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第3回大分実践塾セミナーレポート


平成29年5月3日(水)大分県日出町の川崎体育館にて、第三回大分実践塾稽古会が開催された。 参加した塾生一人一人が宇城空手を心から学びたいと願い、塾長の直接指導を心待ちにしていた本稽古会は、塾長の登場と共に大変な熱気に包まれ始まった。 先ずは塾長自らが、空手を学ぶことの意味を子供達に説きながら日常における物事に対する姿勢や所作、向き合い方がいかに大切であり、正しい心を養うか、またその積み重ねによって身体も強くなり、技も磨かれていくことを様々な検証を通して証明した。 突きの稽古では、気合いの発声と姿勢がいかに身体に影響をもたらすかの検証が行われ、気合いの呼気を一瞬で出し、正しい身体の動きと一致していれば、小さな子供が大の大人の集団をいとも簡単に崩していけることを証明した。

(左上)子供たちが元気よく発声する →(右上)大人の集団が崩されてしまう (左下)見学者の家族のうち、男性や母親がスクラムを組んだ塾生達を押すが、びくとも動かない。 (右下)子供に背中を触れてもらうだけで簡単に崩れる

女子一人に対して四人がかりで四肢を固定するが、塾長が気を通すだけで四人を引っ張りながら進むことが出来る。 その上四人を崩して動けなくすることが出来る。

女子が四人を崩した上に、抑え込み動けなくする

塾長が気を通すだけで数十人の長蛇の列を引っ張りながら走ることが出来る。


塾長との腕相撲では、大の男が数人がかりで塾長の腕を押さえ込むが、いとも簡単にひっくり返され、子供達も、塾長が気を通しただけで大の大人数人を腕相撲でひっくり返すことが出来た。距離を離しても、同じ様に塾長の気により倒される。また子供達も塾長の背に集まり、塾長の気に触れて大の男を倒してしまった。


このように通常では考えられないことの連続で、子供達の眼が輝き子供本来の自然体の強さが引き出されていった。 塾長の回りには子供達が自然と集まり、心が集まっていくことが感じられた。


(左)塾長と全体でサンチンの型を行なう (右)塾長から正しい姿勢の指導をうける子供たち

さいごに 子供に出来て、大人に出来ないことの検証は、大人にとっても、普段の自分自身の癖と向き合い、我欲を出さずに自然体であることが、いかに自分自身の身体に影響を及ぼすかを示唆しており、心を開放し謙虚で自然体であることの大切さを改めて実証するものであった。 子供の持つ自然体で素直な心が、塾長の言葉や所作を反映し、映していけるのだと感じると同時に、大人がいかに我が強く、故に自身の進歩成長を妨げているのかを実証させられた稽古会であった。 大人は子供に学び、塾長が云われる子供に出来て大人に出来ないことの奥深さを感じ、我欲に気付き、気付くことにより進歩成長の未来が開かれる自身の可能性を喜び、感謝しながら人間力を高めていけることが、また新たな幸せに繋がっていくのだと、誰もか実感できる稽古会であった。


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