武術空手の知と実践

武術空手の知と実践
相対の世界から絶対の世界へ
著者 宇城憲治 定価 2,300円+税 ISBN 978-4900586666 判型/分 A5上製 216頁 発売日 2001年12月1日
武術空手の究極“戦わずして勝つ”を可能にするゼロの力とは――
武術空手の「知」は高次元の指針であり、「実践」は知に基づく具体的な行動です。 武術空手の「知と実践」は無から有を生み、そこに変化・進歩・成長があります。
本書のタイトルに、『武術空手の知と実践』とあるのは、空手が「武術」と言われた時代の原点に戻ることによってその厳しさを見直すという意味合いがあると言います。
第一章では、伝統空手の型に内包されている知と実践について基本稽古の基本中の基本を写真で紹介しています。
第二章では、伝統の型に内在する、理論と実践とその哲学などについて詳細に触れています。
第三章では、武術の究極、ゼロ化について
第四章では、術技と心の一致において絶対に欠かせない呼吸力について
第五章では、『武道の原点』につづく師・座波仁吉氏との第2弾の対談において、座波氏の空手人生を詳しく語っていただきました。
本書は、21世紀におけるあらゆる転換期において、武術文化が秘める改革のエネルギーを改めて教えられる書と言えるでしょう。 武術愛好家のみならず、仕事、学問、生き方において、行き詰まりを感じている方に是非手にとっていただきたい1冊です。
目 次
【Ⅰ】武術空手の知と実践
沖縄古伝武術空手の「知」 武術空手の「実践」 武術の勝敗 武術の上達 奥義と奥伝 心道流空手「知と実践」のシステム
心道流空手の基本稽古
〈基本〉 〈天の型〉 〈地の型〉 〈三本移動〉 〈移動組手〉 〈分解組手〉 〈基本自由組手〉
【Ⅱ】使えるための型と稽古法
使えるための五つのステップ 武術は世界最高の哲学 事理一致 稽古は武術で 武術からの発信
【Ⅲ】ゼロの力
【Ⅳ】呼吸力
【Ⅴ】空手談議 座波仁吉・宇城憲治 座談会見録
座波師範の空手 武術の型は永久の芸術 空手の心
あとがき