。仕事柄、力でやってしまうことも多くあり、改めて考えなければと感じました。

明日から、本日学ばせていただいたことを仕事にも活かせるよう、がんばりたいと思います。ありがとうございました。




(東京・大阪・仙台・名古屋・岡山・熊本)


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