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宇城道塾 2022年 夏季合同合宿が開催されました


去る2022年9月3日(土)、4日(日)、宇城道塾 夏季合同合宿が静岡県修善寺で行なわれ、東京、大阪、仙台、名古屋、岡山、熊本の各クラスの塾生、62名が参加しました。


全国各地から集まった塾生が、講義・実践はもとより、まさに寝食を共にして宇城塾長の生きざまに触れ、新たな気づきと学び、そしてエネルギーをいただいた2日間でした。






今合宿のテーマは <人間の可能性を体験>

「可能性」とは、

 ① 今の常識が常識でないこと

 ② 人間には、今の常識にない「潜在力」があること

 ③ スピード感が変わり、常に変化している社会環境、自然環境に対し「先」を取ることができる

 ④ これらの事によって、希望あるビジョンを持つことができる


これらを、私たちの身体・思考に沁みついた「対立構図」を解き「調和融合」に向かう実践検証を、繰り返し行ない、身体での理解を深めていきました。


以下に実践検証の一部を紹介します。




<寄り添う ―― 対立・衝突から調和・融合へ>


がっちりと組まれたスクラムを横から押す スクラムはびくともしない

具合が悪い人を気遣い、「大丈夫ですか?」と寄り添うと・・・

スクラムを簡単に倒すことができる



この時、寄り添われた人がスクラムを押しても同じように倒すことができる。

この検証はしかし、何度か繰り返すとできなくなる。

「寄り添う心」は日常の中でこそ培われるものであり、エクササイズ化してはならないことを戒めている。




<“力”の常識の間違い>


10キロのダンベルを持ち上げる

通常通りに力んで持ち上げると息が詰まり、掴まれた腕を動かすことはできない

塾長の指導のもと、ダンベルに触れるだけで「何もしない」

そのまま肘を曲げるだけで、ダンベルはすっと持ち上がる

腕を掴んでいる人を投げることができる



一瞬で強くなる身体。

これは、「部分を鍛える」という常識が間違っていることを示唆している。




<「気」が通った身体①>


机を立てて、壁をつくる。


壁を背に逃げられない状態で、攻撃を受ける

怖さで身体がこわばって、攻撃を防ぐのがやっと

塾長が、腕を壁に貼り付けにする

「気」で固められ、自分の意思では腕を動かすことも、前に出ることもできない

しかし、攻撃されると・・・・

腕は自然に攻撃を制し、自分を守る

さらに反撃し、相手を突き飛ばすこともできる




<「気」が通った身体②>


四つ這いになり、背中からがっちりと抱え込まれる

身動きもできないが、塾長に「気」を通されると・・・・

一瞬にして背中の相手をはじき上げ、投げ飛ばすことができた





<「気」が通った身体③>


両足を押さえつけられ、身動きできない

塾長が空手の型「サンチン」を行なうと・・・・

歩くことができる

足を掴んでいる人は、押さえることができない




<サンチンで身体に「気」を通す>


身体に「気」を通し、調和をつくるサンチンの型を行なう



塾長による実践例

調和を生むサンチンの型

6人が塾長の腕を掴むが・・・・

一瞬で崩されてしまう






宇城道塾  2022年 夏季合同合宿記念写真




不安定な社会情勢、経済、政治への不信、気候変動、天災・・・

今の状況がなぜ生じているのか、それを打破し乗り越えるために必要なことは何か。

多くのヒントと、それに向かうエネルギーをいただいた合宿でした。


参加塾生の感想を紹介いたします。



●福島 会社員 60歳 男性 MO


今回の合宿も宇城先生から、たいへんなエネルギーをいただき元気になりました。


初日の講義実践では何もしない事の実践検証でした。相手に腕をつかまれてその腕を下げる。通常では相手と衝突し下げられません。しかしつかまれていないほうの腕を動かすと、つかまれている腕を下げれます。つかまれた腕から意識が消えるからです。だから、何もしないで下げる。これができません。何もしない、何もしないと考えてしまいます。この頭で考える癖。日頃損得を考えて動いているからです。身体が先の行動を日常で実践しないといけません。


2日目は、呼吸の稽古から入りました、片腕を相手につかまれて動かせませんが、人差し指を前に出し息を吹きかけるように吐くと、つかまれて動かせない腕を簡単に動かせました。次は片腕を2人の相手につかまれて、人差し指に息を吹きかけても2人につかまれた腕は動かせません。しかしつかまれていない腕を伸ばし、手のひらを開き手のひらに向けて息を吐きますが、息は前に吐かず下に落とす。この宇城式呼吸法だと2人につかまれた腕を下げれます。宇城先生からは、皆さんは呼吸が止まっている。だから脳への酸素供給量も減るから、正しい思考もできない、考えることができなくなっていると言われました。

