木暮浩明(伊藤忠商事理事)
木暮浩明(伊藤忠商事理事・日本合気道協会顧問)
武道では、戦い終わって礼を交わしたらもう勝ちも負けもない。
日本は全力で戦って負けたのだから、これは誇るべきだと思うんです。
いつまでも負け犬根性を持っていてはいけないと思いますね。
全員海軍という家系に生まれ、幼い頃から武士道精神を叩き込まれる環境で育った木暮浩明氏は、学生時代は、合気道開祖・植芝盛平の直弟子・富木謙治師に学び、師が唱えた何事にもとらわれない境地「無心無構」を身体に叩き込んだ。
卒業後は伊藤忠商事の商社マンとして、ロンドン、ヒューストン、ドバイ、カイロ他、世界各国を20年弱駐在し、中近東総支配人として各国王族、アラファト議長、ドバイのモハメッド皇太子、アメリカのコナリー財務長官、ドイノフブルガリア副首相、王震中国国家副主席等との交際もあったという。
その豊富な経験と日本を客観視できる確かな視点は、武道界のみならず政界でアドバイザーとして求められるところとなり、これまで6人の総理大臣の民間アドバイザーも務めてきた。いかにして誇りある国際人になるか。武道を根底に語り合っていただいた。
こぐれひろあき 1936年神奈川県生まれ。1958年早稲田大学商学部卒。大学時代は早稲田大学柔道部に席を置き、当時の首席師範富木謙治から指導を受けた。卒業後伊藤忠商事株式会社に入社。ユーゴスラビア、ブルガリア、イギリス、アメリカ、ドバイ、エジプトなど約20年弱の海外勤務を経験。伊藤忠商事株式会社理事/新合気道連合総裁/日本合気道協会顧問(八段)/新極真会顧問/元東京都教育委員会専門委員/元(公)日本相撲協会 生活指導委員/元東京消防庁幹部講師
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