武道 第2回ナパバレーセミナー レポート2017/05/01 

2017年4月22日(土)、23日(日)にかけてアメリカ、サンフランシスコ郊外のナパバレーで宇城塾長を招いて2回目のセミナーが開催された。参加者はアメリカ国内はもちろんの事、カナダ、ヨーロッパから集まり、初回のアメリカセミナーから参加している方から今回が初めての方まで多肢に渡った。

稽古は両日共に子供が持っていて大人が持っていない力を検証する所から始まった。複数の大人がスクラムを組み、それを押す事で動くかどうか試してもらう。ナパバレー支部長のマーク・エイブラムズ氏が指導する子供達の参加があり、子供達の親にも試してもらう事で子供達の持つ調和力がいかに優れているか、参加者は目の当たりにする事になった。そこから竹刀、木刀で打ち込まれた際、それに怯える事無く踏み込めるかどうかとの検証に移り、頭で考えるのではなく身体が知っていると言う点が伝えられた。




母親が、強固に組まれた男性のスクラムを押すがびくともしない。





母親に手を添えるだけで、スクラムも崩されてしまう。子供の力は世界共通。





相手が本気で打ち込んで来てもそれを見切って踏み込む事が出来る。










頭(文)と身体(武)において身体の重要性を説き、その為には日常生活から来る心の動きが重要である事を説明。



1日目のセミナー終了後、マーク・エイブラムズ邸にて懇親会が行われた。
参加者はセミナーでは学ぶことのできない様々な話を熱心に聞き、また塾長も理屈抜きの実践を披露した。



エイブラムズ邸、中庭での懇親会。セミナー参加者が塾長に様々な質問をする。




4人を相手にした腕相撲。瞬時に勝負がついてしまう。



2日間のセミナーはサンチンを中心に行われた。型に入る前に呼吸の練習があり、正しく行うとまず身体が重くなる事を体感した。
続いて型の中の腕受け、中割れ、虎口といった、それぞれの動きについて分解組手も含めて検証すると共に、塾長に気をかけられると技が出来るようになるだけでなく、技をかけられた後、自分が強くなっている事も各自で検証が行われた。

宇城塾長は一つ一つ丁寧に検証すると共に、技は頭で理解して出来るものではなく、体感して身体で覚えべきである事も強調した。
空手や合気道と言った瑣末なカテゴリーに捉われずにその根幹を求める姿勢、稽古において深さを求める姿勢になって初めて学ぶ姿勢の出発点になる。型は各自で稽古する事が出来る、その為に何か一つでも持ち帰って欲しいと言う塾長の気持ちが節々に感じられるセミナーとなった。



2日間に渡り、サンチンを中心に稽古は行われた。




相手に対しフォーカスが決まる一点を探す。その一点が定まると技がかかる。




宇城塾長に技をかけられた後は塾長のエネルギーが身体に流れているので逆に強くなる。




正しい姿勢が出来、気が通っていると蹴りを受けても自分は痛まない。




肘が柔らかく使えるようになって初めて肘打ちが使えるようになる。




正しい正座はすぐに立てる姿勢でもある、足と尻の間の紙が抜けるぐらい。


2日間、サンチンを通して本質に一歩でも近づくとはどのような事なのか、それを常に己に問うセミナーとなった。
大人のスクラムを倒した男の子はセミナー終了後の夜、自分の体験に興奮し、一緒に参加した両親にずっと話し続けたという。
空手というカテゴリーを超え、人間の潜在能力である気を映し、持ち帰ることができたのはなにより素直な子供であった。
塾長の気は再現性、客観性、普遍性があり、世界のどのセミナーでも実証されているが、それをカリフォルニア ナパバレーの地で、参加者一人一人が体験することができ、素晴らしいセミナーとなった。




第二回ナパセミナー 記念写真


東京実践塾 秋山 直人


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