 正しい考える力がないから、マスコミの報道を鵜呑みにし、本質を見ることができなく、奴隷化させられてしまっている庶民になっている。もう1つの実践検証は腹が痛くうずくまった人に大丈夫ですかと寄り添う事で 、数人で組んだスクラムを崩せてしまう。寄り添われた人もスクラムを崩せるエネルギーの伝播、しかし、これも3回でエネルギーが切れてしまいます。だから日常での実践が大事であると、寄り添う心の実践、そして愛であると宇城先生は言われました。  昔の侍は、呼吸も心も出来ていたと宇城先生は言われます。 現代はどうでしょうか。荒んだ心無い事件がなんと多い事か。子供は親の背中を見て育つと言います。親とは大人です。自分達大人がしっかりしないと、本当にこの日本はダメになってしまう。今回の合宿で、強く思ったのは自分達の日常での実践、心から弱者に寄り添う事の日々実践です。 ダメになっている日本でも、正しい美しい心の灯火は、灯し続けたいと思います。 ありがとうございました。



●福島 公務員 53歳 男性 HO


宇城先生

全国から集った大勢の塾生の皆様


熱く、激しく、楽しい合宿をありがとうございました!

心の底から、身体の中心から元気になりました。


今回の合宿では、人の本質「調和」と実生活での実践の重要性を強く感じました。

調和の生み出す場の雰囲気が人をいかに強くするか、常識では推し量れない潜在能力を発揮する検証をいくつも体験させていただきました。


これらの検証が指し示す、人の本質が調和であるという事実を素直に受け止め、実生活において、人に寄り添う心を持つこと、調和の場を作ることを実践することが何よりも重要なのだと感じました。


長年、常識という名の非常識にどっぷり浸って生きてきたため、己の思考の癖を修正することは難しいですが、宇城先生のご指導を常に己の中心に置き、日々心がけて精進いたします。


素晴らしい合宿をありがとうございました。

●大阪 教員 64歳 女性 YS


久しぶりの参加でしたが、楽しくて楽しくてあっという間に2日が経ってしまいました。


今回一番心に残ったのが、何度も先生の言われた

「私はここにはいない」

という言葉でした。


先生は、ユーモアを交え、歌も聞かせて下さりながら、今ここに身体はあるけれど、心は先にあり、ここにずっと居着くことで、本当に持っている潜在的な力を発揮する事ができなくなっていると、繰り返し繰り返し色々な体験をさせて下さりながら教えて下さいました。


例えば握手ひとつとっても、先に出した心の入った握手の力の強さ等、明日からでもすぐに実践できる事も沢山教えて下さいました。


自分が体験させて頂き、自分の身体の変化に自分で気付く事ができるのは、本当に大きな学びでした。

又新しい自分の力に気付いて、子どものようにまっすぐな笑顔になられる塾生の方々からもたくさんのエネルギーを頂きました。共に学ぶ仲間の中にいられる事を幸せに感じました。


昨今の円安、未来をみない政治等、日本はどうなってしまうのだろうと、漠然とした不安を持っていた私でしたが、その不安、怖れがより力を失う元となっている事を教えて頂き、悩んで縮こまることなく、宇城塾に学ばせて頂いている者として、堂々と前に前に進んで行きたいと思いました。


合宿に参加させて頂き、たくさんの教えと喜びを頂きました。

ありがとうございました。



●愛知 教員 49歳 男性 TU


この度の合宿では、2日目の午後に宇城先生が仰った「生きる力」と「助ける力」が大切だとの言葉がすごく胸に突き刺さりました。

まさに、この2つの言葉は両輪の如くであり、先生に教えていただいた戦国の世から江戸時代へのパラダイムシフトと重なります。

そして、お話の中から、戦国の殺人の世から活人の世へなっていったことや、士農工商のなかでの武士・農民の役割、物を破壊せず大切にするという生活ぶりの約270年間を築き上げた先人らの知恵をうかがい知ることができ、日本の精神文化の崇高さ学ばせていただきました。

しかし、昨今の日本の現状はどうでしょうか。

先生が仰る、「リーダらの嘘や金儲け、忖度」、そして、この下での「間抜けや居着き」が常態化し、資源自給率11%、食料自給率38%に「先」を掛けた手をうてず、そのしわ寄せはすべて弱い立場の者へくることに怒りさえ覚えます。

