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京都 宇城教師塾 及び 実践講演会が開催されました

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去る2019年1月27日(日)、京都府立総合社会福祉会館 ハートピア京都にて、宇城憲治塾長による教師塾および実践講演会が開催されました。

イベントは午前の部と午後の部にわかれ、午前中は会場フロアーをフラットにして、教師・指導者を限定対象とした体験講習会形式で行なわれました。この教師塾は長く宇城道塾や江坂塾で学んできた塾生で教師の森島伸晃氏による呼びかけで企画されたもので、当日は関西方面の教師・指導者を中心に、遠くは長野、三重からの参加者も含め70名が参加しました。

午後は会場をシアター形式に切り替えた講演会形式。中学生47名、高校生99名、教員を含む一般の方が64名の、定員200名を超える210名が参加し、会場は熱気に包まれました。

教師塾では、まずは、教師が考える「教育」の意味、その問いかけから始まりました。そもそも教えるとは何か。単なる知識の伝達、teaching になってはいないか――。

講習会では、今の常識ではあり得ないような実践を通して、大人がものごとの真実に全く気づいていないことや、真逆に理解していることが山ほどあること、したがって今、学ぶべきは、子どもではなく、教師自身であることを理屈抜きに体験していきました。

続く午後の部の実践講演会では、参加者の半数以上が学生ということもあり、まずは理屈よりも実践ということで、様々な検証を代表の参加者に舞台に上がってもらって体験してもらいました。

午後の部で一番のテーマとされたのが、対立と調和の違いと、目に見えない心の力です。通常「力」と言う時は、筋力や気合いなどから生まれる力のことを指しますが、きちんとした挨拶からくる力や人を思いやると自然に出てくる力など、これまでの常識とは全く違う力の存在があることを、参加者は様々な検証を通じて体験していきました。

言葉で聞くだけでは、信じられないような実践も、自分で体験したり、実際に自分の目で見ることで、いやおうなく気づかされる事実がある。その事実が、子どもであっても大人であっても、これまでにはないものの見方や気づきにつながっていることが、講習会後の感想からうかがうことができます。

以下に当日の様子を写真とともに紹介します。

<教師塾>

挨拶で身体がどのように変化するかを実践検証

きちんと礼をすると・・・

身体は重くなり、持ち上げられない

「オス!」やいいかげんな挨拶をすると・・・

身体は軽くなり、持ち上げられてしまう

●奈良 教員 27歳 男性 AK

実際にお会いさせていただくと、より凄さを感じ体験することができました。心と身体は正直であり、正しいことに身体は反応し力を発揮できることや、生徒に自分の意図や心を感知させていることに思いあたることが多くあり、日頃の姿勢や生き様を改める必要があるなと思うことができました。ありがとうございました。

●奈良 教員 31歳 女性 YK

ありがとうございました。初めて近くでお会いして、何とも言えない気持ちになりました。私の身体には、まだまだ知らないエネルギーがあると感じました。たくさん気づかせていただきました。

まだまだ未熟で子どもの素直さに感心させてもらいました。

1に勉強、2に勉強、3に勉強です。

●京都 教員 41歳 男性 MZ

午前から一日長い時間ありがとうございました。

宇城先生のお話をきかせていただいて、本当にエネルギーをもらいました。もっと勉強し、自分がみんなを守れる力を少しでもつけていきたと思います。いつも横着な自分に気づかされます。教員として子どもたちのために頑張りたいと思います。

また、教員対象の勉強会に参加できればと思います。よろしくお願いします。

●京都 教員 27歳 男性 N

本日はありがとうございました。

知れば知るほど分からなくなっていく感じがしました。

しかし、体験してみるとその通りになる事実があるということに気がつきます。考えるのではなく感じることが一番自分をワクワクさせました。

また勉強させてもらいたいです。

●長野 教員 31歳 男性 MY

部分体と統一体のことがすごくよく分かりました。

「気をつかいたければ気をつかえ」という言葉がとても印象に残っています。

部分ばかり見てしまう自分が本当の正しいことを学んで、正しいことを発揮できる子どもを教育していきたいです。

●奈良 教員 23歳 男性 H

始めて参加させてもらいましたが、実際に感じて多くのことを学ばせてもらいました。統一体になると部分体のままでいるのでは全く違うことを肌で感じることができました。

目に見えないものなので『気』の力というものを実感することは今まで無かったのですが、今日『気』の持つ力を知ることができて良かったです。

一番の驚きであったのは、「よし行くぞ!!」と気合を入れて物事に取り組むよりも、礼をしてから取り組むほうが力が湧くということでした。

大人の人は心からの礼をしなければ力は入らないと思うので、ひとつひとつの行動に感謝の気持ちを込めて礼儀を意識していきたいと思いました。

また参加させていただきたいと思います。ありがとうございました。

●京都 教員 30歳 男性 YN

心の変化によって身体が良くも悪くも反応することが目に見えて分かったことが自分の視野を広げることになった。

自分の中で、疑いの心があったのが、その心自体が自分の今の欠点であることも理解したので、次の行動に生かしていきたい。

<実践講演会>

客席でも体験が行なわれた

「やってみせる」 塾長による1対 多数の腕相撲

参加者の女性に気を通し、同じことを体験させる

きちんとした挨拶で生まれる力

一列を押すが、動かすことはできない

きちんと、心を込めた挨拶をする

列を簡単に押していくことができる

人間にもともと備わっている「守る力」を体験

心のあり方で、身体の強さが変わることを体験

居付きのないしなやかな身体

両側からがっちりと押さえられて屈伸し、さらに身体が自由であることを示す塾長

同じことを、気を通すことで来場者に次々と体験させた