2016年9月30日
最終更新: 2019年7月6日
初版から16年、新境地を拓いた著者が「師とは」加筆!
本書は2000年の発刊以来、あらゆる武術・武道、スポーツ界で指導者として活躍してきた宇城憲治塾長の初の武道書です。
「疑問がでてきた場合それを乗り越えようとするエネルギーが働き出す、それは年齢ではなく、心のあり方だと思います。そうしたエネルギーを生み出すシステムを武術は持っているのだから、そのなかで培った強い身体やスケールの大きな考え方や生き方を、社会のなかに、世界にもっと発信すべきです。」
(『武道の原点』第8刷 本文より)
エレクトロニクス分野の技術者としてまた経営トップとして、日本のみならず世界で活躍し、常に億単位の責任を背負ってきた宇城塾長の体験は、仕事のあり方や生き方の指針ともなるものであり、ジャンルを問わず多くの人の「座右の書」となっています。
第8刷重版にあたり宇城塾長に加筆いただいたのは、空手の師である座波仁吉先生と、居合の師である川崎武雄先生についての章『師とは』。
塾長にとって師とはどんな存在であったのか。師への思いを通して語られる、武道における真の学びとは。
<もくじ>
第一章 武道を学ぶということ
第二章 型から「形」「術」へ(五つの型)
サンチンの型 ナイファンチンの型
パッサイの型 クーサンクーの型 セイサンの型
第三章 武道の原点を考える 著者インタビュー
限りなき瞬発力とゼロの力を求めて
修得はフィードバックシステムでデジタル式に
型は防御なり
生き方に反映させる武道を
世界に向け発信していく力が武術のなかにある
第四章 型は美しく、技は心で
(座波仁吉・宇城憲治 インタビュー)
琉球手から流派を越えた空手へ
投げ技――
一つの技から変化応用させた百人百様のもの
戦わずして勝つ
世界にエネルギーを発信する武道を
「師とは」(第8刷に加筆)