この状態に、「待ったなしではなく、待ったを過ぎている」とのお言葉もありました。

そして、今回の合宿では、先生から「日本の存在までも含む」というかなり強いメッセージを受けとらせていただきました。

これからは、数々の実証から人間の潜在的にある可能性を経験した自信から、今までの常識を常識とせず、視野を大きくして、今回の「2022年伊豆夏合宿が始まり」と決心し教育活動にあたっていきたいと思います。

最後に、初日には「寄り添うには度合いがある」ことも教えていただきました。

私自身、この度合いの深さはまだまだと痛感しております。

生きる力の中心に真心、そして、助ける力の中心にも真心をもって行動して参りたいと思います。

日頃の宇城先生のご指導に感謝するとともに、引き続きご指導の程よろしくお願い致します。



●東京 会社員 48歳 男性 TT



宇城先生の教えは今の常識では全く理解できるものではなく、また頭で理解するべきものではありませんが、間違いなく宇宙の真理であり、この混沌とした世の中を救う事ができるのは、宇城先生の教えだと思いますし、そうだと信じております。信じるものがある事で、情報過多、人間味が無くなってきている社会で、迷いなく生きる事ができておりますが、とても幸せな事だと思います。


世の中の変化のスピードもどんどん上がってきており、現状維持は退歩であり、いつまでも同じところにいては駄目で、常に先に先にすすんでいかなければなりません。そのために実践する事は非常にシンプルで他者に寄り添い、自他共に幸せになるように判断していけば良い。あとは、自分がどれだけ実践していけるかどうかです。


道塾はとても居心地がいいです。宇城先生を中心に情熱ある人が集まっているからだと思います。寄り添う仲間を大切にし、輪を広げていかなければならないと最近つくづく思います。今までは輪を積極的に広げていくことに多少躊躇している自分がありました。そこには、誘うことで、宗教の勧誘と間違えられるのではないかとか、会社で変な噂が立つのではないかと内心思うところがありましたが、それは口では信じていると言いつつも実際には信じきれていないことだと思いました。自分の殻を破る。人間良いと思うものは、それは他者に伝えたくなるものです。ゴルフが好きな人が他者をゴルフに誘う。道塾が好きで他者を道塾に誘う。そこに何の違いがあるか。ただそこに我が残っていると変に伝わってしまうように思います。今の常識では考えられないことを勧めるので、我をなくし、輪を広げる事は自分が幸せで相手も幸せになると信じて実践していきたいと思います。



●東京 樹木医 55歳 女性 KM


宇城先生、このたびの合宿も、温かい雰囲気のなかで、笑いながらも、これから到来する可能性のある非常に厳しい時代を生き抜くための、多くの実証体験に満ちた合宿の時間をありがとうございました。

また、コロナ以降、制約の多い状況下でのイベントに、お骨折りいただいた事務局のみなさま、そして、困難にもめげずに参加された塾生の方々にも深く感謝いたします。


先生にお礼を申し上げたいことはこのたびも数限りなくありますが、これは時空を超え、電波ですでに伝わっていることを思い、ここでは一部を書かせていただこうと思います。

コロナ以降、合宿への参加がさらに厳しくなっている塾生も少なくないと思います。ですので、そのような方のためにも、この感想文をしたためたいと思います。


今回の合宿でも多くの気づきを頂きましたが、合宿に参加することの意味についても、以前よりも理解が深まったように思います。何かを身につけるための修行には、時間がかかり、時間をコツコツと蓄積していくのが前提と思います。ですが、同時に、そのプロセスの密度を高めていく工夫も必要であり、そのためには、合宿への参加は欠かせない、ということです。

常で、常に宇城先生を思い、映そうとしても、今の自分と先生との次元があまりにも遠すぎるので、迷子になることも多々あります。先生と一緒に過ごす時間を増やさせていただくことにより、映すべきお手本を少しでもしっかりと目と心に焼き付けておく機会を多くもつことが非常に重要、というのが以前よりも身にしみるようになりました。


本よりも動画、動画よりも道塾に参加することが、先生というお手本を自分に焼き付ける助けになってくれます。普段の道塾も十分に密度が高いのですが、合宿はさらに、与えられている時間や空間の量が圧倒的に恵まれており、朝から晩まで、先生を身近に感じつつ、多くの体験や気づきが得られる貴重な経験は、言葉では到底表現できません。その密度の高さ、楽しさは、その場にいて実際に経験しないともったいないと感じます。


