「心道流空手道」は、1951年宮崎大学空手道部創立とともに、座波仁吉師範をお迎して設立されたものである。当初「剛柔流」を名乗っていたが、原点に戻って沖縄の古伝空手を残そうと、1987年から「空手道心道流心道会」として発足、古来からの型、棒術、投げを特徴とする瑞泉拳など、その分解組手とともに武術としての空手の存続に力を入れている。
2002年より座波仁吉会長は初代宗家に、心道会第2代会長として松山公大主席師範(※1)が推挙され後進の指導にあたっている。
座波仁吉宗家(1914年3月5日生〜)は、首里市鳥堀町という空手で有名な環境の中で、父の座波蒲〔慶応生。松村宗棍(※2)に習い、糸州安恒とも交流のあった〕と兄の座波次郎〔知花朝信(※3)の高弟の一人〕に学んだ。兄の次郎は、当時知花の道場で後進の指導にあたるなど活躍していたが、戦時中に没した。また兄次郎の良い友人であった多和田真平などにも師事している。
(文:心道会師範 宇城 憲治)