それを思うと、合宿になかなか参加できない環境にある塾生も、なんとか参加できるような方策を得られるよう、心から祈念しております。


また、今回の合宿であらためて驚いたことは、先生の創造性の豊かさです。長年、技術者として多くの創造をしてこられ、生きることと開発がセットになっておられるのだろうと思いますが、それにしても、実証のバリエーションは多く、そして、それらも常に磨きがかけられ、その時の必要性に応じて、どんどんバージョンアップしていくのを目の当たりにすると、驚かざるをえません。


そして、先生のこの創造性は、真剣さ、優しさに支えられたものではないか、先生ほどの真剣さや優しさがあっては、天や宇宙も応援せざるを得ないのではないか、と感じました。


今回は、「千の風になって」ほか、音楽を多用された実証も多く、音楽の波動により、出てくる動きが異なることに驚きつつ、楽しく実証を体験させて頂いたことも心に残っております。他にも次々と思い浮かびますが、全部は書けないのがとても残念です。


自分自身の気づきについて書かせていただくと、今回の合宿のテーマであった「人間の可能性を体験する」というのは、今の自分に本当に必要としているテーマであると感じました。望んでいながら、変化も成長もしないのは、自分で自分の可能性を信じられていないことにつきる、変化や成長を止めているのは他ならぬ自分、とあらためて感じました。


では、どうするか? 今回も、日常で実践できる多くのヒントを頂きましたので、それを日々やっていこうと思います。今朝は、目覚めてから起き上がる前に、空手の型げいこをし、千の風になっての「私はそこにいません」を聞きました。


自分の横着病、中途半端さ、できないことの多さを思い、途方にくれることもありますが、人間には、自分には可能性があることを今回も先生に見せつけ体験させていただいたので、あとは自分次第です。

常に、「私はもうそこにいません」と、成長した自分の姿を一歩先に見つつ、希望とビジョンを持って前に進んでいきたいと思います。



●岡山 スポーツ用品販売業 51歳 男性 IS


宇城先生、この度は我々の成長のため魂に響くご指導ありがとうございました。

今回の合宿は、前回より一層塾生の方々と寄り添うことが出来、?先生のエネルギーと調和の中で学ぶことが出来たかと思います。


今回のご指導の中で、何もしない、そこにはいませんが自身の身体の中では何のしないことようにしよう、そこにいないようにしようを必死で考えている自分の愚かさを身体で知ることが出来ました。

日常、真から寄り添うことを実践し、深さを知り謙虚な心で魂まで響くよう精進して行き、私ごとですと、野球を野球道として矢面に立てる立派な選手が沢山出てくる環境をつくりたいと思います。



●静岡 自営業 58歳 男性 TO


1日のみの参加でしたが、とても実りがあり、これからやらねばならない自分の課題が沢山発見できてよかったです。

つくづく、宇城塾は「身体の癖、心の癖をとる修行の場」であると痛感しました。

やはり、2日参加と1日参加の違いがはっきりと解りました。

昨日の一番最初の実技で、お相手は2日間されている塾生でしたが、相手の方の気は私の身体を貫通するような感じで簡単に私の身体は崩されました。が、私の気は全然相手に通りませんでした。

やはり、1日たっぷりと宇城先生の気を通された身体は違うと痛感しました。

それでも、だんだんと時間とともにお相手の方と同様にできるようになってきました。

治療院の関係で2日は無理でも1日だけでも参加しないと、とても進化はできないと感じております。


今回も、書ききれない程のことをご教示いただきました。

特に印象が残っているのは、

「どうしたらできるか考えるより、どうしてできなくなったのかを反省すべきである。」

のお言葉でした。

私はいつも、どうしたら宇城先生のような気が出るようになるのかを考えていました。

が、本来身体はそのような力があるのに年齢と共に身体の癖、心の癖が大きくなり潜在能力が発揮できないのだということを忘れていました。

年齢と共に生じる心身の癖。

この癖が治らないのは、私自身の問題として数多くの問題がありますが1つは常識というマインドコントロールに縛られている。2つ目は過去や今にしか視野が向かず、未来を見ていない。3つ目は修行のつもりで行なっていることが実はエクセサイズになっていて深みがないことが、先生のご指摘ではっきりしました。

自分では、真剣に生きているつもりが真剣ではなかったということです。

多分、世間の人達も自分では頑張って生きていると感じているし自己満足している方がほとんどでしょう。

でもその生き方ではダメなんだ、と検証して実証してくれている方がいないと改善は無理です。

私には、お陰様で宇城先生がいらっしゃるから心身の癖に気づくことができます。

あとは、それを実践するかは自分自身しかありません。

「できるかできぬか、できねば無意味」

「知っているとできるとは違う」

日々の寄り添う、三戦の実践がエクセサイズになっていないか検証して、今より半歩成長しますように精進して参ります。

そして、何とかして1日でも許していただけるなら合宿に参加させていただきたい存じます。



●東京 会社員 59歳 男性 YK


この度も数々の貴重で内容の濃い講義と実証をありがとうございました。


ここ数年のコロナ禍で、坂道を転げ落ちるかのような日本の凋落と、酷過ぎる政府の対応に唖然とし、国民を全く顧みず、平然と嘘をつき、売国行為に勤しむ政治家に絶望感さえ持っておりました。私には高校生になる子供がおりますが、「この子が大人になる数年後は果たして日本はどうなっているのだろう?」以前先生が仰っていた「日本人は絶滅危惧種」という言葉が現実味を帯びている昨今、不安な気持ちを抱いての参加でした。


しかし今回の合宿ではお陰様で、多少なりとも希望を持つことができました。

今回のテーマは<人間の可能性を体験する>でしたが、普段の道塾とはまた違った体験を驚きと感動の思いで、させていただきました。


空手の未経験者が壁に張り付いた状態で、空手の有段者が突くという実証で、未経験者が有段者の突きを防いで、逆に有段者を突きで吹っ飛ばすというシーンがありましたが、これには度肝を抜かれました。空手の未経験者が黒帯に勝るとは常識では考えられません。

途轍もない力が人間には宿っていることを目の当たりにし、感動すら覚えました。


またある方がボールを投げる実証で、ちょっとしたアドバイスでまるでボールの威力が全く違ったものになることも衝撃的でした。人間には本当に素晴らしい潜在力があると。


2日目の講義で、音楽の波動によっても人間が反応して、その潜在力を発揮するという実証も新たな驚きでした。秋川雅史さんの「千の風になって」やスーザンボイルの歌声などを人間の体が感じ取って強くなる。

また1+1=2の絶対値では体が強くなり、1個+1個=2個が必ずしも真実でなく、逆に弱くなる。真実にこそ体が強くなる。体は真実は何かを知っている。真実の波動に体が反応しているのだと思いました。


他にも人差し指や手の甲に息を吐きながらの呼吸法で、片方の腕を掴んだ人を力を入れずに崩すことが出来たり、サンチンの型の応用の形でも同様のことが出来たり、自分にもこんな力があるのだと、まさに驚きの連続でした。


特に感銘を受けたのが、小柄な女性が四つん這いになって両腕を掴まれ、さらに両腕を掴んだ後ろに数十人が数珠繋ぎになり、女性がその数十人を引きずって前進するという実証でした。こんなことも常識では考えられません。先生は「先頭にたつリーダーはこうでなければならない」と仰ったと記憶しております。


また先生は「これからの日本は、戦いの戦国時代から平和な江戸時代に変わったようにパラダイム・シフトしなければならない」とも仰いました。


私はここに希望を感じました。女性が数十人の人間を引きずるなんて常識では不可能です。

しかし実証では可能でした。パラダイム・シフトの可能性がここにあると思いました。


しかしながら、私自身は心もとない状態でもありました。いくつかの実証では色々と考えてしまい、意図された結果が出ないケースが多々ありました。恐らく意識が先走って、呼吸が止まったり、居付きが生じていました。先生は「何もしない、ここ居ない」と言いながら数々の技を実証していましたが、私は逆に「何もしない、ここに居ない」という意識を強くしていました。「心なし」の状態でした。執着や思考のクセや横着さがまだまだ抜けていないと痛感しました。


6人にスクラムを、病人役の人に寄り添った後に押すと崩すことが出来ますが、2回3回と繰り返すとだんだん難しくなるということも見せて頂きました。

これは単にエクササイズになっているからだと。このことから、いかに普段の日常での行動が大切であるかと肝に命じました。


今回の合宿では数多くの驚きと感動を頂きました。「構えあって構えなし」「剣の極意は真心」というお言葉もとても印象に残っております。またそれ以上に自分自身の問題点にも気づきを頂きました。これからも精進し少しづつでも成長し変容して参ります。

本当にありがとうございました。




この他の感想も、今後こちらにアップしていきます。



◆2022年宇城道塾 受講申込受付中


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